「大出口泉水」
湧水及び周辺環境の状況
大出口泉水は、緑豊かな尾神岳の中腹から平均水温8度前後、硬度23(軟水)、1日約4,000トンの豊富な水が一年を通して涸れることなく湧き出している。
周囲は、大出口泉水公園として整備され、この湧水は憩いの場として多くの方が訪れている。
湧水の周辺は木立に囲まれているため夏でも涼しく、正面には頸城平野、日本海の大パノラマが一望できる環境となっている。
尾神岳にはパラグライダーのフライトエリアがあり、天気の良い日にはパラグライダーを楽しむ人の姿が見られる。
冬期間はアクセス道路が未除雪のため閉鎖している。
湧水の特長など
この湧水は、712年ごろ妖怪退治にこの地を訪れた木喰臥行者がとある村で「一杯の水でも」と乞いましたが邪険に断られたため、祈祷によりその村の出水をこの地へ移したという由来が残されている。
地元集落では、湧水脇に祀られている不動明王とともに湧水を保全し、近隣農地の農業用水として活用している。
*https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/kankyotaisaku/1215712860882.html より
水質・水量
1日の湧水量:4,000トン
由来・歴史
この湧水は、712年ごろ妖怪退治に訪れた沙彌という木喰臥行者が尾神村で「一杯の水でも」と村人に乞ったところ邪険に断られたため、祈祷によりその村の出水を現在湧水のあるこの地へ移したという由来がある。
水質保全活動
東横山集落では古くから農業用水としての管理、湧水周辺および水路の草刈・ごみ拾いを行っている。また、適宜降雨にともない尾神岳から流出した土砂を除去するなど、周辺環境の維持に努めている。
また、湧水正面の農地にコスモス・ひまわりを植え、周辺の景観形成に努めている。
周辺の自然環境-大出口泉水は、緑豊かな尾神岳の中腹に湧き出る水量豊富な湧水。木立に囲まれ夏でも涼しく、日本海の大パノラマが一望できるなど市民の憩いの場として、湧水脇に祀られている不動明王と共に守られている。
利用状況-湧水は、公園を訪れた人々ののどを潤している。地元集落では、近隣農地の農業用水(受益面積23ha)のほか昭和41年から水道水(利用戸数20戸)・昭和45年からニジマス養殖の水利(養殖規模 4戸3000尾)と幅広く活用している。
*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/newmeisui/data/index.asp?info=27 より
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