リリオーの日記

気が付いたことを書きます。

店をやめることで9

2006-12-15 16:35:24 | Weblog
卒寿で現役。長唄の師匠のこと。
昨日、やめることを心配して長唄、三味線の先輩2人(FさんとYさん)と2人のお友達で今年、鉄板焼き「はじめ」を閉められたご夫婦が来て下さった。
「ママから、やめると葉書をもらったので行く、行かなあかんと言うてはったけれど、高齢やし、やめたほうがと言うたわ」師匠が私のことを心配してYさんに言われたようだ。
師匠は来年3月31日で卒寿(90才)すこぶるお元気。
おしゃれで常に美容院に行かれ、何時も綺麗にされている。元気の源は何だろう。やはり、生涯現役で仕事をされているからだろう。
「あなたは、60才なんて未だ若い、何言うてますのん、やめてどないしますのん、もっと頑張らなあきまへん」と三味線のバチが飛んできそうだ。
ご苦労もあっただろうが、微塵にも出さずいつもビシッと構え弾かれる三味線の音は滝の流れのように激しく、又あるときは小川のせせらぎのように穏やかに私達の心にときめきと勇気をを与えて下さる。素晴らしい、感動の音色だ。
随分休んでお聞きしていない。落ち着いたら行こう。優柔不断な弟子を許してもらおう。姉弟子Yさんのご紹介のお陰でお客さまがたくさん増えた。趣味で知り合えた楽しい方々、有り難う。