スターダムＹＥＡＲＥＮＤＣＬＩＭＡＸ２０１３

メインイベントはスターダムの赤いベルトとJWP無差別級のベルトを賭けた、紫雷イオと中島安里沙の２冠戦。両者とも個人的なプライドと団体の意地があり負けられない。膠着した序盤のグラウンド戦でお互いを伺いすぎたかやや退屈な試合と思ったが中盤からお互いの得意技が飛び合い熱戦にしかし３０分ドロー、中島はさっさとリングを後にした。観客席からは延長コール。イオも納得いかない様子のマイク。ベルトも残ったが無差別のベルトがないことが悔しい。「私だって（延長）やりてえよ。いつでもやってやるよ」そうこうしているうちに次期挑戦者として夏樹☆たいようが名乗りを挙げた。夏樹は米山香織からハイスピードのベルトを奪い返したばかり。イオは「夏樹さんとは赤いベルトを賭けてやりたかったんですよ」と快諾。２６日スターダム３周年後楽園大会の２冠戦が決まった。今大会もタイトルマッチが目白押し。なかでも”たわしーず”が木村モンスター軍からアーチスト・オブ・スターダム（６人タッグのベルト）を獲ったのが印象深かった。岩谷麻優が自らの手ではじめてベルトを巻いた。安川悪斗は余裕で白いベルトを初防衛。次期挑戦者に同期生の宝城カイリを指名。「私のすべてを賭ける」と言ったカイリに対し「簡単にすべてを賭けんなよ。アイドルレスラーのお前には負けない」と放った。世代闘争DX、仙台ガールずの重鎮里村明衣子と高橋奈苗の強力コンビと世Ⅳ虎、花月の越境若手コンビの対戦はもうひとつの目玉カードだったが先輩ペアの貫録勝ち。会場は年末というのに満員だった。