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< 郷土料理 > 茨城 いもがらの炒め煮/いもがらの五目煮

2024-06-15 17:36:43 | 郷土料理

 「いもがらの炒め煮/いもがらの五目煮」

 主な伝承地域 県内全域

 主な使用食材 いもがら、れんこん、人参、油揚げ、こんにゃく

 歴史・由来・関連行事
 いもがらは、里芋などの葉柄の芋茎と呼ばれる部分を乾燥させたもの。呼び名は各県によってさまざまあり、芋茎のことをずいきと呼ぶことから、「ほしずいき」と呼ばれたり、または「割菜(わりな)」とも呼ぶ地域もある。いもがらは乾燥もののため、保存食としてつくられており、通年の常備菜にも活用されていた。
 茨城県は、1年を通じて温暖な気候と豊かな水質を活かして、古来より農業が営まれ、昔からさまざまな野菜が収穫されてきた。そうしたなか、豊富にとれる野菜を飽きずに美味しく食べるため、多くの料理のバリエーションや「いもがら」や「凍みこんにゃく」、「干しいも」などの長持ちさせるための保存食が多くある。
 「いもがら」は料理に使うときには水で戻してから使う。「いもがらの炒め煮」や「けんちんそば」など、さまざまの料理で使われている。

 食習の機会や時季
 常備菜として1年中通して食べられているが、「いもがらの炒め煮」は正月や祝い事などの人の集まるハレの時にも食卓に並ぶ定番料理。
 また、北部地域では冬の時期になると「けんちんそば」を食べる機会が増え、いもがらは「けんちんそば」の具材として多く使われている。

 飲食方法
 乾燥したいもがらは水で戻すとふっくらとした食感になり味が良く染み、煮物やきんぴら、酢の物などに良く合う。
人参、れんこん、こんにゃく、油揚げと合わせて、たっぷりの煮汁で時間をかけて煮ることで、材料に味が染み込み美味しくいただける。
 いもがらは味はないが、煮物や味噌汁などに入れることによって味が染みこみ美味しくなるので、さまざまな料理に合わせることができる。また、食物繊維が豊富で、食べるとシャキシャキとした歯ごたえが楽しめる。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 いもがらは家庭で日常的に食べられている他、煮物や味噌汁などで学校給食として提供されている。また、茨城県教育委員会から行事食として情報発信されている。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/imogaranoitameniimogaranogomokuni_ibaraki.html より


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