仙台空港までバスで移動。
仙台空港アクセス鉄道は運転を再開したものの、肝心の仙台空港駅まで通じていないため、臨時バスを利用した。空港まで45分くらいで1000円。
写真は仙台東部道路を走るバスから海側を撮影したもの。この道路の盛土が堤防の役目を果たしたため、東日本大震災の津波はここで止まったとのこと。海側の水田地帯を撮ったのだが、塩害のために耕作されていない。
豊かな稲作地帯の変わり果てた姿に言葉も無い。
去年11月以来の仙台駅。
仙台も暑い。15:00の駅前の気温は35℃だった。
さて、7月16、17日の2日間、東北6県の県庁所在地の祭りが仙台に集まるイベントがあるということで、市街地はものすごい人ごみだ。昼食をとろうにも、全ての食堂で人が並んでいる状態。
パレードがあるという定禅寺通りまで徒歩で移動した。
7月17日
暑い。
昼前の新幹線で仙台へ。通常なら45分ほどで着くはずだが、地震被災による徐行区間があるのだろう。57分で走行する臨時ダイヤになっていた。
岩手県内は通常の速度で運転したが、宮城県に入るとにわかに減速。140km/h程度の速度で仙台まで走行した。
仙台に近づくにつれ、屋根にブルーシートを被せた民家が増えてきた。よく見ると屋根の形状が歪んでいる。震災の影響だろう。
ブルーシートを被せた民家は私が見た限り100%瓦葺だった。重量があるため、構造的に弱いのだろうか?
新幹線の車体にこんなシールが貼ってあった。
今から乗る新線区間(新青森~八戸)は開業後1週間で東日本大震災に被災し、出鼻をくじかれた所だ。
3連休初日だが、新青森出発時点の乗車率は約30%といったところか。七戸十和田、八戸で乗客が増え、盛岡到着時には約50%の乗車率。
肝心の車窓は、青函トンネルに次いで長い八甲田トンネルを通過するなどトンネルばかりで、新幹線というよりも地下鉄だ。
67分で盛岡に到着。
今回の旅のメインディッシュ、新線乗車!!
新青森は新しくピカピカの駅舎だった。
在来線改札は隅に追いやられており、新幹線客の扱いが主の駅となっている。
何年か前に新青森駅の近所を特急で通過中に、窓から線路脇を散歩するキジを見かけたが、現在の駅周辺からその面影は無い。
12:04函館発のスーパー白鳥で新青森に向かう。
車内整備中、ホームの立ち食いそばに目が止まった。美味そうに見える。
満腹にもかかわらず、我慢できずにイカ天そばを注文。味は…、空腹の人以外にはオススメできない。
東北勤務時には何度も乗った特急だが、青函トンネル区間は初めての乗車。
青函トンネル自体も12年ぶりくらいで久々の通過だ。
スーパー白鳥とは名ばかりで、海沿いでカーブが多く、単線の江差線をのんびりと走る。津軽海峡線は140km/hで爆走するもののトンネルばかりでスピード感は全く無い。津軽線は直線区間が多いものの単線で、駅付近で分岐機通過のために減速するため大して速くない。
2時間9分で新青森に到着。