大牟田の宝もの100選が改訂中です。5つの宝ものが無くなったからです。現在、補充候補を10点に絞り込み、市民投票が行われました。この機会に旧100選にはどんなものが選ばれているのか、見てみます。(下:チラシより)
もともと、旧100選には「書画骨董、食べ物、人物」は対象外になっています。今後は「世界文化遺産」への登録との兼ね合いも出てくるようです。ユネスコや日本・文化庁の指定や意義付けも出てきます。ユネスコの場合、「世界遺産ー自然、文化、複合遺産」、「無形文化遺産」「記憶遺産」があります。産業遺産、土木遺産など国際学会指定登録もあります。
そうした点から見ますと、地方色豊かな食、農作業、漁労法、労働作業と関連道具も一つのジャンルになると思います。大牟田の場合、干拓の土木遺産があちこち残されています。川の少ない三池・大牟田地域はため池も大事な水資源地でした。炭坑電車敷跡は大牟田の万里の長城として評されるように大事な高架土木遺跡です。大牟田港も三池港につながる大事な工事がされ、囚人労働も使われています(大牟田市史より)。全体的に土木関連のタカラモノがまだたくさんありそうな気がします。
「私たちも故郷大牟田の宝ものを捜して、もっと大牟田を好きになって」と呼びかけられています。