オマエ、どんだけ寂しがりなんだ...

と、他人に言われるけど、みんな同じでしょ?

ということで、お疲れ様でした&ありがとうございました

2009年09月20日 02時25分29秒 | 父親のリタイアにあわせて
父のリタイアにきっかけをもらい、少し自分の親について考えてみたのですが、ひとまずこのくらいで。


もらったメールに「38年勤めてきた」と書いてありましたが、まだ私は15年。折り返してもないのかーなんて思いました。



一家の大黒柱として、何不自由なく育ててもらったと感謝しています。

小学生のころ、親父が「家族会議をやる」と決め、月に一度開催されていました。毎日仕事で遅くなっていた頃(午前様続きだったらしい)でしたが、必ず8時に一度帰宅し、家族会議開催。その後私は寝てたので知らなかったですが、また仕事に出かけて行っていたらしいです。

ここ数年の親父との会話で「家の事は何もしなかった」という話を聞きますが、放置されたとは全く感じてないです。言われてみれば、毎晩家にいなかったようにも思いますが、色々書いた通り、あれこれ印象に残っています。


良いときも、悪い時も、色々あったんでしょうが、会社の事情を家族に持ち込むことなく、「父親」であったと思います。


ありがとうございました。



さらに、オフクロにも感謝です。

最近の親父との話によれば、ずっと家のことは一切お袋に任せてたのは事実だろうし、それでも寂しさなど感じた事は一度もなく、楽しい家族であり続けたとおもいます。周囲からも仲が良い家族だとよく言われますが、わたしも本当にそう思いますし。特にこの点は、ひとえに、オフクロのおかげだと思います(^^

こちらも、ありがとうございました。




「リタイアしたら、遊ぶんだ!」と、つまり毎日が例の休日モード全開でいくということだと理解していますが、元気なウチに徹底的にやりたいことやってください。2人で元気に飛び回って、思いっきり楽しんで下さいませ。






しつこいですが、もう一度。

ありがとうございました。そして、38年間、お疲れ様でした。








・・・・・


あ、花くらいおくれば良かったな・・・



おやじはいいかげん

2009年09月20日 01時58分00秒 | 父親のリタイアにあわせて
父のリタイアにきっかけをもらい、少し自分の親について考えてみる続き。


いろいろ良いこと書いてきたので、少し落としておきますw



おやじはいいかげんです。
2つトピックスを。




まず1つめ。「ウォーキング・ディクショナリー」発言。

小学生高学年くらいになって、色々学校で勉強してきたことを楽しく親に話し、あるいはわかんないことを親に聞いたりすると、あれこれ教えてくれた。特に親父はあれこれよく知っているなと思って、「お父さん、よく知ってるね」なんて言ったら、得意気な顔をして「まっかせなさーーーい、ウォーキング・ディクショナリーと呼びなさい(笑 」なんて発言がよくあった。

まぁ、楽しい家族なので、食事しながら良く食べ、良く話し、良く笑ってましたが、その中の会話としてよくあったなーなんて印象。


しかし・・・


私が高校生、大学生になったらとたんに言わなくなってきたじゃないか!!!(笑


・・・

なーーーんて話を、先日親父としたら、「そんなもん、あたりまえじゃないか(笑 」と開き直ってました
まぁ、私も親父の子ですから、今自分の子供たちに、調子に乗って同じ事いってますけどね・・・





2つめ。「海外なんて。日本に良いところ沢山ある」発言。


私はかなり早くに海外旅行経験を持っています。小学生の時にバンクーバーとロスに行ったのが初めて。夏休み全部つかってロス五輪の年に行きました。その後も高校生の時にバンクーバーに行ってますし、もちろん両方とも家族旅行です。
最初のときなんて、カナダドルが240円くらいしましたし、米ドルなんていくらだったんだろう。300円とかだったりしたかな(怪しい)?飛行機だって、喫煙席があったの良く覚えてます。小学生ながらにこんな機内で分けたって意味ないじゃんって思ってました。

そんな家族なんですが、私が大学生くらいまで、親父はずっと「海外なんて。日本に良いところ沢山ある」って言っていました。もちろん全否定ではなくなので、海外旅行も行ったりしてたんですが。


それが何をきっかけにか全くわかりませんが、今ではそこらじゅうに行くようになり、油断していると日本にいるのかいないのかわかんないような状況。年に一度の海外旅行なんてレベルじゃなくて、ホイホイ行ってます。

ネパールいったりイタリアいったり、記事がうまく分類されていませんが、ブログにも沢山あがっています。




あれだけ強く主張してたのに、どこいっちゃったんですか?あの主張わ!!!




