TONALITY OF LIFE

作曲家デビュー間近のR. I. が出会った
お気に入りの時間、空間、モノ・・・
その余韻を楽しむためのブログ

初心者早朝スケート教室@こどもの国 ~ 2010年冬

2010-02-14 13:25:10 | 子育て
開園前におこなわれる、こどもの国(横浜市青葉区)の初心者早朝スケート教室。
ミンモがめでたく抽選に当たった。
通用口からチェックインして、広大な敷地のほぼ中央、朝陽に輝く白い屋根を目指す。
真冬の青空の下、凍てついた空気がほんの少しだけ緩み始めていた。

「はーい、みんなシロクマさんになってー! のっしのっし、ガオ~」
白い柱が鏡のように映し出されたリンクに、
初めてスケート靴を履いた子供たちが四つんばいで入場する。
幼児のクラスは20名。
指導のお兄さんたちは、動物のまねをうまく取り入れながら氷に慣れさせていった。
最初はシロクマ、その姿勢から足を伸ばしてアザラシ、立ち上がってペンギンといった具合。
立ち上がれるようになるのはなかなか難しい。
あちこちでスッテンコロリン、氷と格闘する我が子に思わず声援を送ってしまう。
幼児特有の丸みのせいで、転ぶ姿もまた微笑ましいのだが。
ペンギンは、手のひらを下に向け、バランスを取りながら両足を交互に上下させる。
その動作を速めると勢いがついて、足を止めても何秒間かスーッと進めるようになる。
前方を見ながら、最後は膝に手を乗せてストップ。
二日間でだいたいこんなことができるようになった。

教室が終了すると、子供と一緒に滑ってみた。
恥ずかしながらスケートは今日が2回目。
仙台駐在時代に参加した職場レクリエーション以来...
あの時は氷の上でまったく自由が利かず、
こんなところでジャンプやリフトをしているのかと
フィギュアスケーターの偉大さを思い知らされることになった。
今日は初心者向けの手ほどきを見学することができたおかげで、転倒の回数が激減した。
かみさんが撮ってくれた写真を見ると、長身なので我ながらライザチェクのようではないか(笑)。
しかしそれは静止画での話。
動画で見ると素人丸出しで、「ミンモと並ぶとペンギンの親子みたいだったよ」とからかわれる。
やがて、一般滑走が始まると、そんな有様も目立たなくなるほどの混雑へと変わっていった。

去年から今年にかけて、ミンモにはいろんな体験をさせたいと計画していた。
今日はそこにスケートを加えることができて大満足。
感想を聞くと「また行きたい」と笑顔も返ってきたし。
しかしながら、体験をさせてもらったのはむしろ親である自分の方なのかもしれない。
子供をとおしてスケートができたことにあとから気付かされた。

1にバランス、2にバランス。
氷上でしばし夢中になった、真冬の週末。