新音楽療法邪説

音楽療法は、音楽の持つ様々な特性を必要とされる人々の課題解決のために応用される音楽臨床技術の総称として用いられています。

譜表と音部記号

2022年02月14日 06時55分41秒 | 音楽の知識(musicology)

ご訪問ありがとうございます。

専門家の方々は見るまでも無く、譜表ってなにぃって言う方も、ホンマかいなというような信憑性の話になりますが、お付き合い下さい。

これまで出てきた音楽の話の中で、きちんと説明していなかった音楽用語が有ります。そうです、今日のタイトルの通り、譜表と音部記号…

もう乗っけからですが、漢字変換がですね、歩兵・不評・付票となかなか譜表と出て来ません。音符の時とは大違いです。やっぱり、社会の隅っこの存在なんですかね。

 

まず、【譜表】です。

譜表とは、何本もの平行線が等間隔に並んでいる線組織のことで、音高を記すために使われています。これを譜表記譜法と言うのですが、今日的には線が5本の五線譜表が一般的となっています(とは言ってもギター譜ではタブ譜の方が流行っていますけどね)。

五線が一般的と書きましたが、譜表記譜法の原則からすると、実は線は何本でも良いことになります。譜表の位置における音符の位置によって音高が示され、その位置が同じなら音高も同じ。譜表に示された音符の位置が高ければ、それが示す音高も高いと言うのが、譜表記譜法の原則だからです。

現代風に言えば音楽アプリのピアノロールのようなもので、左の(大抵は)鍵盤の右側に印を付けても、音高を読み取る事ができます。この印に音価(音符の形、つまり長さのこと)を与えれば、私達が普段使っている楽譜と同じように音楽を再現する事ができます。ただし、もうひとつの音楽記号が譜表に取り込まれれば…

それが、【音部記号】なのです。音部記号とは、音名の位置を表しているので、音名記号とした方が良いとする方もいるのですが、ここでは慣例に従って、音部記号として取り扱います。

音部記号は、皆さんよくご存知のト音記号、ヘ音記号、それからハ音記号…

ハ音記号はあまり馴染みのない方もいると思いますが、譜表の中でよく位置が動く記号です。他の記号も、理屈から言えば、記号のある部分が音の位置を示す事になっているので、それがどの線にあるかで、記号のあるところがある音の位置になるわけなんです。でも、ハ音記号以外は定位置以外のところに位置している楽譜を管理人は見た事がありません。

ところが、ハ音記号はオーケストラや昔の合唱譜などでは、結構定位置と違うところにハ音記号のある部分が位置している事が有ります。

文章だけでは伝えにくいのですが、各音部記号の有る部分が譜表のどの位置にあるかで、音の絶対的な音高が示される事になるのです。

五線とト音記号を例にお話ししましょう。五線の下から2番目の線にト音記号(🎼)を書くと、その位置の音はト音、つまり階名でソの音を指す事が決定します。トと言うのは、日本式の音名のことでしたよね。

また、へ音記号は五線の下から4番目の所にへ音記号の書き始めの位置を置くと、へ音、つまり階名のファの音を指す事になるのです。

同じようにハ音記号も、五線の3番目の線にハ音記号のある部分を置くと、3番目の線がハの音の位置を示す事になります。でも何故か、ハ音記号は楽譜によって2番目の線にあったり、4番目とかに書かれていたりします。当然、その線上がハ音、階名でいえばドの音という事になります。

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。記憶を頼りに、浅い知識で書いておりますので、間違いもあるかもしれませんが、その辺は大目にみてやってください。

 

 


今日もお天気は良いそうな・・・

2022年02月12日 08時10分15秒 | 音楽療法士の休日(Vacannza musicoterapista)

 

朝早くから、ゴミステーションに可燃ごみを持ち込む集落の人たち、歩きの人もいますが、ほとんどクルマで来られます。カターンと扉の開け閉めが聞こえ、人々のあいさつの声や天気の様子など、情報交換も・・・

ほう、今日も天気が良いのか。と、布団の中から窓を見ると、もうずいぶんと明るくなっている。予報では曇りだったらしいが・・・

実は、昨日天気が良かったので、気になっていた近くにある滝を見に行くことにしたんです。これよりは昨日のお話。

 

