9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について  馬渕睦夫著  <国難の正体>新装版 2014年 ビズネス社

2016年08月13日 | 日記
とあるスナックで

コー
リンカーン大統領の(グリーンバックス)について、くわしくこの本に書いてあるね. P-107

たかが法定通貨で暗殺まで、と思われるかもしれませんが、この法定通貨が彼ら銀行家にとってどれほど脅威であったかは、イギリスの「タイムス」紙が次のように論じているのを見れば、納得出来ると思います。「Gods of Money」(ウイリアム・イングダール)で引用されている「タイムス」の社説を私なりに要約します。

[ もし、アメリカに起源を持つあの有害な法定通貨政策が定着してしまえば、アメリカ政府は通貨をコストをかけずに供給することになる。そうなると、アメリカ政府は債務を完遂し、債務のない政府になる。アメリカ政府は商業活動上必要なすべての通貨を所有することになり、文明国の中で史上類のない繁栄を謳歌することになる。すべての国の人材も富もアメリカ合衆国へ移動してしまう。アメリカ政府は打倒されるべきである。さもなければ、アメリカ政府は地上のすべての君主国を破壊するだろう。]

この論評は最後の二つの文章をのぞいて、正しい指摘をしています。法定通貨は<コストをかけずに>供給されるのです。コストをかけないとは、借金をしないということです。実はこの文章に、民間の中央銀行による通貨創造の秘密が隠されているのです。つまり、通貨を発行する中央銀行は通貨発行にコストを含ませる、すなわち借金させて利子を取るわけです。
後でも述べますが、現在のアメリカのドルはコストがかかっているのです。ドルが発行されるたびに、アメリカ国民は利子をはらっていることになるのです。そのようなおかしなことが、堂々と行われているのです。「タイムス」が指摘しているように、法定通貨になれば、政府は国民の経済活動に必要な通貨を供給でき、国家は繁栄するのです。資本主義国の元祖イギリスがそうお墨付きを与えてくれているのです。すべての国は自国の繁栄のために、自ら利子を払わなくてもよい通貨を発給すべきなのです。
なお、アメリカの中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)議長を18年間努めたアラン・グリーンスパンは「波乱の時代」(日本経済新聞出版社)において、法定通貨を否定的に評価して、南北戦争時の(グリーンバックス)は政府が法律により創造した不換紙幣であって、インフレを招来したのでひどく評判が悪かったとの趣旨を述べています。(グリーンバックス)はいったい誰の評判が悪かったと言いたかったのでしょうか。もし法定通貨は価値が低いものならば、ロンドンの(タイムス)は何も恐れることはなかったはずです。ーーーーー。


小林
これではっきりしたんじゃないですか、自らが暴露したわけですから。
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