2013年度診断士試験合格に向けて 

2012年度二次試験BBBC 今年受からないと期限切れなのでもう後はない…。努力あるのみ!

残り284日@診断士一次試験 

2011-10-25 12:19:53 | 企業経営論
こんにちは。

一次試験までの日数を久しぶりにカウントしてみました。
もうすぐ2011年度試験から3カ月が経つと思うと、本当に時間が過ぎるのは早いですね。
そしてストレート本科生は企業経営論の養成答練が今週末にあるんですね。
それにもびっくり…だって来週から財務の授業でしょ?
ボヤボヤしてると私が持っている勉強貯蓄なんて一気に追い越されてしまいそう
養成答練はある程度知識が完璧になったらしよう♪と思っていましたが、
トレーニング1冊を回すなりして、強制的に忘れている知識をひっぱり出して今週末に答練を解いてみます。


さて、今週は経営論週間ということなので、2次試験に必要な項目を中心にブログを通して説明していこうかと…
一人で説明をつぶやいて行くのも変な感じがするので文章につづることにしました◎
つぶやき内容は間違っている可能性もありです。(⇒自分の説明は灰色にしました)

●持続的な競争優位性とは
Q1、どのような経営資源が企業にとって持続的な競争優位性の源泉となるのか
A 長期間にわたり継続的な改善や強化を経て構築された「コア・コンピタンス」となる経営資源が優位となる。
それは
①様々な市場へアクセスする可能性を生み出すもの
例えば、もう少し安くなったら投資したいなぁと思っている会社の一つに富士フィルムがあるのですが、ここはHPにコア技術を紹介しています(http://www.fujifilm.co.jp/rd/technology/index.html⇒富士フィルムHP)
元々は言わずと知れたフィルム会社だったのに、今や化粧品まで開発するようになっています。富士フィルムだけではなく、様々な勝組み企業がこのようなコア技術は持っていると思います。

②最終製品が特定の顧客の利益に重要な貢献をすること
いくら目から鱗の出るような高度な技術でも、需要がなければコア・コンピタンスとは言えません。
③競合他社が模倣することが困難であること
この「模倣困難性」には製品だけではなく、資源や人材等の多岐の分野に渡ります。

Q2 どのような経営資源が模倣困難性が高くなるのか
A
①独自の歴史的条件を持つもの
歴史的条件=経路依存性のこと
経路依存性とは、企業の文化や能力の構築が過去の出来事や発展経路に依存している程度を表す用語のこと
自分はトヨタの生産方式を思い浮かべたのですが…
JITってたくさんの書籍が出ているので生産方式・形態を簡単に真似出来るはずですが、なかなかトヨタのようには上手く出来ないと聞きました。結局それってトヨタは経路依存性を武器に持っているということになるのかなぁと。。

②因果関係の不明性
当該経営資源の形成要因が不明である程度のこと
例えばスキージャンプでは一回飛べなくなると元のように飛べるようになるまで時間がかかるとのことです。
これは本人自信もどのように飛んでたか?なんて意識していないかららしいです。意識ではなく身体が覚えているんですね。

③社会的複雑性
当該資源が非物理式で社会的な要因によるものかどうか、ということ
社内コミュニケーションとか簡単に書式に出来ない暗黙知のことですかねぇ
④特許
法的に保護されているものは強い!(ただ、模倣されるリスクがなくなる訳ではないのでその点は注意する)

いざ説明するとなると長くなってしまいました~‥

4 コメント

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財務あれこれ (ざあらし)
2011-10-25 16:55:05
オレンジさん、こんにちわ

燃え尽きて、真っ白な灰になった、ざあらしです。

財務ですが、今年の2次は例外的にI(恐らく今年の1次よりも)超簡単でしたが、反動で来年の事例Ⅳは難化の可能性が高いです。別の方へのコメントで書いたコメントですが、財務の重要性を伝えたかったので、こっちでも流用しちゃいます。

------ cut here ------

財務・会計は2次でも必須なので、いまからコツコツが大事です。1年あれば、簿記1級も合格出来ます。(ちなみに、簿記1級は、それ単独で、合格までの勉強時間が940時間くらいかかるそうです。初心者から簿記3級合格で120時間、2級合格でさらに220時間、1級でさらに600時間だそうです)(苦笑)

