【人生をひらく東洋思想からの伝言】
第89回
「人間五十年、化天の内にくらぶれば夢幻のごとくなり」(織田信長)
これは、織田信長が好んで舞ったと言われる
幸若舞(こうわかまい)の「敦盛」の一節になります。
【人間(じんかん)五十年、化天(けてん)の内にくらぶれば、夢幻(ゆめまぼろし)のごとくなり】
この意味としては、「人間の一生は短く、天上の世界と比べれば、夢や幻のようなもの」
という意味合いになります。
まさに、人生は瞬間的な映像のようなものであり、
映画のようなもので、夢や幻のようなものだからこそ、
いかに面白く楽しく生きるのかを問われているようにも思います。
その人生ドラマを ご縁のある方々と一緒に、紡いでいきたいと思います。
参考文献
『心が和む日本の名言』リベラル社
埼玉県所沢市 角川武蔵野ミュージアム