2月16~25日までの「設計変更を許さない!辺野古新基地つくらせない!キャンペーン」がはじまり、各地域で情宣活動が取り組まれています。
南部の会も、2月20日、大井町駅頭で「設計変更を許さない・・・」キャンペーンのチラシを仲間と共に配った。受け取らない人も多かったが、なかには「総がかり行動で同じチラシをもらったよ」と言ってくれた若い女性。また「お母さんが辺野古の座り込みに行った」と言ってくれた高校生らの言葉がうれしかった。
2月21日の金曜日に久しぶりに「官邸前の抗議のスタンディング」に参加した。昨年の土砂投入の時から一年以上、月曜から金曜日の5時から6時、毎日、スタンディングが続けられている。
スタンディングをしている仲間の中に、地域でエイサーをやっている人がいる。その人に、パーランクーと太鼓で、叩き方の基本、足の動きの基本など教えてもらった。そのうち、いつか「アンマーたちのエイサー」を目指したいね~と笑いあい、この次は、エイサーの音楽をかけてやろう!ということになった。エイサーは元気がでます~
無法状態で辺野古の新基地が強行されています。90mの軟弱地盤のデーターを「業者が勝手に測定した、取るにたりないデーターで、設計変更に取り入れない」と防衛大臣の見解。地質学の専門家は「護岸の崩壊の恐れがある」と指摘している。
崩壊の恐れが指摘されているずさんな基地建設をなぜ強行するのか。基地建設に群がる大企業の利権のためか。限りないウチナーの自然破壊と人命の軽視、許されるわけはない!
2月16日、「設計変更は許さない!辺野古新基地つくらせない!キャンペーン」がスタートした。
午前中の雨がやんで、チラシの情宣活動がはじまった。若い人が行きかう新宿の街で、なかなかチラシを受け取らない。とにかく受け取って、沖縄で何がおきているか、知ってほしいという思いでチラシを配る・・・・そんな中でも、若い男性が、チラシを受け取り、小さな声で「頑張ってください」と励ましてくれた。また、店の奥のいるお姉さんが手を振っている「頑張れ」と。うれし新宿西口・東口・三丁目での情宣部隊がアルタ前に集まり、アピールがはじまった。「都合の悪いデーターの隠ぺいは許されない。B27地点の90メートルに及ぶ軟弱地盤のデーターが昨年の3月に国会に提出されていた。業者が勝手にやったなどの言い訳はありえない」と政府のデーター隠ぺいに、怒りの主催者挨拶。続いて、カヌー隊の一員として頑張ってきた仲間から、辺野古だけでなく、安和の琉球セメントの桟橋での抗議行動について報告があった。現地ではきびしい戦いが続いており、一人でも多くの人が、カヌーでの抗議行動に参加してほしいと呼びかけた。辺野古現地からは、ヘリ基地協議会の安次富さんから電話メッセージが届いた。「軟弱地盤の改良工事を、汚職まみれの技術検討委員会がお墨付きを与え、この3月にも設計変更が出される可能性がある。玉城デニー知事を支え、なんとしても設計変更を阻止し、新基地建設を断念させよう」と訴えた。
「設計変更許さない」「軟弱地盤に基地は造れない」「自然破壊許さない」「辺野古の工事をやめさせよう」・・・などシュプレヒコールをしてデモに出発。170名の参加でした。
またである。つい2週間前の1月25日も岩国所属の特殊作戦用のエンジンが二つもついているMH60ヘリが那覇の東海上に墜落した、1月29日には伊江島ではパラシュートのついた箱が民間地に落下。そして今回のFA18E戦闘機の給油カバーの落下である。この戦闘機も岩国所属だ。
沖縄の基地所属の戦闘機事故だけでなく、他から飛来した戦闘機の事故まで沖縄が背負えというのかと、怒り心頭である。老朽化した戦闘機が沖縄上空や近海で野放図な訓練をさせておいて、どこが、沖縄の基地負担の軽減だ!
