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津堂城山古墳の花菖蒲2022

2022年06月06日 | 草花

2022年6月4日 13:30 藤井寺市津堂 津堂城山古墳の「小山花菖蒲園」背景は津堂城山古墳 後円部。

今年は5月28日から6月6日まで「花しょうぶまつり」が開催されています。

 

菖蒲園は津堂城山古墳の濠 前方部左側にあります。

 

世界遺産、国史跡、宮内省の陵墓参考地にある「菖蒲園」はおそらくここだけではないでしょうか? もちろん大王級の陵墓です。

 



地元の「藤井寺市花菖蒲愛好会」の方々の手によって3千株、1万6千本の花菖蒲が、約4千㎡の敷地に咲き誇っています。

 

とても手間のかかる花菖蒲ですが、広い園内を丁寧に管理されていて、しおれた花びらは摘み取られているようでした。

 

古墳の濠の中の沼地で滑りやすいので、歩道も滑りにくいシートで覆われていて、安心してみることができました。

 

晴天のなか、元気に咲く花菖蒲。

 

花菖蒲にとってはもう少し雨がほしいところかも。

 

うす紫を中心に、赤紫、青紫など紫系の花が多いですが、白や黄色の花も混じります。この花のように単色でなく、白、紫と黄色の花もあります。

 

周濠部分には花菖蒲のほか、紫陽花も植えられています。

 

金剛・葛城山が見える北側の周濠部分。この隣に3体の親子の水鳥形埴輪が置かれていたことで有名な古墳の島状遺構があります。

 

古墳の後円部の周堤にガイダンス棟「まほらしろやま」があります。

これは古墳から出土した長持型石棺のレプリカ。

材質は竜山石(兵庫県高砂市産 流紋岩質ハイアロクラスタイト(水冷破砕岩))で重さ16トン。6枚の板石を組み合わせた巨大で立派な石棺です。

蓋石、側石、底石には縄掛け突起が付けられ、小口石には方形突起が付け加えられている、巨大で精巧かつ装飾性豊かな組み合わせ式石棺です。

 

ガイダンス棟「まほらしろやま」

「まほら」は「素晴らしい場所」を表す古語。「まほろば」も同義。

出土した遺物が展示されていて、ガイドのビデオも視聴できます。

 

建物の屋根にある鴟尾(しび)ならず、水鳥形埴輪のレプリカ。

 

「百舌鳥・古市古墳群」の自動販売機

 

古墳の墳丘前方部から見た菖蒲園。

 

全景がなかなか写真のアングルに収まらない津堂城山古墳

古市古墳群の一番北に位置し、墳丘の長さ210m、高さ16.9mを誇る4世紀後半、中期前葉の前方後円墳です。古市古墳群の中では最初の頃に作られた古墳です。

濠を入れた全長は270m、今は住宅地になっている築造時の二重の濠と周庭帯を含めると全長は440mにもなります。すごいですね。

関連記事:津堂城山古墳の花菖蒲 2021.6.9.撮影:6月5日  

撮影日:2022年6月5日

2022年6月6日(HN:アブラコウモリH )

 

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