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沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会

辺野古新基地・高江ヘリパット建設反対。東京南部の地で、尊厳をかけて島ぐるみでたたかっている沖縄の人々と連帯していきます。

南部の会も「設計変更概要要請書」に意見書を出しました

2020-09-28 22:20:15 | 日記

 4月21日、防衛局が沖縄県に出した「設計変更概要要請書」に対する意見書提出が終了しました。全国からどれだけの意見書が提出されたかは、今の段階ではわかりません。圧倒的多くの意見書が提出されていればいいのだが・・・・・
 来年の1月末ごろに、玉城デニー知事の「設計変更NO」最終判断がだされる予定です。

 南部の会も9月24日に以下の通りの意見書を提出しました。

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                                        2020年 9月24日
沖縄県知事 玉城デニー様
                                     
辺野古新基地建設事業・公有水面埋立変更承認申請に係る意見書

         提出者   沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会

            代表世話人 平賀 雄次郎


*利害関係の内容
辺野古新基地は私たちの税金でつくられます。建設される予定の辺野古・大浦湾は、沖縄でも環境保全の最高ランクに位置付けていた海であり、昨年アメリカのNGOも「希望の海」と認定した生物多様性の世界的にも貴重な海です。何度も現地に足を運んだ私たちは、この宝の海の環境を基地建設で壊されることは耐え難く、納税者として意見を述べます。

*意見・・・沖縄県知事は、今回の公有水面埋立変更承認申請を不承認として下さい。

*理由 
 ① 辺野古新基地建設の巨額な費用をコロナ対策に使うべきです
現在、新型コロナ感染拡大防止のための自粛要請によって、企業や施設などが休業に追い込まれ、多くの労働者が失業や減収によって生活困難に陥っています。また、住民登録がないと10万円の給付金がもらえず、生きていくことさえ難しい人々がいます。外国人大学生に対して「成績優秀な上位3位」までとか恥ずべき基準を示すなどの恥ずべき対応はやめて、日本で暮らす外国人に対して、「命は平等」の国際人権基準に沿った「人権や命を守る」取り組みに貴重な税金を使ってください。
コロナ感染拡大はいつ収束するのか、全く予断を許さない状況です。昨年12月に発表された辺野古新基地建設費9300億円という金額でおさまるわけはなく、さらなる税金の投入は火をみるより明らかです。辺野古新基地建設の巨額な費用を、コロナ対策や子どもの貧困撲滅のための対策に回す「命をまもる」ことに使ってください。

② 県民の「辺野古新基地建設反対」の民意を尊重し、県の地方自治をないがしろにしないで下さい
沖縄県民は、住民投票や国政選挙、県知事選などで、これまでなんども辺野古新基地建設反対の民意を示してきました。しかし、政府は一切、聞く耳を持たず、非暴力で反対する市民を弾圧して基地建設を強行しています。秋田県と山口県に配備予定だった陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の導入計画を6月15日、河野防衛大臣は突然、「費用と工期が膨らむので断念する」と発表しました。配備計画が発表されてから、秋田県や山口県でも地元では2年半にわたって市民は反対してきました。辺野古新基地建設については、当初5年と想定していた工期は新基地共用まで12年、総工費は当初2400億円が約3,5倍の9300億円に膨らみ、変更承認後の工事を考えるとさらに工期は長くなり、費用も県の試算では2兆5500億円となっています。また「世界一危険な普天間基地の一日も早い危険除去」を考えると、2030年半ば以降の普天間基地移転では、すでに計画は破たんしていると言えます。また、普天間基地は、住民が収容所に入っている間に米軍が国際法に違反してつくった基地です。米国は即時無条件返還すべきです。

③ 地盤改良工事はとりかえしのつかない海や山の環境破壊が懸念されます
 *「変更承認申請書」では軟弱地盤改良のためのデーターや工法の詳しい記載はされていません。これまでも汚濁防止膜は海面下7mまでしかなく、海の汚濁が広がっていました。工法に必要な大量な海砂を離島含めて県内で調達するとされているが、それは沖縄県でとれる2年分以上の量です。それほどの量の海砂をさらうことは、海の汚濁・海底地形の改変・海生生物の死滅などの環境破壊は深刻になります。他県では、海砂の採取を禁止または制限しているところがほとんどです。本数などの具体的数値は記されていませんが、莫大な数の砂杭を打ち込むこと自体、環境破壊につながり無謀です。このような大規模な改良工事を申請していながら、B27地点を含む地質調査をしないことはありえません。地質調査は必須です。