2月15日、FA18E戦闘機の給油カバー落下に対して、安倍総理・河野防衛大臣・田中沖縄防衛長・川村沖縄担当大使に以下の抗議文を送った。同文を、アメリカ大使、在日米軍司令官、在沖米軍四軍調整官にも出した。
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岩国所属のFA18 E戦闘機の給油口カバー落下に抗議する
沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会
またである、いつまで米軍機の事故は続くのか。報道によれば、12日、嘉手納基地で訓練中の戦闘機FA18 Eスーパーホーネットの給油口のパネルがついていない状況で着陸したという。県の問い合わせに翌13日になって米軍は「訓練中、海上で落とした模様」と給油カバーの紛失を認めたが、詳細については明らかにしていない。防衛省は海軍のホームページの掲載記事を参考にして、再発防止を要請したという。一体、この国の主体性や危機感のなさ、米軍の事故を軽視する態度など、本当に許しがたい。
部品の落下は、海上ならば船舶、市街地ならば住宅を直撃するかもしれないのだ。2017年12月には保育園に円筒形の部品、普天間第二小学校にCH53Eヘリの窓枠落下、19年には浦添中学校にゴム製品落下、8月にCH53Eの窓が海上落下、10月には伊江島でMC130J戦闘機の装置の一部が落下、今年の1月29日には伊江島でパラシュート付きの箱が民間地に落下、事故は多発している状況が続いている。
安倍総理は「普天間基地の負担軽減で空中給油機15機を岩国に移転した。長年実現できなかったことだ」と自画自賛したが、現場の実態を全く把握していない発言には怒り心頭である。今度の事故も、米海兵隊岩国所属の海軍FA18戦闘攻撃機だ。沖縄での野放図な訓練を激化させ、事件事故を多発させている。「自画自賛するなら、15機の給油機と同時に、辺野古の新基地建設完了予定の2030年以降まで待たず、今すぐ、世界一危険な普天間基地も移転させろ!」と言いたい。
軍用機の老朽化も指摘されている。同型機は18年11月北大東村の南西海上に墜落したほか、米国でも19年12月、今年1月給油飛行訓練中に相次ぎ重大事故を起こしている。
国土0・6%の沖縄に70%以上の米軍基地がひしめき、20か所の空域と27か所の海域が米軍に提供され、米軍は日夜を問わず、自由に訓練を実施している。事故が起きるたびに沖縄県は原因究明と再発防止を訴えているが、日米はそれを顧みず、米軍機の落下や不時着、部品の落下など事故が多発させている。そのことに満腔の怒りで抗議し、徹底した原因究明と、実効ある再発防止策をとるよう求めて以下、要求する。
1、 徹底した原因究明・実効ある再発防止策を提示し、その間の飛行を停止せよ
2、 日本政府は沖縄県民の命と人権を守るために、老朽化した戦闘機の訓練を中止させよ
3、 沖縄県民を不安と危険にさらしている米軍機の飛来を中止させ、沖縄近海での訓練を停止せよ
4、 日米地位協定を沖縄県の要求通り抜本的に改定せよ
2月11日、日本教育会館で開催された「憲法と建国の日を考える集会 日本と韓国の今」の集会に参加しました。会場は満席の上、通路に運ばれた椅子も足りなほど盛況、180人の参加でした。
第一部は、「日韓に壁はあるか~交流の現場から考える」のテーマで、朝鮮人強制労働被害者補償立法を目指す日韓共同行動事務局長の矢野さん、アジアの平和と歴史教育連帯国際協力委員長のカン・ヘジョンさん、女たちの戦争と平和資料館館長の渡辺美奈さんの3人がそれぞれ、自分たちが取り組んでいる運動の視点から話をされた。徴用工裁判が発端で、日韓が最悪の状況であるが、植民地主義を否定し、人権や平和を求める市民同士には壁はない。むしろ日本のメディアが反日嫌韓をあおっている側面があるが、市民レベルでの出会いを大切にし、東アジアの平和を築いていきたという思いが伝わってきた。
また、韓国と日本の学生からもそれぞれの視点で話があった。印象に残ったのは、韓国の学生たち若者は、自由に政治や社会の問題を話すが、日本の学生や若者はタブー視して話さないし、このような集会に行こうと友達を誘うこともないと話した。政治について地域で話さないのは若者だけではない・・・地域で自由に政治や社会問題について話さないのは大人社会も同じである。
第二部は「歴史認識と教科書 歴史を遡る様々な動きをめぐって」について相可さんが報告された。育鵬社の教科書が2001年にでてきてから、20年のたたかいを続けてきた「子どもたちに渡すな!あぶない教科書 大阪の会」の方で「愛国」と「自己犠牲」を刷り込む教科書・・・特に安倍政権に迎合する東京書籍、教育出版などそれぞれの地域で採択阻止する取り組みをすすめようと訴えた。時間がなかったのが残念でした。
(写真を撮りわすれたので、チラシを添付。韓国の学生が作ったチラシだそうです)
当面の予定です。
* 2月11日(火)13時半~ 日本教育会館 「建国記念の日と憲法を考える集会・・・「日本と韓国の今」
* 2月16~25日 「設計変更を許さない!辺野古新基地をつくらせないキャンペーン」
2月16日(日)午後1時 新宿駅周辺でビラまき
午後2時 新宿アルタ前でアピール
