オマエ、どんだけ寂しがりなんだ...

と、他人に言われるけど、みんな同じでしょ?

初めての「山の日」は立山室堂でテント生活!(雷鳥沢キャンプ場) ~ 1日目 [室堂、浄土山、龍王岳、一ノ越、雷鳥沢キャンプ場、雷鳥]

2016年08月21日 09時23分00秒 | いった>山


■日程
0日目: 出発、東京~室堂
1日目: 室堂、浄土山、龍王岳、一ノ越、雷鳥沢キャンプ場 +雷鳥
2日目: 奥大日岳
3日目: 休息日(みくりが池温泉)
4日目: 劔御前小屋、別山、別山北峰 +雷鳥
5日目: 雷鳥沢キャンプ場、室堂、下山


つづき。


初日は立山雄山に向かって右側の一ノ越のさらに右にある浄土山を回ってみようと。

雷鳥沢キャンプ場までいくと室堂から下ることになるので、また行くのに登り返すのがメンドクサイのと、せっかく朝に室堂についたんだから軽くまわってから雷鳥沢キャンプ場まで向かおうという計画。さくっと回って、昼過ぎに戻ってきたら立山そばを食べて、でもって雷鳥沢キャンプ場までいくぞーーー!なんて思ってた。

林間学校やツアー客も、少し歩くプランだと一ノ越から浄土山をまわって帰ってくるなんてのもあるので、よゆーーーかと思ってたのですが、思ったよりきつかったです(汗
ペースがつかめないのと(頑張りすぎてすぐバテて足が止まる)、一気にバスで高度をあげてきているので体が順応しておらず息が切れやすいのと、そもそもふとっちょなのと...ww

とはいうものの、雷鳥にも出会えたし(初体験!)、五色ヶ原も見えたし(いつか行きたい!)、槍ヶ岳(どこからも見つかるね!)もくっきり!とっても気持ちのよい山行でした。

室堂バスターミナルまで戻ったら荷物をピックアップして雷鳥沢キャンプ場まで。下るしちょっとあるんですよね。山の日前日だからそんなに混雑してないだろうとふんで、夕方着けばいいやと思ってたのですが、浄土山で思ったより時間がかかったので、山がすっかり夕焼色。テントを張って、まずは風呂だ!とのんびりつかって(これもよくないw)、生ビール飲んで(ますます時間がかかってるw)、帰ってきたら日没でした。夕食はすっかり暗くなった中で、となりました。

疲れたのもあって、あっという間にテントに転がり込んで爆睡!周囲の声など気にならず朝まで熟睡でした(^^



テント一式の重い荷物はバスターミナルにドロップして、おいし~~~い水をくんで、いざ出発!



遊歩道をずんずん歩いて右に曲がり、一ノ越方面へ進むと、途中で浄土山への分岐へ。写真左の細く伸びているのが一ノ越方面。右側のまっすぐ太い道がこれから向かう浄土山方面。目指す山はその間ということになります。展望台もあるけど、ここからは途端に人が減る(苦笑



少し階段が急になってきて、高度もあがっていく。休憩スペースもあって整備もしっかり。思ったよりピークが高く見えてちょっと焦り始める(笑



コレで見るとよく分かる。今日は下の0.8kmのルートから展望台を経由して、浄土山、富山大学の施設、龍王岳、一ノ越とまわって、祓堂を経由し、室堂バスターミナルへ戻るルート。



展望台までのルートはかなり整備されていたけど、浄土山登山口からは、あれ?やっぱりこういう感じ??(汗
のぼりますかーーー!(全然観光ルートじゃないじゃんとか心の中で文句を言う。誰に向かってって、自分ですが...)









たくさん花が咲いていまして、とっても綺麗です!そんな花を見ながら、写真をとりつつ、それを理由にしっかり休憩!www



段々とキツクなってきて、こんなところをよじ登る感じに。天気もいいし、高度もあって涼しいから気持ちいいですけど!キツイ~~~(ペースがつかめてない)



ついたーーー!一ノ越から雄山までが綺麗にみえる~~~



どこがピークかイマイチよくわからなかったですが、地図的にはこのへんなので、このケルンで恒例(勝手に自分の中でだけ)の足入れショット!



周りをみわたすと、お、槍ヶ岳も見えるじゃん!あっちのほうが綺麗にみえるかなと、稜線の先にある富山大学の施設の方へ向かう。



稜線を歩いて行くと、少しだけ急に下るところがあるのですが、五色ヶ原の方向を見ると切れ落ちてるし、でもその先には雲海が広がるし、綺麗だーーー!




いやー、ホント花が沢山咲いてるな~



なんて思いながら、ふらふら気持ちよく歩いていると・・・・


・・・ん!んんん!??

おおおおおっ!!!



雷鳥じゃーーーん!!!親子じゃーーーん!!!



石の上のったじゃーーーん!!!