CVPは、原価を変動費と固定費に分ける「固変分解」が肝です。これが出来れば、変動比率αが(売上高/変動費)で求まるので、損益分岐点売上高S(BEP)=固定費/(1-α)で求まるので、損益分岐点比率も、安全余裕率もあっという間に求まります。

今年の1次でも2次でも出たのが、どれかの値を与えずに、Xと置いて、連立方程式で解かせるパターン。中学校の数学のレベルですが、式を建てないと、答えが出ないので、それを思いつけるかどうかが、成否の分かれ目です。

1次のCVPは、与えられた指標が、損益分岐点比率が0.75で、売上高営業利益率が10%、営業利益高が1600万。求めるものは変動比率α。さて、どう解きますか?

返信する
CVP分析の回答編です。 (ざあらし)
2011-10-25 16:56:35
さて、回答編です。

答:売上高をS、損益分岐点売上高をS(BEP)、固定費をFと置く。変数が2つ(固定費は求まらないので、Fとαの2つの変数が残る)なので、式が2つ立たないと、αが求まらない。まずは、与件から、
売上高営業利益率が10%、営業利益高が1600万円なので、売上高Sは1600÷0.1=16000万円。
次に、損益分岐点比率が0.75なのでS(BEP)/S=0.75なので、S(BEP)=12000万円。

ここまでは、思いつくのですが、これだけだと、αは求まらない。
S(BEP)=F/1-αと、
S=(F+P)/1-αの2つが思いつくかどうかが肝です。

これらが思いつけば、2式のS(BEP)に12000、Sに16000、Pに1600を入れると、12000=(F+1600)/1-α,16000=(F+1600)/1-αが成り立ちます。

これで、Fが未定でも、αが0.6(60%)と求められます。TACのE先生は「S=(F+P)/1-αの1式で、(S,P)=(16000,1600),(12000,0)の2点を通るグラフで解け。」とおしゃっていました。どちらでもお好きな方式で。

2次も同じで、Fが未定でも、Fと建てておいて、海外取引を受託すると、0.8(百万円)利益が増加するので、受託すべきという結果になります。

長々と書きましたが、言いたかったのは、1次と2次の財務会計は同じ出題委員の先生が作るので、出題の傾向が似る(というか、合わせているのだと思います)。経営分析も難易度の違いはありますが、1次でも出題されました。この傾向は続くと思います。


CVP関連の計算式を一通り覚えたら、今年の1次のCVPと、今年の事例ⅣのCVPを解いてみてください。これが解ければ、CVPは「合格ライン」です。

さて、財務・会計は、CVP、CF計算書、NPV(現在正味価値)、セールスミックス、オプション、リスクとリターンあたりは、今年の2次でも前半の4つは全部出た頻出論点です。しっかりと押さえましょう。

オプション、リスク(標準偏差)とリターン(期待値)も、TACの2次演習では、毎回のように出る頻出論点です。型は決まっているので、導出の式までを覚えてしまいましょう。共分散や相関係数の式の導出とかは、出来なくてもよいですが、結果の式と、値が持つ意味(0との大小とか、1との大小がもつ意味)は覚えましょう。1次はもちろん、2次でも出ると得点源です。

2次の財務(事例Ⅳ)は、H17,18が劇簡単、19-21が劇ムズ、H22がまあアベレージ、H23が超劇簡単という傾向です。

特に今年の事例Ⅳは、NPVに正味原価係数も年金原価係数もでてこないという、前代未聞の簡単さ(出題委員の先生が、『診断士には、公認会計士や税理士のような、素養は求めていないよ。』というメッセージだと、私は個人的に解釈しております。平均点は75点から80点くらいになってしまいそうな勢いです。

よって、来年の事例Ⅳは反動で、難しくなるはず。で、オススメは意思決定会計講義ノート(通称:イケカコ)。営業レバレッジも、財務レバレッジも、事例Ⅳで出る前から載っているという優れ物。

