本来フランス料理のソースの一種で、 食用油・酢・卵黄が主原料。塩、マスタード、レモン汁、蜂蜜が加えられることもある。大手メーカーの製品には、遺伝子組み換えカノーラ油や水素添加されたパーム油、合成酢、液卵、精製塩、コーンシロップ、化学調味料などで作られたものが多い。
人工着色料や香料の使用は認められていないが、ph調整剤、乳化剤、増粘剤などの添加物は規制対象外。特に酸化防止剤EDTAカルシウムニナトリウム Calcium disodium EDTA は、動物実験でも無眼・無脳胎児の発生が認められ、催奇形性、発ガン性、遺伝毒性が強いことで知られている。購入する際には内容表示を確かめる習慣をつけよう。
オーガニックのマヨネーズは、残留農薬、卵に残留するホルモン剤や抗生物質、添加物、遺伝子組み換え食品を一切含まない。一般のマヨネーズに比べて甘さや塩分がきつくなく、酸味もまろやかで味わい深い。また、増粘剤に使われるグルテンも含まな
いので、無グルテン食餌療法が必要な人にも最適だ。
<製品例> Spectrum Naturals Organic Mayonnaise
www.spectrumorganics.com
(石川まりこ)
オーガニック・ライフ・サークル会報
2004年2・3月号(No.56)掲載