*また、C2護岸やC3を建設する前に、水深42mから7mまで先行埋立て(薄層盛り土)を施行すると記されていますが、とんでもないです。汚濁防止膜もこれまで海面下7mまでしかなく、これまでも海水の汚濁が広がっていました。先行埋立て施工の開口部は、731mにもなり、240mの幅の汚濁防止膜では汚濁防止は無理だと思います。また、海底までのばすというが、その長さは示されていません。トレミー船を使うので、環境への負荷はこれまでと同じ想定内としているが、それは間違っています。汚濁が広がり、貴重なサンゴ類や海洋生物などに悪影響を及ぼし、海を死に追いやることにつながります。

*辺野古・大浦湾の海洋生物は5300種以上で絶滅危惧種など262種が現在報告されていますが、調査すればさらに増えることは確実です。埋め立て予定地には、78460群体の移植対象のサンゴが群生しています。現在、これだけ大量のサンゴの移植技術は確立されていないと、専門家は指摘しています。また、特に工事が中断していた4月、5月には70回以上のジュゴンの鳴き声があったことが報告されています。防衛局は直ちに工事を中止して、沖縄県の指導に基づいて、調査をすべきは当然です。工事を続けることは、ジュゴンを大浦湾から追い出すことを狙っているとしか思えません。辺野古・大浦湾にはジュゴンの餌場が広がっています。絶滅危惧種のジュゴン保護をはじめ、貴重な生物多様性の辺野古・大浦湾の保護を図るべきです。昨年、アメリカのNGOが「希望の海」と認定した辺野古・大浦湾の海は、子や孫に残さなければならない沖縄県の財産です。設計概要変更申請の環境保全対策は全く不十分で、新たな環境影響調査を実施し、貴重な辺野古・大浦湾の海の環境を守るべきです。

 *埋め立てや地盤改良工事に使用する膨大な土砂を、沖縄県内で調達可能としているが、現在、土砂を掘り出している安和鉱山は、山がなくなるほど削られています。山の環境破壊は、海の環境破壊につながることは常識です。沖縄県内の調達となると、離島も含む沖縄県内の山川海の環境の破壊が進むことは必至です。また、当初の計画では、土砂はすべて海上輸送とされていたが、陸上輸送も併用されており、さらに環境汚染が懸念されます。これまでは「大気汚染や騒音、振動などの環境負荷の軽減のために海上輸送」としていた沖縄防衛局の主張は、全く矛盾しており、今までも、ダンプカーによる騒音や粉じんなどの環境汚染が指摘されています。土砂の採掘箇所はそれぞれに環境調査をすべきで、個々の業者にそれを責任転嫁するのはやめていただきたいです。防衛局として、責任をもって環境調査を実施してください。

④ 90mに及ぶ軟弱地盤の改良工事は不可能です
  B27地点の90mに及ぶ軟弱地盤の改良工事は、日本はもちろん世界的にも例がないそうです。とりわけ、90mの軟弱地盤を70mと歪曲し、しかも70mの下は固い粘土層で、70mまでの改良工事しか想定していません。専門家の新潟大学の立石名誉教授は「このままでは崩壊する危険がある」と指摘しています。防衛局が設置した「技術検討委員会」ですら、辺野古新基地が完成した後も地盤沈下すすむと指摘しています。また、辺野古新基地建設予定地には二つの活断層が走っています。立石名誉教授らは「震度1でも崩壊の危険がある」と警鐘をならしています。隣には辺野古弾薬庫もあり、もし、何か起きたら、その被害は甚大で計り知れません。
 「業者が勝手にやった、取るに足りない数字」とかごまかさず、防衛局は90mの地点の再調査、および環境影響調査をやり直すべきです。2つの活断層の調査・分析も必須です。

 防衛局は「環境におよぼす影響は、変更前の同程度か、それ以下」としているが、それはありえません。

                                以上


「設計変更申請」への意見書、9月28日までです!一通でも多くの意見書を出そう!

