10月18日、のヘリパッド建設強行に抗議する市民に対し、大阪の20代の機動隊員が「触るなクソ。どこつかんどんじゃボケ。土人が」と差別発言をはき、その直前には「黙れ、こら、シナ人」と差別発言をしました。
まったく許しがたい発言です!
「日本」の沖縄に対する蔑視、沖縄への侮辱を改めて思い知らされる言葉です。
琉球王国つぶしの琉球併合、皇民化教育、日本を守るため捨て石にした沖縄戦、日本の独立と引き換えに米軍統治下においた戦後27年、復帰後も米軍基地の圧倒的集中、その上の高江ヘリパッド強行・辺野古新基地強行・・・
翁長知事のいう「自国の政府にこれほどまでに虐げられる地域はほかにあるだろうか」と言わしめる、どこまでも踏みにじられる民意。
高江で行われる弾圧をみよ!
全国から動員された機動隊・警察・防衛局による暴力・弾圧のかぎりを!
大阪の若い機動隊の発言は、沖縄の人々を踏みにじる日米の沖縄への差別政策・軍事植民地化を裏打ちするものである。
・・・・・・・・・戦世んしまち、みるく世ややがて、なげくなようシンカ、ぬちどう宝・・・・・・・・・・
南部の会は10月24日付けで、国家公安員会・法務省・安部総理・菅官房長官・稲田防衛大臣・沖縄防衛局・鶴保沖縄担当相・松井大阪府知事らに満腔の怒りで「機動隊の『土人』『シナ人』発言に対する抗議文」を出し、謝罪し、沖縄の民意にしたがって、新基地建設をやめるよう要求しました。
10月28日、沖縄県弁護団の加藤裕弁護士を招いて「10.28とんでもない!辺野古埋立容認の高裁判決 最高裁へ破棄を求める緊急集会」が全水道会館でひらかれました。
「辺野古不作為違法確認訴訟高裁判決の問題と今後の展望」のテーマで、加藤弁護士はとても分かりやすく話してくださいました。
多見谷裁判長の福岡高裁判決は本当にズサンで、政府のいうとおり海兵隊の一体性・地理的優位性などで「辺野古唯一」と断定し、辺野古に建設をやめたら、普天間の被害を継続するしかない、辺野古か普天間固定化か二者択一をせまり、自然環境の保全を無視・軽視、取り消した場合は米国の信頼をそこねる上に、すでに建設のために巨額な費用も費やしている、係争処理員会の協議せよという判断も軽視し、そして、翁長知事の取り消しは違法と不当判決をだした。
しかし、不当判決の怒りをばねに闘いを強化し、あらゆる法的手段、政治的手段でたたかうことが、私たちに問われている課題である。翁長知事は、絶対に辺野古に新基地建設はできない!と確信をもっており、翁長知事、稲嶺名護市長とともに頑張っていこう!と訴えられた。
その後、行動提起やアピールが続き、最後、団結して頑張ろうで終了。
会場は160人以上の参加者で満杯でした。
10月27日、6時半からの警視庁抗議行動に参加しました。とにかく、集会のまわりにいる警察官のあまりに多さにびっくりでした。そして、参加者から高江の抗議行動に参加してきた報告や友人が突然不当逮捕されたということなど次々とアピール。
高江へのヘリパット建設強行で、抗議する市民への弾圧のために警視庁ははじめ全国から500人にも及ぶ機動隊が派遣され、県民が使う生活道路の勝手な封鎖、検問、工事用ダンプの前後の誘導、ダンプの過積載、パトカーで作業員を運ぶ、ノグチゲラの住む立木2万4千本の違法伐採、市民への暴力、はては「土人」シナ人」の差別発言、でっち上げの不当逮捕などやりたい放題!
