麦は放浪癖

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一畑電車

2011-11-01 21:34:52 | 旅行

10月28日 夜

22時過ぎにレンタカーで東海市を出発。目指すは神話の里、出雲の国。
島根県松江市から宍道湖の北岸を経由して出雲市を結ぶローカル私鉄「一畑電車」の乗りつぶしが第一目標。

今回は3泊4日の自動車旅行。日中はローカル私鉄に乗り、夜間に移動する計画なので、車内に防寒服や毛布を積み込むという普段とは一味違う準備を整えた。

伊勢湾岸自動車道 → 東名阪自動車道 → 新名神 → 名神 → 京滋バイパス → 名神 → 中国自動車道 の王道コースをたどり、大佐SAで力尽きて車内泊。本当はもうひとつ先のSAである七塚原SAまで進んで給油がてら泊まりたかったのだが限界だった。
そう言えば、9月に九州まで走ったときも大佐SAで車中泊だった。このときは寒くてろくに眠れなかったのだが、今回は毛布が活躍し、すぐに寝付けた。

大佐SAでは2時間ほど仮眠を取ったが、足りない。結局、七塚原SAで給油がてら、改めて1時間ほど仮眠を取って、朝5時過ぎに再出発した。

10月29日

三次ICで高速を降り、R54を北上。途中から県道を経由して出雲市街には7時に到着。そのまま市街地を通過して一畑電車の出雲大社前駅近くの公共無料駐車場に車を停めた。天気は曇り。

出雲大社前駅は、出雲大社の参道に通じる門前町に面しており、洋館造りの可愛らしい駅舎だった。内部はドームになっており、ステンドグラスやシャンデリアの明かりがやわらかな照明になっていた。

駅のホームには南海ズームカーが黄色に塗られて停まっていた(写真右)。思いがけないところで20年ぶりの再会だ。ズームカーの車内は、南海を走っていた当時のままの木目の化粧版が使われており、懐かしかった。ズームカーで北松江線と接続する川跡まで乗車。

川跡で乗り換えた松江しんじ湖温泉行きは、元京王5000系だった(写真右)。大学時代には随分お世話になった車両だ。これも約20年ぶり。ところが走り始めると、モーター音が京王線で聴いたものと明らかに違う。
それもそのはず。京王のケージは1372mmだが、一畑電車は1067mm。車体は京王5000系だが、台車は営団地下鉄3000系のものだそうな。

松江しんじ湖温泉駅からJR松江駅まで徒歩で移動。松江から出雲市まではJRの特急で移動し、電鉄出雲市駅から再び一畑電車で出雲大社前へ向かった。
私を含め、出雲市で下車したJR特急の客が20名くらい一畑電車に乗り換え、更に川跡で乗り換えて出雲大社前まで乗車していた。大赤字で先行き不透明な一畑電車だが、この客の流れを上手くつかめば観光鉄道としての光明が見えるかもしれない。

時刻は11時。出雲大社前駅近くで出雲そばを食べてから車に乗り込んだ。次なる第二目標は「井原鉄道」の乗り潰し。

米子自動車道の蒜山高原SAでちょっと休憩。蒜山名物のジンギスカンを食べたかったが、レストランが満席だったために諦めた。


蒜山高原SAの展望台から眺めた大山。


こちらは蒜山。