2月18日、渋谷勤福の「与那国島を戦場にするな!」の緊急集会に参加しました。会場はほぼ満席でした。
初めに司会者から、この集会で与那国とのリモートを担当していた仲間が急逝したとの話があり、会場は絶句でした。しかし、彼の思いを引き継ぎ、戦争を起こさない取り組みをすすめていきましょう・・との言葉が続きました。
現在「台湾有事」をあおり、まさに与那国はじめ琉球列島が戦場にされようとしている現状を内田雅敏弁護士が「台湾問題は日中間の4つの基本文書どう語られてきたか」とのテーマで講演。平和資源としての4つの確認及び合意(日中共同宣言の4項目「隣国で長い友好の歴史・日本の過去の戦争を深く反省する・台湾は中国の一部(一つの中国)・日中は覇権国家にならない」をもう一度確認し、外交をすすめるべきである・・・と熱く語ってくれました。
与那国の現地から狩野さんがリモートで話された。見えにくくスムーズにいかない部分もあったが、与那国の現在を語る狩野さんの言葉は胸に迫りました(暗くて写真が撮れませんでした、残念)。2007年に米軍の掃海艇が乗組員も休息のためと称して与那国に寄港したときから、すでに日米は今日の状況を想定してきた。昨年の日米の訓練で子どもたちが行き交う生活道路を装甲車が走り、固有種の与那国馬がいる牧場を自衛隊の車両が走り、馬たちを一か所に閉じ込める。島は分断され、思っていてもなかなか声をあげることが難しい・・が、町長や議会、防衛省にミサイル基地反対の声を上げ続けていく・・・と怒りの訴えがありました。
台湾から110キロ、人口がわずか1700人の小さな与那国、要塞化され、標的にされようとしている状況を許してはならない!島の人をいとも簡単に標的にする日米に怒りがおさまらない!ともに声をあげていかなくてはならない!
2月4日、立春、穏やかな日差しがそそぐなか、新宿南口でのスタンディングが行われました。鬼のお面をかぶって通りゆく子どもたちが何人も見受けられ、ほほえましい光景もありました。
毎月第一土曜日の11時、いつもの仲間にあえる定番のスタンディングです。今日もシュプレヒコールから始まりました。オール沖縄会議の提起している「辺野古新基地断念を求める署名」板をもって署名を呼び掛けている人や、青い色の小さなチラシを配っている人、プラカードをもっている人、横断幕をもっている人やマイクをもって辺野古新基地建設を強行する政府の沖縄への弾圧に怒りの発言や、沖縄のわらべ歌の披露、エイサーなど盛りだくさんでした。
最後に、与那国出身の仲間から、現在、戦争の恐怖と向き合わされている故郷与那国の現状の怒りの訴えがありました。2016年の自衛隊の沿岸部隊の配置から今、敵基地攻撃のミサイル配備や地下化の日米の司令部の建設など中国との戦争を想定した新たな基地建設が問答無用に進められており、なんとか、関心を寄せていただき、ともに戦争反対の声をあげていただきたいとの訴えでした。
最後は、シュプレヒコールで終了でしたが、辺野古新基地建設断念の求める署名をはじめ、軍拡をすすめる政府に戦争反対の声を上げていこうとシュプレヒコールして終了しました。