沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会

辺野古新基地・高江ヘリパット建設反対。東京南部の地で、尊厳をかけて島ぐるみでたたかっている沖縄の人々と連帯していきます。

沖縄反戦地主 事務局長 池原さんの話を聞いた

2019-11-26 09:49:40 | 日記

 11月23日、たんぽぽ舎で開かれた沖縄反戦地主事務局長 池原秀明さんの講演会がありました。冷たい雨の降りしきるなか、参加者は少なかったが、中身の濃いいい話でした。
 木村さんの主催者挨拶と司会によって講演学習会がはじまった。
 「軍事基地を生活と生産の場へ」のスローガンを掲げて1971年に反戦地主会が結成された。基地にすることに反対する地主に、公用地法の適用・「安保に風穴開けた4日間」を経て地籍明確化法の適用、そして米軍用地特別措置法を適用し、反戦地主の土地を強制使用。日本政府の卑劣な切り崩しのなかでも頑張ってきた反戦地主は反戦・平和・反基地のたたかいの中心であった。大田知事の代理署名拒否で、悲惨な沖縄戦や米軍支配などの沖縄の歴史や基地に反対する訴えを踏みにじり、最高裁で沖縄県が敗訴。米軍用地特別措置法が改正、「象のオリ」の強制使用の空白を恐れ、ルール違反の緊急特別措置法を成立させ、公開審理の裁決に関係なく、不当にも反戦地主の土地が強制的に継続使用がなされるようになった。反戦地主の土地を支えるために一坪地主がうまれ、辺野古をはじめ、さまざまに沖縄の運動をささえていることに感謝の言葉を述べられた。
 違憲訴訟でも敗訴というなかで、現在、基地から派生する環境問題、辺野古の問題な取り組むとともに、農業をやりながら嘉手納ゲート前で、基地反対のアピール行動を継続しているという。「軍事基地を暮らしと生産の場へ」という目標は決してあきらめていない。希望を捨てずにたたかっていくと力強く語られた。
 沖縄のたたかいの核として、復帰前から反戦地主としてたたかってこられた池原さんの話は具体的で、心をうちました。ただ、時間が足りなかったのが、本当に残念でした。講演が終わり次第すぐに沖縄へ帰らなければならないという大変に忙しいなか、駆けつけてくれた池原さんに会場からは大きな拍手でした。


朝鮮第6幼初級学校の公開授業と交流会にいきました

2019-11-19 09:52:25 | 日記

 11月16日、気持ちのいい秋晴のなか、大田区にある朝鮮第6幼初級学校の公開授業参観と焼肉交流会に参加しました。100人は超していただろうか、多くの方が来ていました。
 目的の第6幼初級学校は、池上線千鳥町の駅からすぐの閑静な場所にありました。1945年に創立され、1949年に現在の千鳥町に移ってきたそうで、建物は2015年に新校舎が竣工されて、2歳の園児から小学校6年まで61人の子どもたちが学ぶとてもきれいな学校でした。公開授業の準備会や学校長の挨拶がつづき、その後、5~6人ごとのグループごとにオモニたちによって授業参観の案内がありました。
 公開授業は2歳児は芋ほり、3歳児はどんぐりの帽子づくり、4歳児はパズル遊び、5歳児は枯葉やドングリの遊びで元気いっぱい。1年生はリンゴを使った数の数え方、二年生は日本語、3年生は音楽、4年生は朝鮮語、5年生は電流の作用、6年生は歴史の授業でした。子どもたちは多くの参観者がきたので、ちょっと緊張していましたが、はきはきと元気いっぱいの様子でした。その後、子どもたちによって歓迎の合唱や舞踊などのミニ講演が体育館で行われ、拍手喝さいでした。
 そして、外で、焼肉交流会。おいしい焼肉に舌鼓をうちながら、参加していた方々の連帯の挨拶が続きました。
 「民族としての誇りをもって、豊かに日本のなかで生きていってほしい」と願うオモニたちの思いが伝わり、胸を突きました。そして、高校や、今また、幼稚園児までは「無償化」からは排除するということに、怒りを禁じえませんでした。国際基準から大きく逸脱する政府のこのような排除・差別に、私たちもともに声をあげていきましょう!高校無償化は中華学校や韓国学園、ブラジル人学校、インターナショナルスクールなども適用されています。なぜ、朝鮮学校だけ排除するのか!「排除は違法である」と大阪・愛知・広島・福岡で裁判がたたかわれています。不当な判決もなされています。公正な裁判が行われるよう、多くの市民の抗議の声が求められています。共に声を上げていきましょう!
 「排除・差別」は許さない!「排除差別」は許されない!私たちのウリハッキョ!


「11・3 憲法集会」に参加しました

2019-11-03 21:43:55 | 日記

 暑くもなく寒くもなく、ちょうどいい憲法集会でした。1万人が参加。
 元気なシュプレヒコールで集会は始まりました。
 「戦争反対」「憲法発議許さない」「辺野古新基地建設反対」「原発再稼働反対」「自衛隊の中東派遣反対」・・・・
 憲法共同センターが主催者挨拶で「徴用工問題は、国際基準で時効はない。韓国は法治国家で、裁判の結果を尊重するのは当たり前である。安倍政権は加害の歴史を無視し、古い日韓関係のままにしようとしている。東アジアの平和にはジーソニアはいらない。日韓の市民が連帯し、平和憲法を守り、朝鮮の非核化・戦争への道を阻止し、平和を勝ち取ろう」とよびかけた。その後、社民党と立憲民主党、共産党など国会議員の挨拶が続き、韓国の代表団が力強く連帯のアピールがされた。
 そして「ノーアベソング」や「光は闇に負けない」などの歌が続いた。
 北原みのりさんが女性に対する性暴力を許さないフラワーデモの取り組み、3.1朝鮮独立戦争100周年キャンペーンの矢野さんが、この間、支援してきた徴用工問題など訴えた。沖縄からはオール沖縄会議の山本事務局長が、玉城知事の訪米や軟弱地盤や2兆5千億円を超える費用など辺野古の現状など訴え、支援を呼びかけた。
 その後、安保法制訴訟の取り組みなどの訴えがあり、最後に、高田さんから「来週から予算委員会がはじまるが、憲法改悪阻止に全力でとりくもう」と訴え、集会は成功のうちに終了。