沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会

辺野古新基地・高江ヘリパット建設反対。東京南部の地で、尊厳をかけて島ぐるみでたたかっている沖縄の人々と連帯していきます。

今年最後の官邸前のスタンディングに参加しました

2020-12-29 13:53:55 | 日記

 12月28日、午後3時、今年最後の官邸前のスタンディングに参加した。参加人数は6人。
 私たちの前に、日の丸を掲げた人たちが官邸前で抗議行動をしていた。中国に対する政府の対応など批判していた。私たちの目の前にいた若い青年が「なぜ、基地に反対するのか。自衛隊の基地も反対なのか。丸腰で中国がせめてきたらどうするのか。国民を守るために軍隊が必要だ・・」などと吹っ掛けてきた。
「軍隊は住民を守らない。沖縄戦をみよ。日本が中国や朝鮮を攻めた歴史を考えよ。自分の命を大事にしろ・・」と応戦。やさしい目をした青年であった。軍隊や戦争にではなく「ぬちどう宝」の自分の命を大事にする人になってほしいと思う・・・・
 私は、たまにしかこの「土砂投入許せん」のスタンディングに参加していないが、月曜から金曜日、参加人数の大小はあるが、毎日、続けられている。火曜から木曜日は一人でも続けられている。すごいことである。どちらもウチナーのイナグの怒りである。
 スタンディング2周年で、参加している仲間たちによって「官邸前スタンディング有志の会」に「アダンの会」という名前が付けられた。
 アダンは海岸に群生していて、沖縄では誰でも知っている低木である。パイナップルのようなオレンジ色のかわいい実をつける。とげのある長い葉っぱで風車を作ったりして遊んだものだ。昔はパナマ帽の材料にもなり、農民の暮らしを支えた。
 18世紀に琉球王朝の指導者だった蔡温が、杣山を守り、農業政策を進める中で、防潮防風のために海岸にアダンを植えるのを促進したそうだ。
 今、海岸を破壊し、山を破壊し、基地建設が強行されている。浜を壊すな!海を壊すな!暮らしを壊すな!命を奪うな!のうむいを込めて、海岸で踏ん張っていきているアダンのようにと「アダンの会」は名付けられたそうだ。いい名前である。
 最後のスタンディングは、また、来年、頑張っていこうと決意して4時過ぎに終了。お疲れさまでした。
 まんじゅい ちばらなやーさい


土砂投入抗議のスタンディング2周年、新たな決意でスタート

2020-12-21 10:32:47 | 日記

 12月18日、3時から「官邸前 抗議のスタンディング2周年 辺野古の土砂投入絶対許せん」に参加した。
 前日の寒さも緩み、日差しもさす絶好のスタンディング日和でした。ウチナー出身の女性二人が、2018年12月14日(金)の土砂投入に抗議して、月曜日の17日から官邸前で抗議のスタンディングを開始。以来、土日を除く毎日、官邸前でスタンディングをはじめた。二人は「あの故郷の美ら海に土砂を投入して、海を破壊することに怒りが収まらなかった、官邸前で抗議しよう」とスタンディングは始まったという。南部の会のメンバーでもある。
 日の丸をもった右翼の妨害などもあったというが、雨の日も風の日も、あの夏の日照りの日もスタンディングは続けられた。
 今日は、スタンディングを初めて2周年、辺野古ではデッキパージが配置され、土砂投入は加速されようとしている。また、美謝川のボーリング調査もはじまり、防衛局は違法な辺野古の工事を続行。設計変更では、南部の沖縄戦で犠牲になった人の骨が埋まったままの土砂まで使用する計画である。人道上も許せるか!怒りが沸き上がる。
 官邸前の抗議のスタンディングには、16人の仲間が駆けつけてくれた。シュプレヒコールで開始。リレートークで一人一人にマイクが回る。菅政権に対する怒りのアピールが続く。
 設計変更に対し、1万7857件の辺野古工事反対の意見書が出され、玉城デニー知事は、年明け早々にも「設計変更不承認」の判断を出すと報道されている。不動の「辺野古NO」の民意が玉城デニー知事の背中を押す。参加者は「工事を阻止するまで、絶対あきらめない」決意新たにし、抗議行動を終了。最後に、官邸をバックに写真をとりました。
 「ちゃーしん まきららん!」「なまからど えーびんどう ちばらなやーさい!」


「土砂投入から2年 辺野古新基地建設は絶対許さない!官邸前行動」に参加しました

2020-12-15 16:31:18 | 日記

 12月14日、6時半、急に冷え込みが厳しくなるなか「土砂投入を許さない!官邸前行動」がはじまった。
 集会に参加するために、溜池山王から急ぎ足で官邸前に行こうとしたら、警察が「官邸前だから通行はやめて、向こうの通りから集会に参加してください」というではないか。いつも通る道である。現に数人が官邸前の道をおりてくる・・・なんだ!通行できる道路を、集会に参加する人は通さない!表現の自由や人権束縛の憲法違反ではないか!