さる10月17日には、現場のたたかいのリーダーの山城さんを器物破壊で不当逮捕、20日には防衛局職員への傷害罪で再逮捕されました。ほかにも不当逮捕が続いています。
また、80歳を超える島袋文子さんまで傷害の疑いで事情徴収するなど許しがたい弾圧が行われています。高齢で車いすの文子おばあがどのような傷害を起こすというのでしょうか。
また、高江の抗議行動に参加し沖縄からかえってきて、2週間、一か月と時間がたってから、突然、逮捕され、家宅捜索がおこなわれるということがいくつか報告されました。
辺野古への基地建設を許さない実行委員会とし、不当な弾圧に抗議する抗議文が読み上げられ、①不当な逮捕者を直ちに釈放せよ、②高江に出勤した警視庁機動隊は東京へもどって正規の職務につけ と要求し、抗議文は警視庁の正門前で警視庁の職員に手渡されました。
集会の参加者は200人ほどでした。
10月23日、「オスプレイの横田基地配備に反対する10.23東京集会」が青梅の牛浜にある緑豊かな多摩川中央公園で開催されました。暑くもなく寒くもなく曇り空のちょうどいい集会びよりでした。
午後1時半、東京平和運動センターの佐藤さんの主催者挨拶で集会が始まりました。
平和フォーラムの連帯挨拶などが続き、沖縄からは、不当逮捕され、まさに今、獄中にある平和運動センターの山城さんからのメッセージが読み上げられました。
沖縄平和運動センター議長の山城博治さんは10月17日、有刺鉄線を切ったという器物損壊で不当逮捕、さらに10月20日には沖縄防衛局職員への傷害を口実に再逮捕され、現在、獄中にあります。
その山城さんの獄中からの「きびしい高江のヘリパッド建設阻止のたたかいであるが、今こそ、全国の仲間が連帯し、頑張りぬきましょう!」という不屈のたたかいのメッセージは、心を揺さぶりました。
その後、第九次横田基地公害訴訟原告団からの報告がなされました。
最後に集会決議が拍手で採択され、団結頑張ろうの三唱の後、横田基地のゲート前をとおり、福生駅までのデモ行進に出発。
横田基地前を通った時、基地の中では大きなビルが建設中であった。子どもの貧困が大きくクローズアップされているなか、また、私たちの血税で建物を作って米軍に差し出しているのかと思ったら、怒りがわいた。参加者はおよそ2000人。
参加されたみなさん、お疲れ様でした。
昨年の戦争につながる「安保関連法」強行採決から、一年一か月、19行動が議員会館前で行われた。
6時半、定刻に集会はシュプレヒコールで始まりました。
国会議員の発言の最後、沖縄の風の糸数恵子さんが発言された。「沖縄は日本国民ではないのでしょうか。沖縄高江では全国から500人を超す機動隊が抗議する市民を弾圧しています。大阪から派遣された機動隊員が、抗議する市民に”土人”発言をしました。先ほど、うりずんの会とともに公安委員会や警視庁に抗議をしてきましたが、謝罪の言葉はありませんでした。今なお、沖縄は”植民地”扱いです・・」と、「土人」発言と高江のヘリパッド建設強行に抗議しました。
また、一坪反戦の木村さんからは、自衛隊機まで導入して、ありとあらゆる不法行為と弾圧ですすめられている高江のヘリパット建設強行や9月16日の福岡高裁那覇支部の許しがたい不当判決について発言。そして、総がかりや沖縄県民会議、辺野古国会包囲実による「基地建設反対の署名活動」への取り組みや最高裁への取り組みなどの訴えがなされた。
南スーダンへの自衛隊派遣やめろ、誰の子どもも殺させない、TPP反対などそれどれ訴えがありました。
9000人の参加者で「絶対あきらめない、頑張っていこう」と確認し、集会は終了しました。
10月17日、警視庁の機動隊派遣についての住民監査請が東京都の監査委員に提出されました。機動隊派遣は違法であり、不当な公金の支出であり、すみやかに派遣を中止するよう、請求人314名の委任状と代理人(弁護士)67名が提出。
受理から60日の間に審理され、意見陳述などもあるという。
提出後、高木弁護士の司会で 記者会見が開かれ、監査請求に至った経緯や高江の状況、機動隊が自治体をこえて派遣されることの違法性や監査請求人になった思い、怒りなど7人のメンバー(田中住民監査請求実行委員会代表・辺野古実の深沢さん・西谷立教大学教授・宮里弁護士・自由法曹団の萩尾弁護士・一坪の青木さん)それぞれが話された。
南部の会で一坪の青木さんも記者会見で「機動隊を派遣して、沖縄を弾圧する様は、1879年の琉球併合を彷彿させる。私たちの税金で機動隊が派遣され、沖縄を弾圧することは断じて許せない。今日、参加されている皆さんをはじめ多くの人々とともにヘリパッド建設・新基地建設を阻止していきたい」と訴えた。
今日は、沖縄でも389人の「住民監査請求」が出された。ともに連動して機動隊の弾圧をやめさせ、撤退させたい!
