オマエ、どんだけ寂しがりなんだ...

と、他人に言われるけど、みんな同じでしょ?

一ノ沢登山口から「常念岳」に1泊2日で登ってきた!(両親と3人)

2016年08月06日 19時21分13秒 | いった>山


7月の最後の週末に、北アルプスは常念岳(2857m)に登ってきました。
2015年元日の親父の宣言があり、しかしそれが叶わず2016年を迎え、今年こそは!と7月の連休に予定するも、悪天候につき断念。このままいくと、またずるずる今シーズンも逃しそうだなと気になっていたら、天気予報もまずまずということで計画。
さらに母も節目の歳を迎えることもあり、記念の登山となればと元気に行ってきました!

親父のブログにも山行の模様がありますのでよろしければ
念願のの常念岳へ




常念岳(じょうねんだけ)は、飛騨山脈(北アルプス)南部の常念山脈にある標高2,857 mの山である。山体すべてが長野県に属し、松本市と安曇野市にまたがる。常念山脈の主峰。日本百名山のひとつ
Wikipediaより)


諏訪湖から北へ松本の先にある安曇野市あたりから左手に見えるのが常念岳。

今回は「一ノ沢登山口」から登って「常念小屋」まで行き1泊。翌朝「常念岳」を目指し「前常念」を経て、「三股登山口」に降りてくるという予定。
急遽計画した数日前の天気予報では土日ともに晴れ予報だったのに、前日にはなぜか土曜が雨予報に。とは言え雨量も少なそうで風も穏やか、土曜の午後から翌日は晴れの予報だったため、眺望は期待できそうだし、安全面でも問題無さそうということで決行!!

結果的に天気については良い判断でしたが、常念小屋で相談したら「三股登山口」は大変だからやめたほうがいいとアドバイスされ、「一ノ沢登山口」とのピストンになりました。とはいえ、結果的には予想を超えてくだりに時間がかかり、いつぞやの硫黄岳と同様にかなり足をもっていかれそうになりまして(あの時よりはだいぶマシでしたが)、親父が大幅スローダウン。無事下山できましたが、ピストンで良かったと小屋の方のアドバイスに感謝しています。

・・・

さて、ということで、山行の模様。


引用元:http://www.naganoken.jp/mount/chushin/k-alps3/jonendake-map.htm



引用元:http://w1.avis.ne.jp/~nakajima/mapchu/mjyou-ichi.htm


こんな行程でして、結構長いのですが、ほとんどが沢沿いを歩くことになるので水の心配が無いのはよかったです。水の音を聞きながら登っていき、胸突き八丁から一気に高度をあげて、最後のジグザグで「常念乗越」まで。コースタイム4時間半が目安らしいので、まあ私の場合はその1.5倍程度ということで6時間くらいを予定。


引用元:http://www.naobe.com/guide/mitsumata.html


登山口が1260m(山中の案内板には1300mとあるけどどうやら1260が正確らしく、登山口の看板だけ訂正されていたw)から常念乗越が2460mなので今日は高低差1200mを登るという私にとってはかなりハードな山行。ま、のんびり前に進めばいつか届くさと言い聞かせながら、登山届けを提出していざ出発。

※平成28年7月1日から長野県内の指定登山道を通行する際には、登山届けが義務化されました



安曇野ICから1時間程度で「一ノ沢登山口」。途中の山道で猿に出会う。まだまだ民家が多いところなのに、なんでこんなに下まで降りてきたんだろう。住人は迷惑してるだろうなぁ...




雨がぱらつく「一ノ沢登山口」。沢の水ですが水場もあり、トイレもあり。自販機もありますが、朝のウチしか小屋が空いていないのでその時間限りです。あしからず(下山してきた時間には空いていなかった)。登山届けを提出して、しっかり準備運動して、いざ出発!



8:00am 出発です!



30分足らずで山の神。頭を下げて安全山行をお祈りして通過。





こんな感じで支流を越えたり。この後川幅が広くなったりして何度も渡っていくことになる。



最初の沢らしい沢を越える。雨で水量が少し多めですが、落ち着いて渡れば何の問題もなし。



「あれーっ、崩れてるよ~」なんて思ったら、沢沿いに別ルート整備されていてホッとする。間違って登らないように先行者がこっちだよと手を振ってくれた。優しいな~、山はいいよなー。みんなで安全山行!



大滝のすぐ手前の河原で休憩。みんなも荷物下ろして休憩していた。水が冷たくて気持ちいい!雨でも水は綺麗そのもの。



さて、大滝を元気に出発。まだまだ先は長い。



途中でまた沢を渡る。沢でみんな休憩というスタイルみたいですね。気持ちいいし、間隔も短くてご機嫌です。



笠原沢で持参したおにぎりをひとつかじりながら休憩。お腹空いたー!うましっ!!ランチは最終水場までお預け!



