大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

<徘徊>を使わない動き広がる

2018年03月28日 05時19分46秒 | 日記
「認知症の人が一人で外出したり、道に迷ったりすることを<徘徊>と呼んで」来ました。しかし「認知症の本人からその呼び方をやめてほしいという声が上がり、自治体などで<徘徊>を使わない動きが広がっている」そうです。「認知症の本人が政策提言などに取り組む『日本認知症本人ワーキンググループ』は2016年に公表した『本人からの提案』で」訴えを行っています。「代表理事の藤田和子さん(56)は『<徘徊>という言葉で行動を表現する限り、認知症の人は困った人たちという深層心理から抜け出せず、本人の視点や尊厳を大切にする社会にたどり着けない』と話さています。
ご存知の通り、大牟田は<介護の大牟田方式>で世界から注目されていますが、新聞にも「福岡県大牟田市は、認知症の人の事故や行方不明を防ぐ訓練の名称から<徘徊>を外し、15年から<認知症SOSネットワーク模擬訓練>として実施」していることや「スローガンも<安心して徘徊できるまち>から<安心して外出できるまち>に変え、<道に迷っている>などと言い換えている」ことが紹介されています。その外、兵庫県や名古屋市の瑞穂区東部、東京都国立市などの取り組みが紹介されています。「厚生労働省は、使用制限などの明確な取り決めはないものの、『<徘徊>といわれている人の行動については、無目的に歩いているわけではないと理解している。新たな文書や行政説明でなどでは使わないようにしている』(認知症施策推進室)」とのことです。<徘徊>という言葉を使わないことから認知症への理解は進みます。
(下:2018年3月25日朝日新聞「<徘徊>と呼ばないで 本人要望 自治体見直しも」より)


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