大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

八幡製鉄関連施設~<撮影禁止>に不満続出

2015年06月17日 07時27分04秒 | 日記

「明治日本の産業革命遺産群」のうち、「官営八幡製鉄所関連施設」も公開方法の工夫が迫られています。

 世界遺産対象の3施設(旧本事務所、旧鍛冶工場、修繕工場)は新日鉄住金八幡製鉄所の構内にあります。北九州市は敷地を借り、見学者用眺望スペースを設置したものの、機密保持を理由に『写真撮影禁止』となっていて「不満続出」なんだそうです。(下:2015年6月16日西日本新聞・木村知寛「『稼働遺産』撮影難題 気密性高い製造現場 企業『認めたいが、、、』」より)

 「何故撮影ができないの」でしょうか?3施設があるエリアが「鉄道用レールや電磁鋼板などの高級鋼材を製造している」場所でもあるからです。又、2012年には「特殊鋼板の製造技術を不正に入手した」として、韓国大手ポスコに損害賠償を求める訴訟を係争中だそうです。「八幡製鉄所にとって、産業スパイ対策は重要課題で、そもそも新日鉄には、稼働中の構内にある遺産の登録に強い反対意見があった」そうです。

 「市は『登録を観光の起爆剤に』との思いがあるが、製鉄所側は構内を無制限で公開するのは困難という立場だ」そうで、今後も両者の協議は続けられるそうです。新聞では「稼働中の施設内にある世界遺産は珍しい。その価値を見学者に体感してもらうために乗り越えるべき課題は少なくない」と結ばれています。


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