2020-09-27 21:29:24 | 日記

 政府防衛局は、大浦湾に広がる90mに及ぶ軟弱地盤の改良工事のために、コロナの非常事態宣言で沖縄県が大変なときの4月21日に申請してきました。
 米軍コロナの感染の広がりのなか、県民の命を守るために必死の取り組みをやっているその最中の申請でした。本当に許しがたい、政府の対応です。
 9月28日までのあとわずかとなりました。
 玉城デニー知事は、設計概要変更を不承認にすると公言しています。名護市の意見等も聞いて、最終判断は来年1月末ごろだろうと言われています。
 玉城デニー知事の、応援メッセージにもなります。専門家は、軟弱地盤と2つの活断層で、震度1でも崩壊すると指摘しています。また、軟弱地盤改良工事の汚濁の広がりで、ジュゴンや5300種にも及ぶ大浦湾の多様な生き物やサンゴに大きな被害が及びます。環境を破壊しないためにも、「設計変更申請」NOの意見書を出しましょう!

「設計概要の問題点」や「意見書の書き方」など丁寧な説明がある「オール沖縄会議」のHP https://all-okinawa.jp/opinion/ を参照してください。


「設計変更申請」への意見書の取り組みを訴える

2020-09-22 20:29:24 | 日記

 9月19日、国会前の総がかり行動に3000人が結集して、菅体制になった政府に戦争法廃止・いのちをまもれの声をあげた。
 午後3時、マスク着用やそれぞれの間隔をあけてコロナ感染防止対策を呼びかけられるなか、集会は開催され、主催者を代表して高田健さんが「集団自衛権、共謀罪、そして安保法制の制定から5年、市民と野党が結集し、みんなの力で戦争法を廃止させよう」と挨拶。社民党のみずほさんを皮切りにつぎつぎと野党代表が発言し、市民グループのアピールが続いた。
 「辺野古に基地を造らせない!沖縄の海と山をまもろう! 沖縄県は『変更承認申請』を不承認としてください 全国から沖縄の民意に連帯する『意見書』を届けよう」と国会包囲実の木村さんが沖縄からの訴えをした。
 9月8日から9月28日まで、防衛局が申請した辺野古の「設計変更概要」の公示縦覧がおこなわれている期間に、納税者であればだれでも、「意見書」が沖縄県にだせます。 90mに及ぶ軟弱地盤や二つの活断層の上に辺野古新基地建設は強行されています。近くに、核弾頭も保管されているのではないかと懸念される「辺野古弾薬庫」もあります。県民の民意をないがしろにした辺野古新基地は、震度1でも崩壊すると専門家は指摘しています。建設強行を許してはなりません。
 玉城デニー知事が設計概要変更を不承認にしますが、その応援のためにも一人一人の辺野古NOの意見書が必要です。
 「設計概要の問題点」や「意見書の書き方」など丁寧な説明がある「オール沖縄会議」のHP https://all-okinawa.jp/opinion/ を参照してください。
 
 私たち南部の会は、国会議事堂に向かって右側に旗をたて、10月9日に開催予定の「人権の21世紀を作る文化のつどい2020 『ともに生きよう』という私たちの思い・・・ヘイトスピーチは犯罪、人権侵害を許さない」おはなしは師岡康子弁護士 報告は三浦知人さん・・・・」のチラシを配って集会に参加した。
 参加されたみなさん、お疲れ様でした~