なんとしても高江で行われている違法・不当な弾圧を許すわけにはいかない!
品川大井町の「きゅりあん」で「人権の21世紀をつくる文化のつどい」が開催され、LGBT人権活動家でピンクドット沖縄共同代表の砂川秀樹さん(那覇の出身)「多様な私たちが多様に生きられるために~性的少数者の市民活動から~」の講演がありました。 「男と女」だけでなく、割合としては20人に一人が性的少数者として学校や職場、地域に存在しているが、多くは「存在していない」ものとして否定されたり、あるいは「からかいの対象」「差別の対象」としてさげすまれてきた。しかし、同性愛は異性愛と同じ意味で「自然」である。少しずつ、社会が変わってはきたが、まだまだ、性的マイノリティに対する理解がないきびしい社会である。多様な私たちが多様に生きられる社会を!と訴えられ、会場からは大きな賛同の拍手が鳴り響いた。
性的少数者に対する差別、沖縄に対する差別、被差別に対する差別、女性に対する差別、障害者に対する差別、朝鮮韓国に対する差別・・・・誰もがともに尊重される社会にしよう!
会場のロビーで、高江の状況を書いた張り紙を張らせてもらい、「ジュゴン親子の袋」やジュゴンのマスコットなど販売や、高江・辺野古のカンパをお願いさせてもらいました。
南部の会に突然、電話がありました。
「沖縄の思いを書いた書の作品がありますが、もらっていただけないでしょうか・・・・」
80歳を超す女性の方で、南部の会が主催した「沖縄ゆんたくまつり」の案内の新聞記事をごらんになって電話をかけてきたそうです。
お連れあいが昨年なくなり、書の先生をされていたそうです。書になじむ暮らしのなかで、沖縄への思いを書いた作品にであい、内容も、そして書体も気に入って購入した作品だが、沖縄のたたかいに取り組んでいる南部の会に寄贈したいということでした。その作品をかいたのは、ご自分の連れ合いに書をおしえてくれた恩師であり、南部の会で生かしてくれれば、こんなうれしいことはない、ということでした。
そして、先日、埼玉県の鴻巣のご自宅までもらいに伺いました。
この作品に書かれているように「沖縄に生まれてよかった」との思いをひきついで、ここ南部の地で島ぐるみの沖縄のたたかいと連帯していく!との決意を新たにしました。
南部の会のイベントを開催した時には、その大事な書を掲げたいと思います。
この間、取り組んでいる「石垣島への自衛隊配備反対」の署名に対して、住民の会から、お礼のお手紙と3号ビラが届きました。署名の数は、9月10日現在で、20,454筆になったそうです。
防衛省は、南西諸島への軍備増強で、石垣関連はないものの奄美、宮古関連で746億円の予算を組み、新たなミサイル開発90億円、新型潜水艦760億円など総額5.1兆円と過去最大の防衛予算になっています。
昨年11月の住民説明会の正式要請以後、4月と5月の2回の住民説明会をもったが、中国脅威論を背景に、軍事的抑止と災害対応を宣伝するもので、到底、納得できるものではなかったそうです。
6月議会に続いて、9月議会にも、配備中止を求める請願がだされ、最終日16日には総務財政委員会に付託される予定だそうです。しかし、新たな配備推進の意見書や請願が提出される可能性もあり、予断がゆるされない厳しい情勢が続いているそうです。
「石垣島への自衛隊配備を止める住民の会」は3号ビラを作り、ミサイル配備を止めるための世論つくりを一層すすめ、自衛隊配備を阻止していく!との決意が述べられていました。
私たち南部の会も引き続き、署名運動に取り組み、沖縄先島への自衛隊配備による軍事強化に反対していきましょう!