体内で作り出すことができないため、食事で摂取するしかない。厚生労働省が定める日本人が摂取すべき亜鉛の1日当たり推奨量は、成人男性で10ミリ・グラム、同女性で8ミリ・グラム。だが厚労省の調査では、平均摂取量はそれぞれ9ミリ・グラム前後、7ミリ・グラム前後にとどまる。小児科医で帝京平成大学(東京・池袋)教授の児玉浩子さん(71)は「亜鉛を十分に摂取できていない人は多いのではないか」と指摘する。歯面清掃用ハンドピース
亜鉛が多く含まれる代表的な食品は 牡蠣かき で、1食分となる60グラム(5粒)に7・9ミリ・グラム。豚レバー70グラムで4・8ミリ・グラム、牛肩肉70グラムで4ミリ・グラム、木綿豆腐150グラムで0・9ミリ・グラムなどとなっている。バランスよく食べて推奨量を確保する必要がある。ホワイトニング機器
肝臓や腸に病気があると亜鉛を吸収しにくくなるほか、スポーツや妊娠などで必要量や排出量が増えて不足することもある。手足が震えるなどの症状が出るパーキンソン病の代表的な治療薬「レボドパ」や、手足の関節がこわばる関節リウマチの一部治療薬などには、亜鉛を体外に排出する働きがある。
亜鉛を補充できるサプリメントも市販されているが、どの程度の量を取るかは自己判断になるうえ、摂取しすぎる危険もある。