TONALITY OF LIFE

作曲家デビュー間近のR. I. が出会った
お気に入りの時間、空間、モノ・・・
その余韻を楽しむためのブログ

パウダースノーでスノーマン

2014-02-09 23:48:31 | ガーデニング
雪が積もると作っちゃうんだなあ。
スキーウエアを着込んで庭へ出る。
珍しくパウダースノーで最初がなかなか固まってくれない。
さらさらと吹雪いているように見えたのは気のせいではなかった。
ミンモがいれば一緒に転がしたことだろう。
ブリキの鉢を頭に乗せ、松ぼっくりで目を入れて完成。
2014年2月8日(土)、首都圏は20年ぶりの大雪に見舞われて。

2月17日追記
再び大雪の週末。
金曜の夜から積もり始めて、オベリスクはクレムリンの屋根のようになった。
ソチでは熱戦が繰り広げられている。

暖炉は音がするもの

2014-02-03 00:20:02 | 旅行
ロビーの暖炉は立派だった。
革張りのソファに体を沈めて足を伸ばし、しばらく炎を眺めることにした。
我が家の三人以外には誰もいない。
時おりびっくりするほど大きなパチッという音がした。
薪がよく乾いているからなのか、木の種類のせいなのか、暖炉には音があることを思い出す。

記憶のなかから松本隆の詞が浮かんできた。
~スケートぐつを肩にぶらさげて湖畔のカフェに暖まりに来たの
 かじかんだ手を暖炉にかざしてパチパチはねる炎のダンスを見てたの~
松田聖子に提供した♪「真冬の恋人たち」の2コーラス目だ。
音まで見事に描かれている。
松本隆『秘密の花園』(新潮文庫、1984年)

できればBGMを変えたかった。
こんなのはどうだろう。
ノルウェー出身のジャズ・ピアニスト、Tord Gustavsen率いるトルド・グスタフセン・トリオ。
アルバム『Changing Places』は、暖炉を見つめながら聴くのにぴったりな1枚だと思う。
雪が深々と降る夜ならばなおよい。

部屋に戻ろうとすると、2階のバーでは生演奏が終わったようで初老のミュージシャンが降りてきた。
管楽器のケースを抱えている。
個性的な口ヒゲに大きく割れたアゴ。そのままイラストにできそうな風貌だった。
どちらからともなく “Happy New Year! ” と声を掛け合った。

外に出ると満天の星空。
この日は新月で、宇宙の奥行きを教えてくれるかのように次から次へと星が見えてくる。
オレゴンコーストですばらしい炎と星に出合った2014年の始まり。

今でも気になるクリスマスツリー

2014-02-02 23:15:38 | 旅行
目指した場所が見つからず、引き返すために一旦左折した山の道。
その先に佇んだ住宅の前にすばらしいイルミネーションのツリーがあった。
暗くなりかけた森の中でカラフルな大粒の光を纏っていた。
吸い寄せられるように近づいて速度を落とす。
青や白のLEDが主流となっている日本では見かけない色合いだ。

カメラに収めなかったことが悔やまれて翌日車を走らせた。
迷うことなく見つけたものの、昼間は灯りがオフになっていた。
その後三度向かうことはなく、今でも頭の片隅で気になっているクリスマスツリー。