滝までの路は除雪の後もあり、クルマで行けました。その先も除雪されているようでした。工事関係の大きなクルマも走っているようだったので、除雪はそのせいかと思いながら、駐車場にクルマを止め、下りるともう遠くに滝が見えます。

遊歩道を歩いていくと、滝がどんどん近づいてきますが、驚いたことに遊歩道も除雪の跡がありました。ここは手作業だろうと。集落の何方がやっておられるのか分かりませんが、自分だったら小型の除雪機でもないとやれそうにありません。

大雪から大分経っているので、雪は自分の想像より少なかったですが、水量、水の勢いは夏場よりもあったように思います。

名瀑と比べれば、本当に小さな滝と遊歩道ですが、集落の人々が愛着を持って維持管理していることが分かりました。

 

この後、棚田にも行ってみたのですが、自分のFF車では、とても無理で、全行程の1/3も登れませんでした。残念です。来季は、雪の棚田を展望小屋あたりから写真に撮りたいものです。

 


いいお題を頂戴しました

2022年02月09日 00時36分07秒 | 音楽の知識(musicology)

ご訪問ありがとうございます。

音楽療法士の皆さんには全く必要のない、音楽の知識の解説ですが、一般の方に色々と説明しようと思うと、なかなか大変なのだと言うことを実感しています。

本日は、この辺について語って見たいと思います。

 

「音符のお名前」へのコメントで、音楽の知識のある者なら、言葉で表現するのも難しく無いのですね、と言った感想をいただきました。

ですが、冒頭のように、実はなかなか大変。

一応、前にもご紹介した「音楽キーワード事典」なるものを参考にしているのですが、この事典、別に文字だらけと言うわけでもなく、図表や記号の類もふんだんに使っているのですよ。

これを参考としながらも、まぁ、一般的なエディタですから、音楽で使う特殊な記号が使えない分、さてどうしたものかと言うところから、考えていかざるを得ないのです。

で、音符の場合、○とか、尻尾などと言う表現をしながら、特定の音符の形を想起してもらう訳です。小学校の時点で、音符の形は学習していて、音符の判別は皆わかると思うのですが、その名前までというと、忘れてしまった方も多いかも知れません。日常生活で、そこの四分音符なんて使いませんものね。もうその時点で、音楽の部活やっているとか、成人であれば、アマチュアの合奏団や、バンドをやっているとかになってしまうと思うんです。

 

ん?

今、お話の大前提が崩れてしまうようなことが起こりました。音符の形が入力した所で、何と♩♪♫♬が出てきました。今時のタブレットすごい……

まぁ、でも特殊な記号全てと言うわけにはいかないでしょうから、続けましょう。

記号が出て来たので使いましょう。

要するに、

♩は四分音符と言い、♪の倍の音価(この場合音の長さのことです)がある。そして♪は八分音符と言う。

うん、記号が使えるとすごく説明しやすい。

でも、音符の形を皆理解していると言う前提でならこの説明もできるのですが、相手に音符の形が分かっていないと、♩と伝えても、相手は♩を想起することが出来ず、玉に棒を刺したものって何? と言うことになってしまうわけです。

逆説的に、理論というか、音符の形のことや名前、それが意味する長さのことなどを分かっているがが故に、言葉が通じなくても音楽を理解したり、アンサンブルを楽しんだりする事が出来るわけで、これってすごい事なんだなぁ、と思う訳です。

最後までお付き合いいただき、有難うございました。管理人の頼りにならない記憶と知識で投稿している記事ですので、間違いもあるかもしれませんが、大目に見てやって下さい。

 

 

 


音符のお名前

2022年02月08日 12時27分10秒 | 音楽の知識(musicology)

ご訪問ありがとうございます。

今日は音符の話です。音符ってなぁに? と言う疑問もおありでしょうが、今日は姿かたちとそのお名前について紹介していきます。

白い玉やそれに棒がついたもの、あっ、黒いのもありますね。黒い音符には棒だけでなく尻尾のようなものも付いていたりしますよね。それぞれ意味があるのですが、これだけだと実は「歴時」と言って、その音をどれくらい発音したらいいのかということしか分かりません。まぁ、音符とは音の長さを表すためのものなので、当たり前と言えばあたりまえです。