TACのおまけの事例Ⅳ個別問題集や1次対策の財務会計の問題集をやり飽きてしまったら、是非、オススメです。

診断士を受験する以上、財務会計は1次も2次も山場になるというか、キーとなる科目なので、いくらやっても、限が無いというか、やってやりたらないことはないです。

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一発合格道場で読んでおくと為になる記事 (ざあらし)
2011-10-25 17:05:56
オレンジさんも愛読されている一発合格道場、そこのオリジナルメンバー(初学者、スト生、1.2次一発合格)で私が個人的に敬愛するふうじんさんの以下の記事がおすすめです。

【サイコロ理論・前編】
http://rmc-oden.com/blog/archives/4868

【サイコロ理論・後編】
http://rmc-oden.com/blog/archives/4910

ここから、辿れる以下の記事も

【「常識のワナ」シリーズ:財務はコツコツと】ではない
http://rmc-oden.com/blog/archives/418

【財務はコツコツではない】
http://rmc-oden.com/blog/archives/12315

【2次本科生の財務対策】
http://rmc-oden.com/blog/archives/7697

【財務・会計計算問題集を3回転】
http://rmc-oden.com/blog/archives/5075

【財務・会計の復習 時間を有効に使って得意科目に変身させる】
http://rmc-oden.com/blog/archives/7742

自分が来年1次から受験する初学者であれば、これを読んで、財務会計を年内に徹底的に鍛えるでしょう。財務会計の得意・不得意は、1次だけではなく、2次の事例ⅠからⅢを解いている間の安心感(事例ⅠからⅢがイーブンで、事例Ⅳでの勝負にならば、「勝負は貰った」感)が全然違います。

自分は、今年の事例Ⅳは「捨てて」2次を受けたため、すごく不安でした。ストレスで喘息になるほどでした。運よく難易度が過去最大級に低かったため、助かりましたが、例年だったら、「サヨウナラ」だったと思います。

なので、来年の1次まで、あと、284日しかないので、12月末までの約2ヶ月は、財務会計と、企業経営理論、運営管理の主要3科目+特に不得意な科目1つ(人によって情報だったり、法務だったり、経済だったりします。中小は直前でも全然OKなので、対象外です)の4つへの集中資源投資をオススメします。

この時期は7科目はやらない方が良いです。TACの1次講座も年内は、財務会計と、企業経営理論と運営管理の頭で終わりますが、それらの3科目への資源(時間・やる気・その他諸々の資源)の集中投資が、効果的のためです。

というか、診断士の1次の受験生の学力は、年々レベルが上がっているので、去年と同じ量の勉強をこなすだけでは、同じ結果の繰り返しになると、脅しておきましょう。「資源の漸増的投入は、最悪の選択である。」というのは、歴史が証明しています。


後、「ロジックで解く中小企業診断士試験財務・会計問題集」も良い本ですが、6000円と高価なのが難点です。年明けくらいには、安くなるといいのですけど。

長々と書きましたが、ホント、財務会計は、1次2次の肝なので、心して励んでください。

財務は積み上げ科目なので、努力した成果は裏切りません。

来年の10月21日の15時50分に満面の笑みを浮かべながら、事例Ⅳを解き始めるオレンジさんの姿を思い浮かべます。
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色々書いてごめんなさい (ざあらし)
2011-10-25 17:14:50
財務の重要さを訴えたかっただけなのですが、余計なことも沢山言っているので、気に障ったら、御免なさい。でも、TACのE先生も、「スト生には、8月頃から、財務の予習しかやらせていない。」と豪語されていました。簿記3級の知識は必須。2級のほとんどの知識を必要とする診断士の財務で5コマは、絶望的に少ないコマ数です。

自分が今年、初学者だったら、5月に簿記3級を受けて、6,7月で2級を学んで(イケそうなら、受験。駄目そうでも、講義はコンプリート)、万全の体制で、財務に望んだことでしょう。それくらい、財務には苦しめられましたし、未だに苦しんでいます。落ちていたら、もう一年、受かっていても、口述対策が待っています。ホント財務の無い診断士の世界があったらなぁと妄想してしまいます。

長々と書きました。お目汚し、失礼しました。

自分のリアルドキュメントも感想のコメント待っています。
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