富田林百景+ 「とんだばやし」とその周辺の魅力を発信!「ええとこ富田林」

大阪の東南部に位置する人口10万ちょっとのごく普通の町、富田林。その魅力を、市民の手で発見していきます。

【長編】富田林おもろウォーク3 石川東コース=石川東班=

2020年11月23日 | 館外活動

富田林百景が来年2月28日に企画(予定)している「おもろウォーク」にむけて、富田林市域の見どころを掘り起こしをメンバー自身の脚でしています。その第3弾。その成果は、まち巡り「おもろウォーク」のほか、「おもろウォーク」地図(富田林市域の見どころを巡るコースと解説)なども作る予定です。

 

11月10日 9:25 嬉 腰神神社

9時に近鉄 汐ノ宮駅をスタートし、千代田橋を越えて、まずは腰神神社へ。

 

「馬つなぎの藤ノ木」

楠公さんの乗っていた馬の腰が立たなくなったのをこの藤ノ木につないだら、治ったといういわれの藤。

春にきれいな紫の花が咲きます。

楠公さんの愛馬 千早丸

 

ご神体は金胎寺山の巨石。腰の神様として知られています。創建は大化の改新のころと伝わります。

 

9:46 「きつーィ」 願昭寺のきつい坂を、てくてくと、いやとぼとぼと歩くメンバー。

 

10:05 なんとか願昭寺に到着。仁王さんが迎えてくれました。

 

すごーィ」 大阪で唯一の木造の五重塔。

 

圧倒的高さで皆さんびっくり(big-ri)!

塔高37.3mの平成の名塔。国内の五重塔では10番目の高さ。

 

慶照門(仁王門)、鐘楼、五重塔、金堂と並ぶ姿は圧巻!

 

これまたでかい!鐘

おもさ12トン。全国4位。釣鐘の内側まで銘が入ってます。

 

仁王さんの仁王立ち

 

慶照門の前で、眼下を眺望する。

 

きれいな仏様ですね。

 

大灯籠の前では、アリん子のように小さい。

 

丘の上の神社に向かう参道。ここもかなりしんどい。

 

登ったご褒美の眺望!

 

10:26 見渡す限りの眺望で、皆さん「満足!」

 

参道の途中からつながる山道を行くと、みかん園に...

 

10:49 「オレンジ園」は残念ながら休業中でした。

みかん欲しかったのに...落胆するメンバー

 

このあと、山賊が、いや猪が出てきそうなけもの道、いや山道を行く。

 

11:08 尾根をこえて、楽ちんの下り坂。龍泉寺に向かいます。

このモノレールで降りたわけではありません、念のため。

 

11:22 龍泉寺に着きました。

畠山内紛の戦禍の中、奇跡的に残った仁王門。鎌倉中期、国重要文化財。

 

いかつい顔の仁王さん。

墨書きにより、建治元年(1275年)に仏師の寛慶が彫ったとあります。大阪府指定文化財。

 

わたしら、こんな感じ。

 

金堂を見渡す境内。木々が朱に染まっていました。

 

国の重要文化財 龍泉寺庭園 

西側の崖面の湧水を利用した平安中期の庭園です。

 

金堂前で休憩中。

 

12:32 龍泉寺を後にして、佐備川を渡り、対岸の田園地帯を歩きました。

今歩いてきた嶽山がよく見えます。

 

ゆるい坂道ですが、次第に速い方とそうでもない方のペースが違い、隊列が縦長になってきました。

 

あんまり長いので、少し息を抜きましょう。

地図発行に向けて用意したイラスト集(新制作分の一部)をご覧ください。

錦織 大峯道標「大峯三十三度満願塔」

「役行者はきょうもどこへ行くぅ~」

 

佐備神社 獅子っ子

「あんな高いの、あがられへん。」へこたれる獅子っ子。

 

須賀 「願力石」

「重いだろ。もちあげてごらん。」

 

奥の谷 ふくろうのあかちゃん

野ねずみ「こわ~い!」

 

金剛大橋 アケボノゾウ足跡化石

遠い過去から、こんにちは~

 

 

加太 龍雲寺 木魚

「たい焼きではないよ。」

 

新堂廃寺

やったね!蘇我ちゃん。

 

後半です。

この後金剛バスで、甘南備→川向へ移動。「富田林バス事業者応援券」利用で320円のところ、100円(事前購入必要)で行けました。「すご~く、得した!」タダと安いには敏感!

まだまだ続くよ~

14:01 南大伴 旧円照寺(O家住宅)の門

富田林寺内町に幕末存在した向田坂門が、大正二年に移設されました。少なくとも4門以上あった寺内町の門の中で、唯一残る貴重な門です。 

 

14:17 別井 寺西養鶏場

「富田林ブランド さしみ卵」。ちょうどいいお土産に行列。ここで隊列乱れる。

 

14:49 別井 慈眼寺

楠公さんゆかりの尼寺(現在無住)。富田林に3つある隠元禅師が開祖の黄檗宗の寺院の1つ。

 

凝灰岩の古そうな層塔。

 

自然石を利用したお地蔵さん。

いかにも古そうな感じで、銘がありますが読めません。

 

別井の地名の由来となった、弘法大師が掘ったとされる井戸。今も水が涸れることはありません。

 

大きな楠がランドマークの境内の様子。

 

樹齢何年位でしょうか?

700年経過していたら、楠公さんがこの木を見ていたに違いありません。

 

堂内の様子

 

本尊 梅の木観世音(聖観音菩薩立像)。聖徳太子の制作と伝えられています。

このお寺にも大師信仰と太子信仰が見え隠れし、楠公さんゆかりと相まって「三倍力」。

 

地元のメンバーYさんにより、さっそく勉強会。

 

ひかり輝く、ひときわ大きな扉付き「楠正成公」の位牌。これ以外にも正成公直筆の兵法書と伝わる「軍壇目鏡(くんだんめがね)」が寺宝(今は別の場所で保管)としてあります。

 

山門(長屋門)の入口にある楠木正成の家紋(男紋)。

 

その反対側にある女紋の菊水紋(川の流れが逆、右から左へ)

 

15:13 別井の町中できしくも出会った伊勢大神楽 渋谷章社中。錦織や西板持、別井などを回壇されています。

 

行程も終盤

北大伴墓地のお相撲さんの墓「神楽山」

 

基礎部分が「神楽」

 

「熊鹿毛(くまかげ)」の墓 基礎部分が熊ちゃん

 

16:07 新堂 清水大師堂

河岸段丘崖面から清水湧く。弘法大師ゆかりの井戸。

 

こんなには出ていませんが、ポリタンクで持ち帰り沸かすと飲めます。

 

最後の立ち寄り、「歯痛の観音さん」

観音さんが歯を痛そうに押さえているのでこの名がありますが、実はこの宝篋印塔は西国三十三度行者の供養塔です。実は西国三十三度供養塔は富田林市が日本で一番多く、24基もあり、2位の河内長野市の13基を大きく引き離しています。富田林市が 日本一!万歳!!

 

最後まで見ていただきまして、ありがとうございます。「ごっつあんでした。」

関連記事:南班おもしろスポットラリー2=南班=「石川谷を下る」 2020.10.26.

     ウォークラリー(富田林おもしろスポット)① 東西横断コース=金剛班= 2020.9.10.

撮影:2020年11月10日

2020年11月21日(HN:アブラコウモリH )

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 金剛東地域の杜を巡る. | トップ | 〈リバイバル・アーカイブス... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

館外活動」カテゴリの最新記事