大興奮で、あわてて動画撮影。


20160810_1300_雷鳥親子に遭遇_浄土山山頂付近



通りかかった人達も、気付いて何人もカメラで撮影するものの、全く怖がらないというか、逃げませんね。近寄りすぎず、しっかり撮影して、満足満足。初めて雷鳥みましたよ。何度も来てて、何泊もしているのにずっと出会えず、みつけ方が悪いのかと思っていましたが、そういう問題でもなかった模様で、基本は出会える運ですね




富山大学の施設を回りこんで龍王岳側にいくと景色が開けます。



左が龍王岳。ここから15-20分で登れます。遠くに槍ヶ岳が見えます。



雲の切れるのをまって、槍ヶ岳!



さあ一ノ越へ降ります。すっかり時間をくってしまった(汗



やっぱりいろんな花が咲いてます。ほんと名前が一切わからないのが...(涙



みくりが池や、一番低いところには本日からお世話になる雷鳥沢キャンプ場まで見えます!
結構あるな...時間大丈夫かいな(汗汗



一ノ越到着。さすがに平日だし午後だし人が少ないですね。



昨年もこの景色みたなー!ここを歩いて行くと(細くある登山道)黒部ダムまで行けるってことだな。いつかやってみるかー(無責任)



祓堂を通過して、室堂バスターミナルへ



室堂バスターミナルまでもどってきた。最新の山情報や事故情報などに目を通して、安全登山に今一度意識を向ける。
ちなみに期待していた立山そばは既に営業終了... 帰りに食べることにしよう(涙




みくりが池。完全無風で、綺麗に立山三山が湖面にうつった!



血の池。雪が全く残っていない。やっぱり雪が少なかったんだな。



去年(しかも9月のシルバーウィーク)はここに残雪が沢山あったのに、今年は全部溶けちゃってるな~



見えた見えた。雷鳥沢キャンプ場。やっぱりそんなに混雑してない。でも昼に遠くから見たよりは増えたな...(汗



これを下っていく。「行きはよいよい、帰りは~(省略w 」撤収時にはこの荷物もってあがってこないといけないんだもんなー



エンマ台からの地獄谷。硫黄臭がほんとすごい。活動が活発でここ数年近くの道が歩けない。



登山届けとテント泊の料金を支払ってテントタグもらって、設営完了!昨年と同じ場所(完全に一致w)さあ、急いで風呂に行こう。18:30で受け付け終了になっちゃう。

しかしここは水場も近くで美味しい水が豊かに使い放題。トイレも綺麗に掃除されていて(和式だけど)ほんと快適。金沢大学の診療所も開設されているので万一の相談も安心だし。
でもってちょっと歩いて雷鳥沢ヒュッテまでいけば地獄谷から引いた素敵な天然温泉(硫黄泉)に入れて、生ビールもある。まったくもって快適すぐる!!!超お気に入り。あんまり流行って混雑しすぎないようになんてずるい事も思っちゃうけど、それくらいご機嫌です。

◎料金
1泊 500円/人
2泊以上 1000円/人

トイレはチップ制ですが、テント泊料金に含まれています。水も同様に含まれています。
1人いくらというシステムなので1人用テントで3人で3張でも、3人1張でも同様の料金。
2泊以上は同一料金ってのもステキですよね。私は今年4泊しましたが、安すぎるわ~




夕陽に照らされる立山三山と手前に雷鳥沢キャンプ場。雷鳥沢ヒュッテからの撮影



さあお風呂ですよ!18:30受付終了、19:00終了。
あ”~~っ、気持ちよい~~~!!



おふろ出たらこれ!生ビーーール!600円とか山なのに安すぎw みくりが池温泉だと700円なのに!と思いつつ、毎晩ありがたく生を頂きました。
帰りには自販機で500mlのスーパードライを2本ゲットしてテントに戻る。ホントご機嫌過ぎるこのシステムw



お風呂に行く前に給水しておいたご飯を炊きまして...(上手く炊けた



山ではこれまた個人的には定番のマルシンハンバーグを焼いて、ハンバーグカレーに!うましっ!!


ということで、初日は盛りだくさんでしたが、21:00にはテントに転がり込み、疲れて&ビール飲み干した勢いで轟沈!おやすみなさーーーい!




■タイム

10:00 室堂バスターミナル(玉殿の湧水)
10:25 浄土山への分岐(遊歩道)
12:30 浄土山山頂
13:00 雷鳥と遭遇!
13:30 富山大学の施設から一ノ越に向けて下山開始
14:20 一ノ越山荘
14:45 祓堂を通過
16:00 室堂バスターミナル
16:15 みくりが池
17:00 雷鳥沢キャンプ場
18:00 手続き、テント設営、荷開き完了
18:20 雷鳥沢ヒュッテ(お風呂)
19:00 生ビール
20:20 夕食
21:00 就寝




(つづく)