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「除夜」の鐘でなく「除日」の鐘?

2019-12-18 09:15:02 | 米屋の親父のつぶやき
数年前から「騒音」などで問題なっている「除夜の鐘」。
長年続けてきたにも関わらず、近隣住民からの「苦情」により中止することも。

しかし最近「除夜の鐘」ならぬ「除日の鐘」に変更し、参拝客を喜ばすところもあると。
お昼間や夕方につくことで「苦情」対策に。

ん?
「除夜の鐘」って年越しにするから意味があるのでは?
ちと調べてみました。
「除夜の鐘」とは、日本仏教にて年末年始に行われる年中行事の一つ。12月31日の除夜(大晦日の夜)の深夜0時を挟む時間帯に、寺院の梵鐘を撞(つ)くことである。除夜の鐘は多くの寺で108回撞かれる。*Wkipediaより

中国から伝わり、鎌倉時代に「禅宗のお寺」で始まったと。
しかし、宗派問わず今では「除夜の鐘」は鳴らされていないか?(笑
どうも江戸時代に普及したらしい。
あの京都の「知恩院」ですら「昭和5年」からだそう。

そしてNHKの「ゆく年くる年」がさらに広めるきっかけになったとも。
昭和2年 NHKのラジオ放送で「除夜の鐘」という番組が全国に「鐘の音」を届けた。
その後テレビ放送が開始され「ゆく年くる年」になり、全国の中継とともに「除夜の鐘」の撞く映像が流される。

「知恩院」が昭和5年から開始されたことは、この影響が大きかったのでは?

戦中「梵鐘」などが回収され、戦後復興とともにまた「除夜の鐘」が復活。
「ゆく年くる年」の影響もあり、各地で鳴らされることになったと。

そして「お寺」の参拝促進じゃないが、一般の人も撞けるようなサービスも登場(笑
これでかなりの賑わいになったとも(笑

しかし近年、住宅密集地にあるお寺は「騒音問題」に直面。
近隣住民が「檀家」であることも少なく批判の的に。
またお寺側も「高齢化」もあり、深夜に撞くことが大変に。

で、「除日の鐘」となったのは時代の流れだと思う。

「除日」と聞いてもピンとこないが、元々「除夜」とは「徐日」の夜という意味。
本来なら「年またぎ」にする行事だが、諸問題を解決するためにもよかったのでは?と私は思う。
コメント
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