今日より
二十四節気の「芒種」に入りました
稲など芒(ノギ)のある
穀物の植え付けの季節とされます
田植 梅雨入り 紫陽花 ...
今年ももうそんな季節に
なったのですね

朝八時頃
自宅から歩いて稽古場に向かいます

玄関周りの掃除と
打ち水をします
室内に入ったら
まずはトイレ掃除をし
それから
玄関・廊下・鞘の間・水屋・茶室の順に
掃除をしています
そして
干しておいた布巾等を
たたんで定所にしまい
炭を熾して
釜をかける支度を始めます
そんなことをしていると
早めにお越しのお弟子さんが
到着されますので
水屋でお茶をはいていただきます
掛物は
前日までに掛けていますので
前日までに掛けていますので
私は
床に花を飾ったりいたします
お菓子を菓子器に盛り
皆さんが揃われる十時頃には
あらためてご挨拶をして
本読みからお稽古を始めます

「魚行水濁」
川の中の
誰も知らない小さな一匹の魚でも
動けば水が濁るように
”どんな行動も必ず周囲に影響を与える”
という意味のようです
「風が吹けば桶屋が儲かる」
なんていう言葉もありますけれど
たった一人の小さな行動が
世界を変えるような
思いもよらない原動力に
なることもあるでしょう
日々の
ひとつひとつの行動を
大切に丁寧に
行なっていきたいと思います

「清流無間断」
大徳寺黄梅院太玄師

丸卓 薄茶点前
日頃薄茶の稽古では
拝見を省略していますが
本日は
両器拝見をしていただきました
また
お客様お二人の時には
替茶碗の稽古をしました
そして今日は
亭主相伴の稽古も
していただきました
こういった応用編の稽古は
研究会の時などに
これまでに何度も行なっていましたが
茶事の中でその稽古が
生かされていないことに
度々気づかされます
私は伝えたつもりでも
実際には
十分にお伝えできていなかったのは
私の責任ですので
今一度通常の稽古のありかたを
見直してみようと思っています

干菓子 松風 正観寺丸宝