ま、楽しそうなんで、なんでもいいんですが、おやじはいいかげんです。




(続く)

おやじの休日観

2009年09月20日 01時39分30秒 | 父親のリタイアにあわせて
父のリタイアにきっかけをもらい、少し自分の親について考えてみる続き。


仕事に話がふれたので、今度は毛色を変えておやじの休日観について。


経営者だしあたりまえですが仕事中心で生きてきた親父について、変わってるなーと思うのが休日観。


「休日 = 休み = ゆっくり体をやすめる」だと思ってる私なのですが、どうも親父は違う様子。休日になると、「○○へいこう!」「○○しにいこう!」と朝から元気。歳のせいもあるかもしれませんが、5時くらいから起き出して、元気いっぱいです。(平日そんな早起きじゃないのにですよ・・・


 休日はリフレッシュするためになんかする


というのがルールになってるかのような動きです。


親父のブログを見て頂くと分かるとおもいますが、ホント、よくあちこち行きます。ブログにあがってないのも沢山あるだろうから、実際はものすごいかと。。。

学生時代から山登りが好きで、老眼で細かいのが見えなくなるまでは釣りにもよく連れて行ってもらったりしてたし、あまりアウトドア派ではない(確実に都会派)母をすっかり巻き込んで、いまでは2人で楽しくどこまでも行っています。面白いなぁ。



む・・・


でも、私が小学生のころは、おやじも日曜の朝は寝てたな。若い頃から歳とっていくなかで、段々変わってきたのかな。



よくわかりませんが、おはじの休日観は変わってます


(続く)


おやじの教えですごく助かってること

2009年09月20日 01時08分25秒 | 父親のリタイアにあわせて
父のリタイアにきっかけをもらい、少し自分の親について考えてみる続き。


私が今仕事しているのに、とっても役立っている、おやじが教えてくれたこと。

「人と対峙するのに効率を求めるな」




3年前くらいに、なんかの流れで親父にこんな相談をした。

「部下が3人くらいだったら、なんとか面倒みれるけど、30人になったら全部みきれない。もっとカロリーかけて話さないと部下をひっぱっていけないのに、自分の時間は1日24時間に限られている。部下の数が10倍になったら、単純計算で一人あたり10分の1しか時間を割くことができないが、どうやってやったらいいものか」

私が期待していた回答は、なんかのテクニックやら、スキル、あるいは「間に優秀な部下を置いてうまくやるんだ」なんて話だった。



が、親父の回答は違った。

「そういう計算は間違っていないし、いろんなことをそうとらえられるのは良いことだ。しかし、自分の経験からすると人と対峙するのに効率を求めて良い結果になったことは一度もない。今、目の前にいる人に、その時自分がかけられる最大限の努力をするこが大事なんじゃないか。相手は人間。効率を求めたような人の話なんて何も残らない(伝わらない)。」


・・・・・


すっきりした。



以来、部下とのコミュニケーションに、この手の悩みを持ったことはない。本気で勝負するしかない。部下といっても、私より能力高いところ沢山ある奴らばかりだし、効率なんて言った自分が間違ってた。



ふりかえって、おやじのコミュニケーションはいつもそうだったように思う。ハタチを過ぎて親父の会社の人の飲み会に混ざったり、あるいは親父の仲間の方々と一緒に飲んだりすることがチラホラあったが、いつも親父は全力で絡んでいた(笑 
若い社員に、上からではなく横から、でも徹底的に絡む。相手がしつこいなーーーと思っても一切お構いなし。得意のしつこさで無限ループ攻撃。あそこまで行くと、大したもんだ。

そういうスタンスでやってきたから、沢山の人に愛されてるんだろうなーなんて思いました。



もちろん、「おやじ絡みすぎ」と思う、もうひとりの私がいるのも事実ですが・・・



(続く)


おやじの20年越しの有言実行

2009年09月20日 00時29分11秒 | 父親のリタイアにあわせて
父のリタイアにきっかけをもらい、少し自分の親について考えてみる続き。

「おやじはしつこい人」という流れから、感服したことをひとつ。


20年越しの有言実行について。


我が家には家業があって、祖父の代からやってきている。父の兄(私から見ると伯父さん)が社長を引き継ぎ、父と二人三脚でやってきたが、高齢と体調を理由に、父が社長を務めるという流れであった。

私が高校生くらいで、少しまともな会話が出来るようになってきた頃、「大学進学するのか、働くのかどっちだ?」なんて話(そういえば、一応進学校に行っている私に真顔で聞くような父だったなぁw)から、いろいろ仕事のことを教えてもらったりしている時に、

 「オマエはウチの会社に入らなくて良い」
 「一族が社長をやる(一族だからという意)というのは変えなくては」

なんて考えを聞かされた。「一族だから部長になれ、役員になれるということだと、社員は結局上にいけないのかとモチベーションがあがらない。家族企業でやってるレベルはもうとっくに超えているんだ」なんて話であった。確かに家族を入れれば1000人近い方々の生活を預かっている規模で、この考え方は高校生ながらに良く理解できた。


