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< 郷土料理 > 栃木 草餅

2024-07-14 07:53:17 | 郷土料理

 「草餅」

 主な伝承地域 栃木県全域

 主な使用食材 米粉、餅草(よもぎ)

 歴史・由来・関連行事
 「草もち」は、餅草(よもぎ)を入れてついた餅で、餅草が芽を出し幾分育った3月中旬頃から4月中旬頃の行事に食べる風習がある。
 ひな節句(桃の節句、三月節句ともいわれる)に、草もちをひな飾りに供え、きな粉等をつけて食べる風習があるが、もともとは旧暦でのひな節句でのことである。近年のように新暦3月3日にひな節句を行うようになると餅草が手に入らないことがあり、和菓子店で作った草もちを用いることが多い。初めての女の子が生まれ初節句を迎える家では、嫁や婿の実家から贈られたひな人形を座敷などに飾って子どもの無事成長を祈るが、この時、嫁が実家に里帰りする風習がある。ひな飾りに紅白のひし餅や白酒を供える家もあるが、草もちだけは必ず供えた。

 食習の機会や時季
 ひな節句に娘の成長を祈り、ひな飾りにお供えをして食べた伝統料理の草もち。新暦の3月下旬頃から4月上旬の頃は、よもぎが芽を出す頃である。
 新芽は独特の香りがあり、芽吹いたばかりのよもぎの葉を入れた草もちは香りが高く、この時期ならではの食べ物である。

 飲食方法
 よもぎは柔らかい葉を摘んでよく水洗いをし、たっぷりの湯に重曹を入れてゆで、水に浸してアクを抜き、絞っておく。ミキサーで砕く場合は少量の水を加える。春先のよもぎなら包丁で細かく刻んでもよい。大きめのボールに米粉を入れて、熱湯を加えて手早くかき混ぜ、耳たぶくらいのかたさにこね、そこにすりつぶしたよもぎを入れてさらによくこね、最後に丸めていく。ゆでたよもぎは冷凍しておくと季節が過ぎても利用できる。よもぎが手に入らない場合は春菊の葉の部分を代用してもよい。

 保存・継承の取組(伝承者の概要、保存会、SNSの活用、商品化等現代的な取組等について)
 県内の菓子店や農産物直売所などで販売されている。

*https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/31_24_tochigi.html より


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