リリオーの日記

気が付いたことを書きます。

店をやめることで13

2006-12-19 16:14:01 | Weblog

「ママは長いこと新地にいるけれど、新地も変わったんやろうね」とお客さまが言われた。
そう、随分変わったと思う。新地本通りを歩いてごらん、黒服の男達が所狭しと立っていて歩くのも、「ごめんなさい」と言わないとよけてもらえない。なんでごめんなさいと言わなあかんねんと言う感じだし、1000円で入れますと道の真ん中まで出て来ての呼び込みや、マッサージいかがと酔客に声を掛ける女達。OL達は店紹介の雑誌片手にリーズナブルで雰囲気の良い店探しで金曜日の夜が始まる。
そういうのは昔はなかった。新地本通りを歩くのも誰に見られても恥ずかしくないように構えて歩いたもんだ。寿司屋さんにしたって高級な寿司屋さんばかりだった。でも、30年少し前に1カン○○○円と値段が張ってある店「寿司写楽」が出来たときびっくりした。値段が書いてあるなんていやだわねと思ったのも束の間、私達のお小遣いで食べることが出来ると友達と良く行くようになった。「音羽寿司」も出来、馴染み客になるのに時間がかからなかったし、お客さま方も同伴などに使われる店となった。料金も昔のような値段ではない、新地値段になっているしね。やはり、世の中変わって行くんだ。対応していかなければ生きていけない。私のように結構、対応して来たと思う者でも生きていけない。難しいね。