ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

3月31日を終えて/恥ずかしがらないこと

2018-04-03 07:12:42 | Weblog

滋賀県高等学校軽音楽クラブ ライブセミナーが終わりました。

現役のプロとステージ立つのは、貴重な
体験だったと思います。初めて、人前で
ソロを弾いたひともたくさんいたと思います。

午前中は、4小節のソロ回し、楽しい時間でしたね。

とっても大事なことなんですが、
ステージに立ったら、恥ずかしがらないこと。

よくよくあの時の自分を振り返って欲しい。
一つの音でも、ソロになることをみんなで経験しました。
3つの音でソロをしてみた。
自由に、4小節を弾く時間もあった。
その時、たくさん音を弾いた
人もいた。

でも「え?え?」とか言って、
1音も出せなかった人もいた。
同じ腕前でも、一生懸命1音を弾いた人もでも、隣にはいました。

よくよくあの時の自分を振り返って欲しい。
あれは、恥ずかしがっている時間だったでしょうか?

あれは、4小節であっても、
あなたのための時間だった。
だったら、とにかく音を出してみるのが、
本当は必要だったんです。

ギターは、あなたが弾かなければ音は出ない。
人はどんな音を出すか、注目していたでしょうけど、
初心者とわかっているあなたに大きな期待はしていない。
できることでいいから頑張れとすら、大体の人が思っています。

ならば、あなたが感じている恐怖は、
自分が産んだまぼろしでしかない。
ミュージシャンのスタートラインにつく前に
守ったのは、あなたのプライド。
それが価値があったのか、よくよく考えて欲しいですね。
そして、僕には象徴的に思えたけど、
みんなに言えること。そして、僕もいつもそれと
みんなと同じように向かい合っています。

だから、厳しく聞こえるかもしれないけど、
責めているわけではないのです。
むしろ、ゆっくり振り返ったら、そんな
自分を自分でゆっくり抱きしめてあげるしか、
今はできないものだと思っています。

さて、だから、恥ずかしがらないこと。
今日の続きにしか明日は来ないから、
3月31日に感じたこと、様々な思いで
振り返って欲しいと思います。

具体的なアドバイスも書いていきたいのですが、
心構えは大事です。
心は実物大で、いつも自分につきまとってきますからね。

まずはお疲れ様でした。楽しかったね。

 

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