 抗議行動は「土砂投入やめろ!チャースガ チャースガ」と元気なシュプレヒコールではじまった。
 2年前の土砂投入から抗議のスタンディングをしている有志の会や宗教ねっと、八王子の沖縄問題を取り組んでいる仲間など次々にアピールが続いた。
 沖縄からはオール沖縄の共同代表・基地軍隊を許さない行動する女たちの会の共同代表である高里さんが電話でメッセージを発した。理不尽な辺野古土砂投入に対する怒り、沖縄に対する政府の問答無用の対応に対する怒りが伝わり、参加者からは「まるで辺野古のゲート前で聞いているようだ」との感想が漏れた。一旦、メッセージが終わって、どうしても伝えたいと、再度の発言があった。辺野古抗議行動を継続するなかで、先日なくなった高垣さんはじめ、たたかいのなかばで亡くなられた多くの名前が紹介され、無念の思いが参加者の胸に届いた。
 土砂投入2年、なんとしても違法な工事の中止をめざして、東京のげんばでたたかっていこうと決意を新たにした官邸前集会であった。参加者は150人でした。


12.13「SOS土砂投入2年」のオンラインに参加して

2020-12-15 16:28:31 | 日記

 12月14日の辺野古土砂投入を前に、12月13日梨の木ピースアカデミー主催の「SOS!辺野古土砂投入2年 国際人権の視点から米軍基地問題を問う」のオンラインに参加した。
 登壇したのは、元山仁士朗「県民投票後の現状」・多嘉山侑三「初めてでもよくわかる辺野古基地問題」・川端俊一「取材現場で見えた沖縄・日本」・糸数恵子「沖縄と国連;現場の経験から」・米須清真「現状打開に向けて」・千葉花子「日本とアジアから平和を創るために」の6人が上村さんのコーディネーターでアピールした。
 県民投票後の沖縄の民意を踏みにじり続ける日本政府、国連でも「沖縄の基地をなくして」と訴える沖縄の声を歪曲して踏みつぶす日本の高官、琉球弧を軍事要塞化し、再び捨て石にしようともくろむ日米、「辺野古唯一」を日本国民の間で議論したのかと問う、辺野古問題とは何か、考えてほしいという訴えなど、それぞれのアピールに、沖縄の今の現状が映し出されていました。
 土砂投入2年を迎え、政府は大型台船デッキパージを大浦湾に停泊させ、さらなる土砂投入を加速させようとしています。
 「勝つまであきらめない」「再びイクサ世にさせないために」「子や孫にヌチドウ宝の島を引き継ぐために」
 ともに頑張っていきましょう!


当面の予定です

2020-12-10 21:11:46 | 日記

12月も半ばになりました。コロナ禍のなかで、集会やイベントの中止が相次いでいますが、辺野古では警備にコロナ感染者がでても、工事は続行しています。
 防衛省の設計変更概要申請が、いまだ、玉城デニー知事の承認もされていないにも関わらず、なぜ、工事が続行されているのでしょうか。本来なら、違法に当たり、工事は中止しなければならない筈です。
 理由は「世界一危険な普天間基地の一日も早い危険性除去」がうたい文句です。「一日も早い危険性の除去」がなぜに12年後なのか。
 どんな理不尽な理屈でも「沖縄でならOK」と差別政策がまかり通り、反対するものは、力で抑え込む。許されません!
 あの翁長知事が命をかけた辺野古新基地建設承認撤回の道を、私たちは引き継ぎ、次の世代へ、渡す責任があります。
 2018年12月14日、辺野古の海に土砂が投入されて、2年が経過しました。辺野古ゲート前をはじめとして、海上や安和や塩川の港で抗議行動が続けられています。
 私たちは、決してあきらめない沖縄の尊厳をかけた連帯していきます。
 
 当面の予定です
 
 * 12月13日(日)14時~16時半 「SOS!辺野古土砂投入2年 国際人権の視点から米軍基地問題を問う」ズームオンライン 要申し込み NPA-ASIA.COM 
 * 12月14日(月)18時半~官邸前にて 「土砂投入から2年 絶対許さない!12・14官邸前抗議行動」主催:辺野古実
 * 12月18日(金) 15時~16時 官邸前 「抗議のスタンディング2周年 土砂投入絶対許さない」 主催:抗議のスタンディング有志の会
 * 12月19日(土)14時~ 議員会館前 総がかり行動

 コロナ猛威を振るっています。無理せずに、できる範囲で、ご参加ください。


「抗告訴訟不当判決抗議行動」に参加しました。

2020-12-02 11:24:25 | 日記

 11月27日、那覇地裁は、沖縄県が訴えた抗告訴訟を門前払いした。その山口裁判長の不当判決に抗議する集会が急遽、衆議院会館前で開催され、約50人が参加した。
 故翁長知事が命をかけて承認撤回を表明した、そのあと、謝花喜一郎副知事が、前仲井真知事が出した埋め立て承認を2018年8月に撤回。しかし、防衛局は民間人の救済措置である行政不服審査制度を悪用し、「私人」になりすまして、国土交通相に「審査」を申し立てた。そして、県の埋立て承認撤回を国土交通大臣が取り消した。同じ内閣同士の茶番である。県は軟弱地盤や活断層、環境保全や高さ制限などや、国交相の承認撤回の取り消しも違法として2019年8月に那覇地裁に提訴。しかし、山口裁判長は2回の口頭弁論で実質審議をせず、門前払い。
 現在、防衛局は、県に設計変更申請をし、全国から意見書が17857件寄せられた。玉城デニー知事の判断は年明けになると言われている。「軟弱地盤改良のための設計変更申請は、あの仲井真知事が出した承認どおりには埋立てができませんということだから工事は中止すべき」と徳田琉大教授は指摘している。
 抗議集会は、沖縄の風の伊波洋一さんや高良鉄美さん、社民党の福島みずほさんの発言のあと、国会包囲や川崎や八王子、葛飾など地域でたたかっている仲間から次々と不当判決への怒りの発言や「辺野古唯一」とうそぶく菅政権による沖縄への差別分断・弾圧に対する抗議の発言が続いた。たたかいはこれからだ!自分たちの足元から沖縄と連帯して頑張っていこうと訴え、大きな拍手で確認。
 最後に、12月14日の土砂投入2年目の官邸前集会、来年2月3日のサンゴ特別採捕の判決の行動提起があり、シュプレヒコールをして、終了。
 なまからど えーびんどー!まんじゅい ちばらなやーさい!
 寒いところ、お疲れ様でした。