大きな樹の下で。

大きな樹のようなヒトになりたい。
みんなの憩いの場となる樹のような、
心の広い、
でっかいヒトに。

浪人DAYS。

2005-09-22 01:27:22 | Weblog






僕は浪人の中でも、
かなり恵まれた浪人だったと自負することが出来ます
大学に行っている友達は、
ちょくちょくメールくれたし、
夏休みは遊んでくれました

浪人しなかったらなかったであろう出会い
いっぱいあります
現役ばかりの塾に現れた僕に、
声をかけ
からかったりして相手をしてくれた後輩達には本当に感謝しています
浪人を気にしないとツッパリながら、
きっと、
浪人をかなり気にしていた僕は、
本当に助けられました




「浪人してよかったか




その答えは、まだわかりません
浪人にはお金がかかります

県外へ進学したくても出来ない家庭
大学に進学させてもらえない家庭
いろんな家庭があるわけ…

僕の浪人は、経済的に大きな負担をかけてしまいました
定期は三ヶ月で八万ちかくかかりました
金銭感覚、僕にはないです。
だから、
よくわからないけれど、
わからなくたって、
鈍くなっちゃいけないと思うんです

しかし、
収穫もたくさんありました

第一志望校への合格はもちろん、
人間関係が深まったこと、広がった事
価値観などの人生観の変化など
・・・とにかくたっくさんあります。

人の絆というものを、再確認した浪人daysでした

滑り止めの大学に行っていれば、今僕はここにいません
違う出会いがあって、違う体験をしています
「浪人しなくてよかった」って思っているかもしれません
思っていないかもしれません



プラスマイナスで考えればプラス。
でも、
マイナスがあるのを忘れてはダメです
「よかった」って、
言っちゃダメなんです
これは僕の意地ですけど




「浪人してよかったか




その答えはわからないけど
多くの人に支えられて、
楽しい浪人days」を送ることができた僕は、
本当に幸せ者です



今日は
寮で浪人している後輩と会ってきました
頑張ってるみたいでなにより
浪人なんて、
したくてする人はいないわけですが(笑)、
ただ受かる、受からないのレベルに終わるんじゃなくって、
この我武者羅な1年を
意味のあるものにしていってほしい
そう思っています


偏差値がどーだとか、
あいつは頭いいだとか、
浪人したからにはいい大学行かないと笑われるとか
変なプライドや意地
ゴミ箱に捨ててしまえ


浪人あがりで大学に入ると
現役の生ぬるさみたいなのに
げんなりするときがある

1年って
けっこう大きいんだなって実感する



別に、「現役だから」とか、「浪人だから」とか
言うつもりはないんですけどね、
ただ、
数的に、と言いますか、
統計的に、そういう傾向を感じるのです
現役とのギャップを感じてしまうわけです



頑張れ、浪人生
この1年は
決して無駄なんかなじゃない



遊びに来てる友達が見せてくれたキャンプの写真の中に、
セミの脱皮の写真がありました
まだ茶色になってなくって、
綺麗な色してた

セミって、
すぐ死んじゃうんだよね


息を切らしてさ
駆け抜けた道を
振り返りはしないのさ

終わりなき旅/ミスチル)


全力疾走してたら、
成功だとか
失敗だとか
先のことのイメージなんかないんです
過去の事なんか、
思い出して浸ったりしないんです

セミは
常に
今、この瞬間を生きてるんです


全力で


頑張れ、浪人生