午後3時 デモ
2月25日(火)6時半 防衛省正門前集会
* 2月19日(水)6時半 議員会館前 総がかり行動
* 2月20日(木)5時半 大井町駅頭 辺野古キャンペーンのビラまき
* 3月 6日(金)6時半 日本教育会館「止めよう!辺野古新基地建設!辺野古裁判勝利!3・6首都圏集会」
* 3月14日(土)7時 渋谷区勤労福祉会館 「辺野古のたたかいの今」
* 3月19日 (木)6時半 議員会館前 総がかり行動
* 3月20日(金)1時 亀戸中央公園 「さよなら原発」
以上、できる範囲でご参加ください。
2月7日、ユーチューバーの多嘉山侑三さんの「辺野古 うそ ほんと」の講演を聞きに行った。多嘉山さんは、名護在住で「うちなーありんくりんTV]を主催している30代の若手である。
10年間、東京で暮らし、沖縄に帰って5年だそうだ。先の名護市長選で、稲嶺さんが負けたことに危機感をだき、ユーチューバーで沖縄のことを発信したのがはじまりだという。2月現在で「ありんくりん」の登録者3100人、再生回数155000回もあるそうだ。今度の講演も、水道橋交差点で中継をし、通りゆく人に見てもらい、質問もうけるという演出もあった。ITおんちの私には、率直にすごいな~と思った。
辺野古新基地問題とはなにか、なぜ、沖縄に米軍基地があるのか、普天間基地問題とはなにか、県民の民意とは何か、軟弱地盤とは・・など本当に基本的な問いかけで分かり易く、クイズ形式で話が進められた。多嘉山さんは、この沖縄の問題を一部の人だけでなく多くの人に知ってもらいたいと、ユーチューブで発信しているという。
司会の平良さんとの対談もあり、いつもの集会のパターンとは一味も二味も違う、斬新なものであった。
頼もしい若者たちの出現に沖縄の希望がみえた。
チバリヨ― ニーセーター
1月25日、午後4時24分、那覇空港から東約174キロの公海上に米軍機MH60ヘリが墜落。25日から米軍と自衛隊の共同訓練の最中の事故である。
しかし、訓練は続行され、自衛隊は「事故とは関係ない」といい、米軍は「MH60は通常の運用をしていた」と詳しい状況は隠ぺいしたままである。自衛隊はこの墜落を「着水」と言い、意図的に矮小化していて許しがたい。米海軍センターは29日に、最も重大な事故「クラスA」と認定。
墜落の原因究明や再発防止もいまだに発表されず、危険な米軍機が頭上を飛ぶ。沖縄の人々の命と暮らしを軽視するこの対応に怒りを禁じえない。私たち南部の会は、安倍総理・防衛大臣・沖縄防衛局長・沖縄担当大使の日本政府とアメリカ大使館・在日米軍司令部・在日沖縄司令部に以下の抗議文を送った。
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米海軍ヘリMH60の墜落に抗議し、
原因究明の徹底と再発防止策の確定まで飛行停止せよ
沖縄のたたかいと連帯する東京南部の会
2020年1月25日午後4時24分、横須賀を母港にしている米海軍第7艦隊の指揮官ブルーリッジに所属する特殊作戦用MH60ヘリコプター1機が那覇空港の東約174キロの公海上に墜落した。沖縄が日本復帰して51件目の墜落である。
米海軍は、事故の状況を「MH60は通常の運用をしていた」というだけで、事故の詳細は伏せたままである。事故を起こしたMH60ヘリと同型のヘリは2015年8月にうるま市の伊芸島の海上で海軍の艦船に着艦しようとして墜落する事故も起こしているが、その時も事故原因を「人為的ミス」と発表し、詳しい状況は明らかにしていない。また、米軍と防衛省は、名護の安和に墜落大破したオスプレイのときも「不時着水」と言ったのと同様、今度の事故について「墜落」ではなく「着水」と言い、事故の状況を意図的に矮小化しており、許しがたい。
事故の起きた当日の25日から、米海軍・海兵隊は沖縄周辺海域で陸上自衛隊の離島防衛専門部隊の「水陸機動団」と共同訓練をしていた。事故を起こしたのと同型のMH60ヘリがうるま市のホワイトビーチから出港するのも確認されており、MH60 ヘリが訓練に参加していた可能性は極めて高い。しかし、自衛隊は「事故とは関係ない」と訓練を続行しており、怒りを禁じえない。日米は直ちに訓練を中止して、事故原因の究明をすべきである。墜落現場は民間船舶や漁船が航行する水域であり、一歩間違えば、大惨事に結び付く墜落事故にも関わらず、日本政府も訓練中止を求めないというふざけた対応である。
国土0・6%の沖縄に70%以上の米軍基地がひしめき、20か所の空域と27か所の海域が米軍に提供され、米軍は日夜を問わず、自由に訓練を実施している。事故が起きるたびに沖縄県は原因究明と再発防止を訴えてきたが、実効ある対策は取られず、米軍機の落下や不時着、部品の落下など事故が多発、昨年は24件を数えた。基地と隣り合わせの沖縄県民は日常的に命の危険や不安を強いられており、墜落の原因究明もせず、訓練を続行している日米に満腔の怒りで抗議し、以下、要求する。
1、 徹底した原因究明・実行ある再発防止策を提示し、その間の飛行を停止せよ
2、 基地建設に反対する圧倒的民意を尊重し、辺野古の新基地建設を断念せよ
3、 米軍優遇の不平等な地位協定を抜本的に改定せよ
4、 日本政府は沖縄県民の命と人権を守るために、訓練中止を求めよ