汗だくのタオルをじゃぶじゃぶしてから顔(と頭)をふくと、超キモチイイ!!あんまりやりすぎると、沢の水冷たいので、体冷えます(笑



さて出発!残り2.2km。半分は過ぎた!けど、距離的にであって、実際はまだ中盤ですな。


笠原沢まできておにぎり食べて休憩。お腹空いたのもそのはず。もう11:30。3時間半が過ぎているし、高度も600mあがってきた。汗がすごい勢いで出てくるけど、雨のおかげで暑くもなく、沢の水のおかげでタオルはすぐに冷たく洗えるので気持ちいい。
ここから胸突き八丁となり、危険箇所も多いとのこと。実際に歩いてみるとしっかり整備されていて(感謝!)、雨で足元が心配だったが実際は不安は全くなし。事前情報で構えてたのもあって拍子抜けしました。
最終水場でランチをとって、最後のジグザグ登坂。ここがきつかった~~~。第一ベンチまで遠いこと遠いこと。第三ベンチまでついちゃえば、あとは乗越でくつろぐ人の声も聞こえ始め、ゴールまで一気にいけます。
あ、そうそう。小屋でも水は手に入りますが、宿泊者以外は200円/リットルとかなので、最終水場で汲んでいくと良いです。




幅が狭くなってきた沢を登っていく感じに。



ここから胸突き八丁。階段などしっかり整備されていて雨の中でも安心でした。(降りは少し気になるかも)



一気に高度があがるので、これまで歩いてきた沢がよく見える。おお-!結構登ってきたな~(気持ちいい)


で、ここから最終水場までは、花が多いこと。綺麗です。とっても綺麗で写真をパシャリとしながら実は休憩している説...(汗
でも、ホントに綺麗ですので、ここは花に目をむけて歩くと気持ちよいですよ~

















最終水場到着!ランチだああああああ!



やっぱりコレっしょ!ww当然BIG!! どうして山でのカップラーメンは最高なんだろう!!!うまーーーいっ!



さて、しっかり食べて、休憩もしたので、行きますか-!(冷たい水も満タンに1.5Lくんだ)



最終水場では、コソッとコップがおいてありました。何人か寄って行ってるから何してるのかとおもったら水飲んでたのね。



最後のジグザグ。ラスト区間だー!



第一ベンチ。うー、やっぱり登るなー(あたりまえ)。あと800mかー、頑張るぞー!



第三ベンチキターーー!あと300m!これはもうすぐだ!(ちなみに第二ベンチから第三ベンチまでは近く感じました)



おお、開けてきて常念が見えるじゃないかーーー!(翌日これが偽ピークだと知る...)



ついたあああああああああああああああああああああああああああ!!!曇天だけど気持ちいいぞーーー!!!



(自分の中では勝手に)恒例の足かけショット。おりゃーーー!来たぜバカヤロウっ!(何に怒っているのか不明w


と言うことで、最後の登りは無言になりながら1歩1歩足を進めてなんとか登ってきました。常念小屋で手続きして、部屋を割り当てられたので行ってみましたが、「今日は布団1枚に2人の割り当てです」と冗談みたいな事言われて、まさか~なんて思ってましたが本気でした(富士山の8.5合目小屋以来のすし詰め)。
ということで、荷物を置いて、外へご褒美のビールを飲みに。ジョッキグラスで飲めるということで、800円もする高級生ビールとつまみを買い込んで外へ。ベンチがあったけど、既に先客が盛り上がっていて場所ナシのため、適当な場所で宴開始。



ピリ辛のメンマがうまかった!いやー、山でのむご褒美ビールはたまらんっ!!!



おつかれちゃーーーーん!!!



その後、700円のアサヒスーパードライ500mlを2本買い足し、さらには親父が定年の時に東京オフィスの方々に記念に頂いたスキットルに入れてきたカナディアン・クラブ(これまた叔父に頂いたプレミアモノらしい)まで綺麗さっぱり飲み干しました。疲れたし、酔っ払ったし、あー、気持ちよい!!






夕食は4回転していた模様です。300名が宿泊と、ホントにすし詰め状態の小屋でした。部屋の扉をしめて消灯したものの、2時間もすると暑くなって目が覚める。廊下の明かりが気になるけど、みんな暑くて起きてきたので全開に。30分くらいで一気に涼しくなって、なんとか寝付く。同室の方のいびきというか無呼吸症候群なのがホントに大変そうで、寝付けない人も多かったそうです。私は涼しくなったら寝ちゃいましたけどね。疲れてたもん。

そんな1日目でした。


■行程

8:00 一ノ沢登山口
8:25 山の神(鳥居)
9:30 大滝手前の河原 着[小休憩]
9:45 大滝 発
11:30 笠原沢 発
12:35 胸突き八丁
13:15 最終水場 着[ランチ]
13:50 最終水場 発
14:15 第一ベンチ
14:50 第三ベンチ
15:15 常念乗越 着

小休止沢山+ランチ休憩30分を含めて、7:15 の道のり。

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