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< 郷土料理 > 北海道 べこ餅

2023-11-23 06:28:01 | 郷土料理

 「べこ餅」

 主な伝承地域 道内全域

 主な使用食材 白玉粉もしくは上新粉、片栗粉、砂糖、黒砂糖

 歴史・由来・関連行事
 北海道民に昔から親しまれてきた「べこ餅」は、主に白と黒の2色が配された木の葉形の模様が特徴的な郷土菓子。北海道では端午の節句の際によく食べられている。青森県にも材料は同じだが、形や模様が異なる「べこ餅」という名の郷土菓子が存在する。
 白と黒の2色、木の葉形が「べこ餅」の定番ではあるが、いまでは道南地域を中心にさまざまな色やかたちの「べこ餅」がある。黒糖だけを黒単色の「べこ餅」や人工着色で彩色された色あざやかな「べこ餅」、よもぎを混ぜた緑色の「べこ餅」など。かたちも木の葉形ではなく、花形、丸形などの「べこ餅」も存在する。
 発祥については諸説ある。山形県の郷土菓子の「くじら餅」が、北海道で独自に進化して、独特の木の葉型になったといわれている説があるが、定かではない。現在も道南地域の一部では「べこ餅」を「くじら餅」と呼んでいる地域がある。
 名前の由来も、白と黒の配色がホルスタインの色を連想させることから牛を意味する“べこ”を用いたという説、黒糖を混ぜた部分が“べっこう”の色合いに近いことから“べっこう餅”となったという説、”米粉(べいこ)”と砂糖を主な原材料としてつくっていたことから“べいこ餅”と呼ばれていた説など、諸説ある。

 食習の機会や時季
 道南地域を中心に主に5月の端午の端午の節句の際に食べられることが多い。他にも正月や彼岸、冠婚葬祭などハレの日の際にも食べられいる。以前は、「べこ餅」をつくる木型を持っている家庭も多く、手づくりしていた。
 いまではスーパーマーケットなどで1年を通して販売されていることから、ハレの日以外にも食べられる。子どもにも人気の郷土菓子である。

 飲食方法
 上新粉と砂糖を混ぜ合わせた生地のかたちを整え、蒸してつくる。白色の生地は白砂糖、黒色の生地は黒砂糖を混ぜ合わせてつくる。よもぎを入れて緑色の生地をつくる場合もある。
 一般的な「べこ餅」は木型を使い木の葉形につくられるが、木型を使わずに木の葉形をつくったり、花形に整えたりと、家庭や店舗によってさまざま。多くつくりすぎたときは、冷凍庫で保存すれば日持ちする。
もっちりとした柔らかい食感とほどよい甘さが美味しく、子どもだけでなく、大人からも懐かしい味として親しまれている。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 現在でも、北海道では端午の節句のときには「べこ餅」を食べることが多い。
 昔は家庭で親と子が一緒につくることも多かったが、現在は和菓子店やスーパーマーケットなどでも手軽に手に入る。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/bekomochi_hokkaido.html より

 


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