遺体屋の仕事

日常生活では見ることも聞くこともない「遺体屋の仕事」とは・・・

悲しすぎる死

2006-05-17 16:59:05 | エンゼルケア
今日の行き先を手渡されたとき、一瞬、間違いかな?と・・・
それは間違いではなく、生後8ヶ月の赤ちゃんの湯灌でした。
今日の湯灌はいつもと違って、大きな浴槽を使わず、ベビーバスを使ってすることにしました。
葬儀社さんの担当者から「つらいかもしれないけど頑張ってね!?」といわれましたが、その場では事故か何かで損傷があるのかな?くらいに思っていました。

ご葬家に到着し、玄関前に立つと・・・中から悲しむ声や泣き声が聞こえてきました。その感じ取れる雰囲気だけで涙が出そうになりました。
私たちを出迎えてくれたのは、赤ちゃんのお父さんでした。落ち着いているように見えましたが、目は真っ赤で何とか、冷静さを装っているなと判断できました。

赤ちゃんに対面し、そのお顔があまりにも安らかだったのでビックリしました。
どうやら病気でなくなったようです。
葬儀社さんが「つらいかもしれないけど・・・」といったのは、このことだったんです。
ベビーバスにお湯をいただき、ご両親とお祖父ちゃん・お祖母ちゃん、他10名の立会いがある中、湯灌をしました。
いつもは私たちがお身体や髪をきれいに洗うのですが、お母さんの希望で お母さんに洗ってもらうことになりました。
手足や身体を泣きながら洗っているのをみて、私も涙をこらえるのが大変でした。

湯灌が終わった後、赤ちゃん用の小さい白い着物を用意して行ったのですが、ご両親は白い着物ではなく、お出かけ用に買ったお洋服があるからそれを着せてほしいと・・・

スミマセン。続きは明日、書きますね。






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