そして、その音符がもう一つの役割を果たすには、音部記号と言って譜表を構成している線と間のどこがどの(何の)音なのかを決める記号が記された譜表上のどの位置に置かれるかによって、音の高さを示す事が出来るようになるのです。

 

前置きが長くなりましたが、本題の音符の話に入ることにしましょう。冒頭、白や黒の玉とか、棒があったりとか言いましたが、ちゃんと名前がついています。白・黒関係なく(場合によってはカラーリングされていることも。でもこれは別な話です)丸の部分を音符の頭ということで、「符頭」、棒のことを「符尾」、棒から出ている旗のようなものは「符鉤(ふこう)」と呼びます。

五線の楽譜を普段使っている管理人は、黒い玉に棒のついた音符を基準に楽譜を考えていますが、白玉を標準に考えていた時代もあったようです。現代では、白い玉に符尾の付く二分音符以外ほとんど使うことはないのですが、昔々は全音符(白玉)、二重全音符=ブレヴィス(白□)と音価が伸びていき、longa、maximaといった音符にはまた棒が出てくるのです。

しかし、時代が下って来るにしたがって再現性がむずかしくなってきたので、白玉に棒を書き足して音価を半分にしたり、玉を黒くしてさらに音価を半分に・・・

あとは、尻尾を付けたり、旗をくっ付けてみたりして、黒符五線記譜法となって定着したのではないでしょうか。世界中で音楽に親しんでいる人たちが、言語上の呼び方は違いますが、みな同じ考え方で楽譜に向き合っているのは、面白いと思いませんか。

管理人が昔の記憶と勝手な思い込みで書いている記事なので、間違ったところがあっても多めに見てやってください。また、ご指摘も歓迎です。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


今夜も雪です、雪国っぽくてムフフ…

2022年02月07日 18時21分12秒 | 日々の暮らし

写真ではよく分かりませんが、結構降ってます。

先週金曜日の帰り道ほどではないけれど、降ってますよ。

管理人の住まっているところは、佐渡中心部、国仲と言うところから峠越えをして沿岸部の方になるので、雪は大して苦になりません。

むしろ峠付近が雪国っぽくて楽しい感じです。妙高や十日町辺りになると、楽しいでは済まなくなってくるでしょうけどね。

さて、明日の朝は、どれくらい積もっているのでしょうか。

 


出不精な理由?

2022年02月05日 11時22分48秒 | 日々の暮らし

今朝はご覧のような有様で、「春を探しに」なんてとんでもありません。

実は雪のあるうちに棚田や、滝の様子をカメラにと思っていたのですが、諦めます。この様子だと、山の積雪量は相当なはず。

FFだと、どうしても億劫になっちゃいます。車は足代わりなので余りこだわりは持っていないのですが、アウトドアに興味を持ってからはいつも4WDでした。

ジムニーも乗ったことがあって(55ccの頃)、川に突っ込んでエンストさせたことも。崖を降ろうとして、そのまま転げてしまった事もありましたねぇ。

いやいや、今はできません。

昨日の帰り道で、分かっていたんです。今日は、外に出るのよそうって………

陽は差しているんだけど、風の音もするし、寒いの嫌だし、BACH聴きながら、お片付けでもしようかなぁ。

 

 


今日は立春、春です!

2022年02月04日 12時11分03秒 | 日々の暮らし

立春でも、空はどんよりしています。

地元の漁師さんたちは、朝からお仕事です。

ちょっと波が高い気もしますが、これくらいヘッチャラなんでしょうかねぇ。管理人的には船酔いしちゃいそうですが。

峠はまだこんな感じです。弥彦山もまったく見えません。

 

昨日は節分でしたが、皆さんは、豆まき派? 恵方巻食べる派?どっちですか?

管理人は今年初めて、恵方巻を食べて見ました。でも、どの方角を向いたら良いのか分からなかったので、今年も良いことは無さそうです。

週末もお天気は荒れそうなのですが、やっと立春ですから春を探しに外へ出て見ましょうか。福寿草はまだ早いでしょうけれども…………

 

 

 

 


黒鍵? 全音? 半音? 

