にいはんは周回遅れ

世間の流れとは違う時空に生きる

注目されている時が動く時

2007-11-02 | オーマイニュース

今月1発目のエントリは、時事ネタの紹介から始めます。

ニフティ、釣りサイト「@niftyつり」新設(J-CASTニュース 2007/10/31付)


一昨日、ニフティの動きに合わせたかのように、オーマイニュース(以下OMN)にも釣り人が現れました。こちらで行われたのは、自らの記事にあらかじめ穴を空けておき、そこにツッコミを入れる相手を釣るという、いわば誘い込み漁による人釣りです。

この手の釣りは当たれば大きいですが、極めてまっとうなツッコミに答えられなくなった筆者が顔を真っ赤にしながら後付けで宣言する例の方がはるかに多く、仕掛けるには相当の度胸とテクニックが必要とされています。

ネット上の一部には「わざと全力で釣られる文化」が醸成されている場所もありますが、今のところOMNにはそのような雰囲気はみられません。だからこそ釣り糸をたれる側にとっては美味しいともいえるのですが、そんな爆釣間違いなしの場所にもかかわらずコメント番号7番での釣り宣言というのは、いささか欲がないようにも思われます。

いずれにしても、人を釣るというのは個人的にはあまりいい趣味とは思えないのですが、編集部の中にも同じように感じた人がいたのでしょうか。昨日の昼過ぎには、当該記事を含めてこの釣り人が書いた記事が全て削除されていました。こちらがその名残です。通常の活躍中ランキングの1位と比較してみるとその違いがよくわかります。

少々話がそれました。今回の削除が当該記事以外にも及んだのは、編集部の判断によるものか、もしくは執筆者本人から記事削除依頼があったものと考えられますが、今のところ記事削除とその理由について編集部からのアナウンスはありません。記事削除の度に毎回アナウンスを行うべきとまでは言いませんが、今回は何かしらのアナウンスが必要ではないでしょうか?

記事削除から約半日で、1位にあった釣り人の氏名は活躍中ランキングから消えました。あまりに急激なランク落ちから考えると、当の釣り人は既に市民記者登録を解除しているのかもしれません。

表向きはこれで一件落着かもしれませんが、このままなかった事にしてしまっては、当該記事を編集部が問題視しているのかどうかもはっきりとはわかりません。今回の記事は、理由はどうあれ多くのアクセスを集めました。それだけ注目されていたわけで、考えようによってはいい機会です。ここできちんとアナウンスを行えば、多くの市民記者や一般の読者がOMNの姿勢を理解する事につながっていくでしょう。


なお、今回の記事削除理由については、メールでも問い合わせを行う予定です。