奈良県は生駒の山里にある
高山の地は
古くから茶筌の里として
知られています
本日はその高山にて
室町時代より現在に至るまで
一子相伝で茶筌を作り続けている
翠華園さんにお邪魔して
研修茶事を行ないました
今回の研修茶事は
今年唐物・台天目・盆点の
許状をいただくことになった
社中六名が亭主・半東を
分担して行ない
客として社中四名を
もてなすという形で実施しました

朝九時過ぎ
亭主側の六名が到着
翠華園さんでは
道具からお茶・お菓子
懐石まで一切
ご準備いただけます
到着したらすぐに
各自お茶をはいたり
露地掃除・打ち水や
点前の準備などにとりかかりました

10時半
客四名が到着
待合で白湯をいただき
露地の外腰掛に出て
迎え付けを受けて
蹲踞を使って席入りです


「古今無二路」
今日は
掛物のみ持参いたしました
初炭
懐石
中立ち
濃茶
後炭
薄茶
六名は
それぞれ自分の役割に集中すると共に
互いに助け合いながら
茶事を進行してくれました
日頃の稽古で培った
基本をもとに
臨機応変の生きた勉強が
できたのではないかと思います
今日は
私自身に余裕があったので
懐石のいただき方など
普段の茶事では
お伝えできないような細かいことも
確認しながら進めることが
できました
行き届いたご準備をしていただいた上
自然豊かな
素晴らしい環境の中で
本格茶事を勉強させていただき
また
茶事終了後の後片付けも
全てやって下さいまして
全てやって下さいまして
誠にありがたく感謝でございます
翠華園さんのHPは
こちらです
茶事だけでなく
茶杓・茶筅作りの体験なども
できます