女子プロレスの歴史の中で自分が衝撃を受けたというか、勝敗の結果に驚いた試合がいくつかある。１９８５年の長与千種VSダンプ松本の髪切りマッチ。絶対千種が勝つと思ってたから少しショックだった。次に１９８６年の長与VSレイラニカイのオールパシフィック戦。全女の至宝が海外に流出するなんて。１９９７年、年が開けて早々渡辺智子、前川久美子組が豊田真奈美、下田美馬を降してＷＷＷＡ世界タッグ王者に。前川の信じられないって顔が忘れられない。前年あたりから好調だった渡辺だが世界を獲るとは。２００３年のＷＷＷＡ戦いわば外敵の浜田文子が中西百重を破り一発で赤いベルト奪取。これまた意外な結末だった。他にも色々歴史に残る闘いがあると思う。
１９９１年に獄門党を抜けた長谷川咲恵、ブル中野に恩返しをする時が訪れたのが２年４か月後。ブルの全女イズム伝授７番勝負だった。長谷川はブルから鍛えこまれた基本技でじわじわ攻め込んだ。腕を攻めてラリアットを封じた。そしてソバットを的確に何発も叩き込んだ。ブルはヌンチャクを出した。それは長谷川だからこそ。試合はギロチン一発で１３分４７秒で終わった。一見地味目の試合になった。試合後長谷川は「ガンガン攻めて中野さんに認めてもらうことは簡単だけど」とコメント。ブルは「強くなったな。１００点満点だよ」の言葉を贈った。
クラッシュの頃に出版された本の中で(タイトル忘れた）選手が色々な服を着てメイクして変身する巻頭ページがあった。持ってる人も多いんじゃないかな？当時友達と話したのは小倉って太ももが太いねぇということ。その脚でレッグラリアットが活きてたんだね。膝ではあるが。
ＪＢエンジェルスが着ていた天女風のガウン、山崎五紀の黄緑のものはインフェルナルＫＡＯＲＵが譲り受けて身に着けていた。メキシコでブル中野と合流した時は２人並んでオリエンタルな雰囲気だった。立野記代のピンクのものはどうしたんんだろう？誰かが着たのを見た記憶はないが豊田真奈美あたりが受け継いだらそれこそ飛翔天女だったのに！
２００１年の全女お台場フジテレビでファイヤージェッツとミントシャワーズが復活した。と言っても２組とも堀田と豊田によるもので、ミントでは三田は大会に出場しているのに残念ながらやってくれなかった。さすがにラスカチョでまだ名を轟かせている時だから。曲の後に登場して勝俣邦州にＶＴＲ若かったですねと突っ込まれていたが。ＴＩＭＥＴＯＧＯは売れなかったけれど女子プロファンの中では人気がある。歌詞がいい。豊田が西脇充子役っていうのも興味深かった。井上貴子もデビュー曲奇蹟の扉をブラックジョーカーの風間ルミ、イーグル沢井を従えて久しぶりに披露。当時の衣装そのまま披露してくれた。１９９１年当時２０才だったみたい。ちなみに風間は都会の流星でレコードデビューしていてアイドルだったと紹介されていた。会場から歌ってコールに苦笑。地上波中継があった頃はこんなお祭り企画もあって面白かった。
