ギタリスト岡本博文 生徒諸君!

プロギタリストのリアルな経験談、本音を語って行きたいと思います。

ドリブルして同じゴールを目指すような感覚

2010-09-17 08:13:41 | Weblog
たとえば、一人でドリブルして敵が居ないゴールを
目指すのは、簡単な事。

それは、この歳になれば、
メトロノームで正確に裏を感じて鳴らすのは、
大したエネルギーは要らないのに近いかも。

ところが敵がたくさん居る中で
ゴールしようとすれば、仲間が必要。
そして互いにドリブルし、パスを廻し
ゴールを目指す訳です。

その時、仲間を責めている時間は無い。
一つ一つのプレーを反省している暇はない。
もう一度、やり直しは出来ないし、
まったく同じ状況はやってこない。


これは、音楽にも言えることだと感じるんです。
だから、その場で自分のプレーを後悔するよりも普段が大事。
そして、何よりもプレーに前向きに気持ちをオンにして、
やり続ける事が必要だと思う。

ともすれば、テクニカルな余裕のある人は、
余裕の部分で分析的に考え、プレーする事も多い気がするけど、
そうすると事、音楽に関しては、線の細いものになる気がします。

ゲームの場合、困難は人間が作るし、それがあるからゲームが成り立つ。
音楽も、そういう面との対応そのものが音楽そのものの醍醐味の一つだなあ、
と感じるんです。

今回、素晴らしい仲間とポンタさんと演奏して、
「音楽を演奏する」醍醐味を感じています。
これはね、やっぱり日頃の精進のご褒美だなあと感じるのです。

共演者、お客さん、そしてそれの作り出す見えないエナジーが
あることに本当に感謝する今日。
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