9月8日~28日まで、沖縄県に辺野古NOの「意見書」をだそう

2020-09-05 15:29:18 | 日記

 沖縄防衛局がコロナ禍のさなかの4月21日、沖縄県に提出した辺野古新基地建設の「変更承認申請書」について、9月8日から「公告・縦覧」の手続きが始まります。縦覧期間=意見書の募集期間は9月8日(火)から28日(月)までです(当日消印有効)。FAX、メールでも受け付けます。
 沖縄県民の民意を背に、玉城デニー知事は、防衛局の「設計変更概要申請」を不承認にすると思いますが、辺野古新基地反対を訴えてきた私たち一人一人も、沖縄県に意見書をだしましょう。私たちは納税者です。湯水のごとく税金を投入して強行されている辺野古新基地建設に対する「利害関係者」として「意見書」を出せます。
オール沖縄会議のHPを参照してください。「設計概要の問題点」や「意見書の書き方」など丁寧な説明があります。
 「オール沖縄会議」https://all-okinawa.jp/opinion/

【意見書の提出先】
①郵送 〒900-8570那覇市泉崎1-2-2 沖縄県土木建築部 海岸防災課 Tel:098-866-2410
②FAX 098-860-3164
③メール umetateiken@pref.okinawa.lg.jp

 参考にしてください
* 「利害関係人」は
・税金で作られる辺野古新基地建設は、誰でも「納税者」として意見を述べることができます
* 「意見」は 「沖縄県知事は今回の設計変更承認申請を不承認として下さい」として書いて下さい。

* 理 由
・二つの活断層や軟弱地盤があり、崩壊するという専門家の指摘もあり、基地建設は不可能です。
・軟弱地盤の大規模な改良工事の設計変更だから、環境影響評価をやり直すべきです。
・工事費は当初2400億円から3500億円になり、昨年12月に9300億円が発表されたが、さらにおおくの経費がかかることは必至です。コロナ対策やこどもの貧困対策に使うべきです。
・7万9000群体ものサンゴの移植は不可能です。
・基地建設は反対している沖縄の民意に従うべきです。
・完成まで15年かかることから、世界一危険な普天間基地の固定化に妻がります。
・地盤改良で7万以上の砂杭を打ち込むことになっているが、その砂は、沖縄でとれる砂の2年分以上にものぼり、海岸環境の破壊は深刻です。
・大規模な設計概要変更申請につき環境影響評価をすべきです。
・護岸を作る前の「先行盛り土」や「砂杭」の打ち込みは、土砂の拡散など海の汚濁が深刻になります。
 現在でも、7mの汚濁防止膜しかないなかで、海の汚濁は防止されていません。

など、自由に意見書に書いて下さい。


「辺野古NO」の意見書をだそう

2020-09-01 22:12:55 | 日記

 8月29日、前回同様4時から上野公園口で行われた「辺野古NO]のアピール行動に参加した。
 上野公園を通りゆく親子連れや若い人たちに、今、沖縄で何が行われているか、沖縄の現状をリレートークで訴えた。

 「今、沖縄では県民の反対にも関わらず、非暴力不服従で抗議する市民を弾圧して、辺野古新基地建設が強行されています。弾圧する警備員にコロナ患者がでているにも関わらず、公示は強行されています」
 「辺野古新基地建設費は、当初、2400億円でしたが、現在、政府は9300億円と発表しているが、さらに2兆円、3兆円と予算がオーバーすることは必至です」
 「辺野古新基地建設がつくられている辺野古・大浦湾は、きれいな沖縄県の海のなかでも最も保護すべきと指定されていた海です。5800種という生物多様性の豊かな海で、昨年、アメリカのNGOが「希望の海」と指定しました。日本では初めての指定です」
 「コロナで生活が苦しいです。2兆円から3兆円もかけて、米軍のために戦争するための基地建設に費やすのは、ドブにお金を捨てるようなものです。基地建設のお金は、コロナ対策や福祉にまわすべきです」
 「すでに沖縄には、70%以上の米軍基地が作られています。その上、新たな辺野古新基地建設は、許せません!しかも、二つの活断層と90mにおよぶ軟弱地盤が横たわっています。専門家は、完成しても崩壊する危険があると指摘しています」
 「軟弱地盤改良のために、政府は『設計概要変更申請」を玉城デニー知事に出しました。設計変更申請にNOの意見書をだして、玉城知事を応援しましょう」

 など、次々にリレートークが行われ、道行く人々に、辺野古NOを訴えました。総全30人の参加でした。