「水の都 徳島」
吉野川河口の三角州地帯に市街地が形成されており、市内は吉野川をはじめとした非常に多くの川が通っている。*Wikipedia より
徳島市は、市の北部を流れる四国一の大河・吉野川とその支流が育てた三角州に発達した、四国東部に位置する徳島県の県庁所在地です。
東部は紀伊水道に臨み、南部は山々の緑を背にした自然豊かな都市で、まちの象徴ともいうべき眉山、城山が市の中心部にあるほか、吉野川をはじめとする大小あわせて138もの河川が市内を流れています。
市内には、福島、寺島、出来島など島のつく地名が多く残されており、かつて蜂須賀公は、水に囲まれた地の利を活かして徳島城を築城し、城下町を建設しました。
また、川を利用して藍玉の積み出しなど物資の運搬も行われており、佐古、加茂、加茂名あたりでは、豊かな伏流水を使って染色(藍染)をはじめ、醸造、織物などが盛んに行われ、その伝統はいまなお受け継がれています。
徳島市は、水との歴史的なかかわりが非常に深く、他都市に類をみない水とともに発展してきたまちですが、特に中心市街地は、水都を象徴する代表的な地域であり、新町川と助任川に囲まれた地域がひょうたんの形に見えることから、市民や観光客に「ひょうたん島」の愛称で親しまれています。
ひょうたん島では「ひょうたん島水と緑のネットワーク構想」に基づき、親水公園や遊歩道の整備、緑や光により水の魅力を演出した景観づくりなど、水を生かした個性的な市街地の形成が進められてきましたが、この水を生かしたまちづくりが、行政のみでなく、NPOをはじめとする、市民の手によって進められてきたところに大きな特徴があります。
かつて、ひょうたん島周辺の河川は無数のごみが浮き、悪臭を放っていましたが、行政の水質浄化への取り組みに加え、NPO法人「新町川を守る会」による河川の清掃活動などにより、現在では魚釣りや寒中水泳大会ができるほどになりました。
また、NPO法人や民間事業者が中心となって、ひょうたん島の周辺を巡る周遊船の運航や水際での多様なイベントの開催なども行われています。
今後も、「心おどる水都・とくしま」を合言葉に、市民・事業者・行政の協働によって、心がおどるような水都・とくしまを市民とともに創造していきたいと考えています。
*https://www.mlit.go.jp/tochimizushigen/mizsei/mizusato/shichoson/chugoku/tokushima.htm より
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