テレビをつければ、どこもかしこも“ひな壇”形式のバラエティー番組ばかり。
今や1週間の“ひな壇番組”は『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)など、なんと10以上に!
「出演する芸人さんたちの“立ち位置”に注目すると、もっと番組を楽しめます」と言うのは、お笑い芸人評論家のラリー遠田さんだ。
「“ひな壇番組”は詰まるところチームプレー。
出演者のトークだけで1時間も2時間も視聴者を引き込めるのは、いじられる人もいれば、にぎやかす人もいたり、もの知りもいれば、ちょっと天然もいたり…それぞれが自分の“役回り”に徹しているからなんです」(ラリーさん)
制作側が彼らを使いたがるのも、ひな壇での自分の役割を理解して動いてくれるから。
そんなひな壇芸人の出演枠を大別すると、「いじられ枠」「ガヤ枠(絶えずガヤガヤしゃべって番組をにぎわす枠)」「ベテラン枠」「新人枠」「裏回し枠(司会者のサポートをして番組を回す枠)」「オンナ芸人枠」の6つに分けられる。
ひな壇ワールドでしのぎを削り、揺るぎないポジションを確立した芸人たち。
彼らの分類と格付けを知れば、番組がますます面白くなる。
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