その後、私は大学へ進学したが、4年して就職という時に親父に相談しても、「ウチに来い」とは一度も言わず、また、社会人になってからも、節目節目で私から「息子(私)にあとを継がせたいと思ってるなら、そろそろ言ってくれ(業界変わるなら若いウチが良い)」と聞いたりもしたが、結局今日まで、ただの一度もそう言われることはなかった。変わらず「一族がはびこるのは良くない」という話は何度もされたが。。。

他方で、伯父の息子(私からすると従兄弟)は後継者として勤めており、どうやら伯父と父では、そこらへんの考え方が微妙に違うようだということを、その頃から感じるようになった。




そして、父のあと社長を継いだのは、「生え抜き」の方である。一族ではない。もちろんずっと伯父や父と一緒にやってきた方で、近しい方であるのは事実だし、その次は従兄弟になるのが既定路線ぽいように見えるが、それでも、一族ではない方が社長を務めていることに驚く。

田舎の企業で、それでもある程度の規模の会社だし、あれこれしがらみ沢山でやってきたことから、人事を発表した際には、取引先やら銀行やらなどから色々あったように聞いた。きっとそんな声に対しても、事前・事後とあれこれ対応してやってきたんだろうなぁと思っている。





最初にその話を私が聞いてから、ちょうど20年たったときの出来事でした。

その間ずーーーっとこの想いを実現するために、ひたすらにしつこく準備をしてきたんだろうなーと思っています。



おやじの仕事関連で、一番感服したのはこのことでした。



(続く)





おやじは「しつこい」人

2009年09月20日 00時13分22秒 | 父親のリタイアにあわせて
父のリタイアにきっかけをもらい、少し自分の親について考えてみる続き。


おやじはしつこい人


私が小さいころから、日曜であれなんであれ、「朝はちゃんと起きろ」と部屋におこしにくる。
中学・高校生くらいになるとあれこれ増えてくるから週末の朝くらい寝たいのだが、これが受入れられない。



朝になると親父が起きて、私の部屋のドアを「ドンドン」とたたき、「朝だぞ、おきろー」と一発目。

こっちは眠いしうるさいなーくらいに思って無視。親父もそのまま立ち去る。



しばらくすると、また親父がやってきて「ドンドン」とドアをたたき、「おーい、起きろ、朝だぞ」「おいっ、聞こえてるか」と、返事するまで止めない。

しょーがないから、「あ”-」とか「う”-」とか適当に返事をして、とりあえずしのぐ。



当然起きないから、しばらくすると親父がまたやってきて「ドンドン」と強くドアをたたきながら、「朝だぞ」「起きろ」の無限ループ。

また適当に返事をするものの、親父もそれじゃ許してくれず、しょーがないから少しだけ体を起こして起きる様子をみせることになる。


・・・・・


まぁ、このあとまた寝て、また起こされを繰り返すわけだが、おきるまでやる。ほんとにしつこい。

ただ、今思ってみると、叩かれたり、怒鳴られたりというのは無かったように思う。ただ、ただ、ひたすらにドアを叩き、「おきろ」の繰り返し。



私も子供が生まれ、親になってみて思うのは、よく堪えてたなぁということ。子供は言うこと聞かないし、ついつい怒鳴ったり、手が出たりするのだが、あまりそういう印象はない。ひたすらに「しつけーなぁーーー」と思わせて、こっちが根負けするまでやる。




経営者として無事リタイアまでこれたということをもって、一定の成功を収めたとすると、その要因の大きなひとつに、「しつこさ」があり、表裏で「忍耐力」があったのだと思う。


ということで、私のおやじはしつこい人です



(続く)



おやじ、ありがとう

2009年09月19日 23時59分04秒 | 父親のリタイアにあわせて
父からメールが来ました。

> 家族の皆様
>
> かねてお知らせしていたように9月20日をもって、非常勤となります。
> 文字通り、ハッピーリタイアーとしたいものです。
> 家族の皆さんの支えがあり、38年間まずまず勤めを果たすことが出来ました。
> (以下続く・・・)

38年間の勤めを終え、ついにリタイアしたとのこと。


定年がある立場でもないし、その気になればまだまだ続けられるのだが、ビシっと辞めたのに驚いた。

なんやかんやと言って、景気も悪いし続けるんじゃないかと思ってたりもしたので。。。




振り返ってみると、親父は決めたことはしつこくやる人間だとおもう。

うん、私の父は「しつこい人」だ。


いろいろ思ってきたので、乱文きにせず、親父について思うことを次々エントリーしてていくことにします(苦笑




とりあえず、親父、38年間おつかれさま。そして、ありがとう。


このあと続けて書きながら色々考えることにします