2015年度に前年比で増加した要因に関しては、医療の高度化、具体的にはC型肝炎治療薬の「ソバルディ錠」と「ハーボニー錠」等といった薬価が高い医薬品が保険対象となったことによる影響が大きいと分析されています。口腔内カメラ
性別、年齢別にみると、医療費支出は高齢期に集中しており、全人口の34%程度である60歳以上の医療費で、総額の7割近くを占めます。高齢では女性の人口が多いので、その分、医療費も女性が高くなっています。根管長測定器
性別、年齢ごとに医療機関でかかった診療費の疾病別内訳をみると、男女とも中高年になると、循環器系の疾患と新生物(主としてがん)が上位となります。がんの構成比が高くなるのが、男性が45歳以上であるのに対し、女性はそれより若い15歳以上です。これは、乳がん、子宮がん等女性特有のがん患者が比較的若いことによるものと考えられます(公益財団法人 がん研究振興財団「がんの統計’16」等より)。
男性でのみ上位の疾病は、44歳以下で骨折等の損傷、中毒およびその他の外因の影響、65歳以上で前立腺の疾患等の腎尿路生殖器系の疾患です。一方、女性でのみ上位の疾病は、15~44歳で妊娠、分娩および産じょくと、45歳以上で関節症や骨粗しょう症等の筋骨格系および結合組織の疾患です。