2022年02月03日 07時33分39秒 | 音楽の知識(musicology)

ご訪問有難うございます。

前の回で、黒鍵の存在に気づいた話をしました。

同じドでも、高さが違う事もわかりました。ある鍵の右隣の鍵が、その鍵よりも高い音であることは、誰でも直感的に分かると思うのですが、では黒鍵は何のためにあるのでしょうか。その存在意義は……………

楽器には、黒鍵のないあるいは黒鍵に相当する仕組みの無いものもあります。そもそも黒鍵とは何なのでしょう。

今さらですが、ピアノには白鍵と黒鍵がありますよね。それぞれ隣り合う音は半音という音の高さの「差」あります。ドから、白鍵を順に右隣に弾いていくと、半音プラス半音、つまり全音という音の高さの「差」となるのですが、それでも、2箇所だけどうしても半音という音の高さの「差」が生じます。

これが、ハ長調と言う調子になります。ドから数えて3番目と4番目の間が半音の音の高さの「差」、7番目と8番目の間も半音の高さの「差」が出来ます。

白鍵のどこから弾き始めても、ドレミファソラシドと聞こえるようになるために、黒鍵はとても大切なものとなります。先述した3番目と4番目の間を半音にするため、7番目と8番目の間を半音にするためには、黒鍵がないと出来ないのです。

そのおかげで、白鍵のどこから弾き始めても、ドレミファソラシドと聞こえるように弾くことができます。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。くだらないことばかり書き記しておりますが、それでも管理人の音楽事始の如く、不思議に思っている方、関心を持っていただける方いらっしゃるのでは、とupしてみました。

 

 


鍵盤のどこがド?

2022年02月02日 06時56分12秒 | 音楽の知識(musicology)

ご訪問有難うございます。

今日は、鍵盤のお話をしたいと思います。と言っても、外からは見えない梃子棒とかの話ではなくて、ドの音って、鍵盤のどこなのって言う、昔話です。

管理人が小学校の頃、ピアノというか当時は足踏み式のオルガンが一般的でしたが、何と両手を使ってオルガンを弾くお友達がいました。

管理人は、鍵盤のどこら辺がドの音なのか、見当もつきませんでした。何となく、向かって右側の鍵が左隣の鍵よりも高い音がすると言うのは分かっていました。

でも、どこがドの音なのか分かりません。

見当をつけて、適当なところからドレミファソラシドとやると、なんか変な感じです。ドレミファソラシドに聞こえないのです。

この頃は、黒鍵は何であるのかわからず、無視していました。何度も引き始めの音を変えて、ドレミファソラシドと繰り返し弾いて見ます。

すると、たまぁに、ドレミファソラシドと聞こえる引き始めの場所に遭遇します。でも、その場所を覚えていることができませんでした。

 

こんな事、音楽療法のblogで書くことでは無いのかも知れませんが、もちろん音楽療法士に発進しているわけでは有りません。失礼な話ですよね。音楽療法ってなんだろう、と疑問に思っている方々に、音楽療法士って、こんなことも習得しつつ、人と交流を持つ仕事だと、思っていただければ幸い。

 

で、話を元に戻すと、そこで続いたのですよ、黒鍵のことを!

黒鍵って、2個のかたまりと、3個のかたまりに分かれて並んでいますよね。

管理人は気付いたのです。黒鍵の2個のかたまりの左側の左隣の白鍵が、どの音だと……………

これで、いつでもドレミファソラシドを始められるようになりました。

でも、まだ曲は弾けません。ピアノを弾けるようになったのは、高校生になってからの事でした。

今日は、ここまで。

お付き合いいただき、有難うございました。

 

 

 


石原慎太郎氏逝く

2022年02月01日 19時08分26秒 | 時事(current topics)

今日は、御大が逝きました。

管理人とは何の縁もゆかりもございませんが、またひとつ、昭和が消えていきました。

昭和の歌を聞くお年寄りも、減っていきます。

でも、歌い継いでくれる人はいます。

う〜ん、ここでも担い手養成か!