「車いすフェンシング」
ピストと呼ばれる台に車いすを固定して、腕を伸ばせば剣が届く距離で行う車いすフェンシング。FIE(国際フェンシング連盟)の競技規則に則って行われるが、車いすフェンシング特有のルールについてはIWAS(国際車いす・切断者スポーツ連盟)が設ける規定に準じている。ユニフォームや剣、マスクなどは一般のフェンシングと同じものを使用する。
競技中はでん部が車いすから離れると反則になる。選手は下肢切断などの障がいで体幹バランスが良好なカテゴリーAと、障がいの程度が重く体幹バランスが悪いカテゴリーBに分けられ、カテゴリーごとに競技を行う。種目には胴体への突きのみが有効なフルーレ、上半身すべてへの突きが有効なエペ、上半身への突きと斬りが有効なサーブルがある。
得点は電気審判器を使用して審判が判定する。選手の持つ剣や有効面に着用しているウェアには電気コードが付けられていて、ポイントが決まると通電して審判器のランプが点灯する。
対象障がい:下肢に障がいのある肢体不自由
*https://www.parasports.or.jp/paralympic/sports/wheelchair-fencing.html より
【パリ2024パラリンピック実施種目】
・Men’s Epee Category A
・Men’s Epee Category B
・Men’s Epee Team
・Women’s Epee Category A
・Women’s Epee Category B
・Women’s Epee Team
・Men’s Foil Category A
・Men’s Foil Category B
・Men’s Foil Team
・Women’s Foil Category A
・Women’s Foil Category B
・Women’s Foil Team
・Men’s Sabre Category A
・Men’s Sabre Category B
・Women’s Sabre Category A
・Women’s Sabre Category B
Point 観戦のポイント
観戦のポイント
相手との距離が近いので気が抜けず、強い集中力や精神力が求められる過酷な競技。フットワークによる駆け引きが使えない分、攻撃(突く、斬る)でも防御(たたく、払う)でも、剣さばきの速さや巧みさがカギになる。また、剣を持たないほうの鍛え上げた腕にも注目。車いすのアームレストをつかんで体を支え、攻撃時には目いっぱい伸び、防御の時はたたまれ、上半身を激しく動かし、剣さばきを助ける。
*https://www.parasapo.tokyo/sports/wheelchair-fencing より
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