この曲の中に「悲しみなんて殴ってやる」と言う歌詞が出てくるが、数年後TBSで放送された女子プロレスドキュメント番組のタイトルが同タイトルだった。新聞のテレビ欄にまだ若い長与千種の写真が載っていた。
昭和61年組以降はみんな、引退したばかりのジャガー横田コーチに育てられた。93年11月アジャ・コング対工藤めぐみの試合後、私たちこんなに大きくなりました。と言うアジャのマイクに横田は目頭を熱くした。この試合工藤が仕掛けた技がレフェリーのボブ矢沢にあたり失神。それがなければ、工藤が勝っていたかもしれない。
愛称ビッキー。1983年まだブレイク寸前のライオネルス飛鳥を危険な角度からのパイルドライバーで下し、その試合後アワワアワワと手を口にやりインディアンダンスを踊った。とても奇怪だった。ミミ萩原の持っていたオールパシフィック王座に挑戦したが敗退。テレビでジャガー横田と対戦し速攻で敗れたのを見た記憶がある。その時は風貌からして中国系の人だと思っていた。クラッシュギャルズブレイク後は来日しなくなった。
70年代、WWWA世界シングル王者なる。後年マッハ文朱と対戦するために来日した。その美貌は男性客ののハートをつかんだ。母と姉もプロレスラー。
先日書いた1991年呉大会のテレビマッチのメインエベント、ブル中野、井上京子、渡辺智子VSアジャ・コング、バイソン木村、高橋美華の6人タッグ。獄門党とジャングルジャックの抗争中のためど派手な乱闘戦になった。見ものはやはりブルとアジャの肉弾対決。ヒール全盛時代だ！解説のジャガー横田は自分にはないものをこの2人は持っているから見ていて面白いと言った。バイソンが狂いながら袈裟切りチョップを乱打するのが懐かしい。ブルのヌンチャクに対してはトレードマークだったトンファーでやり返す。高橋はジャングルジャックに入ったからといってヒールになったというわけではなく、自分とアジャ、またはバイソンが組んでパワーと得意の立体殺法を合体させて新しいものをと語った。京子は半月板を損傷しながらも強行出場。獄門党ナンバー2の面目を見せた。この中では渡辺は一番下っ端で標的になった。結局この試合は松永高司会長によりノーコンテストとなった。いつも以上に激高した会長だった。