ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

ジャズばかりでなく、、

2008-10-31 04:25:26 | Weblog
生徒の皆さん。
結構、最近、理論的な理解の為にもジャズをやる人が増えているのですが、
本当にやりたいことは、なんですか?

それをおろそかにしないように。
僕は、ほとんどのR&Bやブルースのコードワークも教えますし、
リズムトレーニングに近いこともやります。
ずっとブルースのセッションをしている生徒さんもいますし。

単にジャズの先生ではないので、そこんところをよろしく。(苦笑)



ロックやブルースを教える場合、
タッチや音色が重要になって来ます。
構造が、シンプルな音楽だけに、表現力が問われる訳です。
初心者にとっつきやすく、しかし、もっとも難しいジャンルだと思います。
1音で、ソウル、スピリットを感じさせるのが、基本ですから。


ディストーションをかける時のタッチとノンディストーションのタッチは違うと思いますし、
音色のセッティングも非常に重要になってくると思います。

しかし、結局は、ピッキングのコントロールと密接に繋がっているので、
アンプやエフェクトなど音色のセッティングを研究することと
タッチのコントロールは、練習の中で同時に進むことだと思います。

■ディストーションのセッティング
■アンプのセッティング
■ピックの種類の選択
 形状、材質、特に先端の削られ方の角度など
■ピックをあてる向き
 順アングル、逆アングル、平行に当てる
■ピックングする位置
 フロント側かリア側か?
■アーティキュレーション
 表情がつくようなピッキングの強弱、
 H&Pのようなピッキングしないテクニックも
■リズム感 
 グルーブに対する理解、リズムパターンの理解
 タイム感覚

こういうところが、実際の表現では、必要になって来ます。
さて、正直、ジャズでは、こういうことを語る時間がほとんどありません。
なぜなら、結構インフォメーションが多いからです。

しかし、多くの現在ジャズのレッスンを受けている人でも、
普段からこういう問題に目を向けるべきだと思います。

やはり、色んなジャンルを斜めに横断するのは、
何倍も労力がいるんでしょうね。
 




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