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<日本酒メーカー> 秋田 新政酒造

2024-04-07 07:52:37 | 日本酒

 「新政酒造」

 新政酒造株式会社(あらまさしゅぞう)は、秋田県秋田市にある日本酒の蔵元(酒蔵)である。創業は嘉永5年(1852年)で、協会六号酵母の発祥蔵としても著名である。創業当時は、初代 佐藤卯兵衛の名から「うへえの酒」と地元で親しまれていた。その後、明治政府が大綱に掲げた「新政厚徳」(「しんせいこうとく」厚き徳をもって新しい政をなす)の名称を頂き、四代目である佐藤佐吉の代に「新政」(あらまさ)と短く、訓読みすることになった。

 一時は安売りにより債務超過の寸前に陥っていた。だが、東京大学卒業後ジャーナリストの仕事に就いていた佐藤祐輔が帰郷して八代目を継いでから、六号酵母と秋田県産酒米だけを使う高級路線に転換。当初は地元での反応は芳しくなかったが、東京などの酒販店や飲食店に販路が広がり、黒字化に成功した。

 新政の製法を理解し、冷蔵による温度管理を徹底した取引先のみに卸す方針をとっている。2017年時点でも、金属タンク醸造から木桶への切り替え、生酛づくり、酒米の契約栽培や自社水田での無農薬栽培、特に秋田県農業試験場で品種改良された「秋田酒こまち」の活用といった様々な取り組みを模索している。また日本酒醸造における白麹(黒麹のアルビノ突然変異体)の使用は、新政が2009年に「亜麻猫」を発売して以来普及した。白麹は焼酎醸造に使われている麹菌であり、伝統的に日本酒醸造で使われてきた黄麹より遥かに多くのクエン酸を生成するため風味を損なう微生物の繁殖を防ぐ能力が高く、クエン酸由来の酸味が強い風味を持つ傾向に仕上がりやすい。酒母を作る比較的古い方法である生酛や山廃においても、より近代的な方法の速醸なみの速さででき、それらは速醸と違い人工的に作られた乳酸を添加しないため「無添加」の表示ができ、特に輸出する際のマーケティングの観点から有利である。

 新政酒造株式会社 秋田県秋田市大町6-2-35

*Wikipedia より

新政酒造株式会社[新政]

 新政酒造の歴史

 嘉永5年(1852)、初代佐藤卯兵衛(さとううへえ)により、秋田市中心地を流れる旭川のほとりで創業した蔵元が「新政酒造」。当初は「やまウの酒」と親しまれていましたが、明治政府による施策の大綱「新政厚徳(しんせいこうとく)」の発表を機に、酒名を「新政(しんせい)」と命名。その後、秋田市長、井上廣居氏の進言により「あらまさ」と改めました。中興の祖である五代目佐藤卯兵衛の時代、全国新酒鑑評会において連続の首席を獲得。超高度精白の実践、長期低温発酵法の確立、そして現在最古の清酒酵母となった「きょうかい6号酵母」を誕生させるなど、秋田の酒造りのみならず日本酒製造技術の近代化、とりわけ吟醸酒製法の確立においても寄与してきました。

 新政酒造の特徴と酒造り
 「秋田県産米を生酛純米造りにより六号酵母によって醸す」という方針のもと秋田県で栽培された酒米を用い、酒母には江戸期の伝統製法である「生酛」のみを採用。また酵母は当蔵で昭和5年(1930年)に採取された「きょうかい6号」(六号酵母)のみですべての酒を醸造しております。さらに最近は、45本もの「木桶」を保有しその製法の継承を模索しているほか、秋田市の山間農村「鵜養」(うやしない)にて無肥料・無農薬の自然栽培により、酒米の栽培に取り組んでいます。新政酒造は地域性を尊びながら、本来の日本酒の姿を求めて様々なチャレンジを続けています。

 杜氏 [ 植松 誠人 - Makoto Uematsu - ]

 新政では、すべての酒に最古の酵母を用い、純米造り・生酛造りのみを行い、また業界最多の45本もの木桶で仕込みを行っています。これにより、酒税法上では使用しても特に表示する義務がないような添加物(酸類、ミネラル類など)も一切使用致しません。
 若干33歳の若手杜氏・植松 誠人のもと、全国から集った熱心な造り手により醸し出される酒は、まさに飲む「伝統工芸」といっても過言ではありません。

 新政酒造株式会社 秋田市大町6丁目2の35

*https://www.osake.or.jp/kuramoto/01aramasa.html より

 代表銘柄

ARAMASA Ash アッシュ -水墨- 2021

通称「アッシュ」
明治時代に山形庄内地区で選抜された「亀の尾」は、多くの飯米・酒米の親として名高い存在である。東日本全土で盛んに栽培され、6号酵母誕生時にも当蔵においても頻繁に使われていた。東日本の稲作における遺伝的な祖であり、まさに伝説の米とも言える。「アッシュ」は生酛を増量するなど、様々な技術を駆使して、この「亀の尾」のポテンシャルを最大限に引き出そうとする作品である。存在しうる全酒米の中でも、もっとも硬質な酒米のひとつであるため、長期の冷蔵保管により味わいがより深まる典型的なスロースターターの作品といえる。

原料米:亀の尾
精米歩合:麹米45%
アルコール分:13度(原酒)
仕込容器:木桶
使用瓶:暁鐘(Morning Bell)フロスト

ARAMASA No.6

「No.6」最上級モデルのX-Type(エックスタイプ)は、「eXcellent」(豪華版)を意味するフラッグシップモデルである。磨きこまれた米を用いるため、より格調高い仕上がりであり、6号酵母の清楚にして力強い存在感を鮮やかに感じ取ることができる。6号酵母誕生当時の槽口の味わいを、90年の時を超えて想起させるように願い醸される作品だ。

原料米:秋田県産米
精米歩合:麹米35%、掛米45%
アルコール分:13度(原酒)
仕込容器:木桶
使用瓶:Madame Edwarda♯1


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