TONALITY OF LIFE

作曲家デビュー間近のR. I. が出会った
お気に入りの時間、空間、モノ・・・
その余韻を楽しむためのブログ

ブラックベリーを摘みながら海へ

2012-10-21 09:27:21 | 旅行
「ブラックベリーをつみながらうみに行く」、
ミンモが「パパといくとこリスト」の最初に書いたというコレをとても楽しみにしていた。

10月初旬、彼の地はすでに秋が深まりつつあるのを想像していた。
しかし昼間は半袖で過ごせるほどの暖かさ。
すばらしいお天気が続いていたおかげで、ブラックベリーの季節に間に合った。
大家さん宅の2、3軒隣から海へ通じる小径があって、
その途中に野生のブラックベリーが生い茂っている。
ルビーのように赤く輝いたのについ目が行ってしまうがこれは若い実で、
熟せば熟すほど名前のとおり黒くなる。
枝にはトゲがあるから触っちゃダメ、とミンモ。
口に入れる前、フッと息を吹きかけてブラックベリーのヒゲ?を払う横顔がすっかり様になっている(笑)。
甘いのに当たると思わず声にしてしまう。
どれどれとミンモが寄って来るので、近くに生ったのを摘んであげる。
お返しにと今度はミンモやママゴンがくれたのを食べてみる。


この小径を緩やかに下って、最後は木の階段を降りると海だ。
左手には岩場、右には石ころの入り江が広がる静かな海岸。
知っているのはきっと地元の人だけに違いない。
いくつも横たわった流木の上を平均台のように歩いたり、岩の窪みにたまった海水を覗いて生き物を観察したりと、
海の空気を吸いながら久々に三人の散歩を楽しんだ。
帰り道、またブラックベリーを摘んでは口に入れながら。