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鬼鎮神社の節分祭

2020-02-24 17:30:45 | 旅行

 武漢ウイルスのことを書くのに時間を取られてしまい、鬼鎮神社の豆まきを書くのが遅くなってしまった。これでは、「今頃に」と「鬼に笑われてしまっても仕方がない。しかし、珍しい神社のことなので、ここに書いておくことにした。

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 埼玉県比企郡嵐山町に鬼鎮神社(きじんじんじゃ)という「鬼を祀っている」神社がある。あの「赤鬼」と「青鬼」である。凡そ、「鬼」と言えば「悪い奴」とされている。これが神様として祀られているとのこと。このような鬼を祀っている神社は、青森県弘前市の鬼神社、福岡県添田町の鬼神社、大分県天満社の鬼神社とのことで、関東圏では唯一、この鬼鎮神社である。

 このことを知って「これは珍しい」と考え、さらに筆者宅から車で1時間弱でもあり、節分の豆まきを見に行った。

 鬼鎮神社 拝殿

それでも境内には大勢の人が詰めかけている。内部は下の写真の通りであり、多くの神社と同じように見える。

 神社の内部

神社の表には、鬼にちなんでこん棒が奉納されている。

 奉納されている「こん棒」

 その脇の、絵馬掛けには、何種類かの絵馬が掛けられていた。

また、境内とそれに続く道には屋台も出でいて、「お祭り気分」を盛り上げている。

 このような雰囲気を楽しんでいると、豆まきの30分前頃から、豆まきの舞台の前に人が集まり始めた。集まった人数は500~600人であろう。筆者は、幸いに気付くのが早かったので、割と前に立つことができた。その時である、参道に「鬼様」が入ってきた。そして、鬼様が神社に入り、豆まきの舞台に登場した。鬼様に続いて、地元の何かの役にある人であろう。続々と続く。総数20余名である。

中央やや右に赤鬼

そして、豆まきである。

豆まきは、大豆は当然として、ミカンや饅頭、神社暦などが投げられた。これらを受け止めて戴いた。

そして、筆者は、確かに赤鬼に豆をぶつけられた。顔に当たると、少しだけ痛い。しかし、これで、悪気が払われたと勝手に理解して、少しだけ清々しい気持である。

豆まきは、少しの時間で終わった。見ていると、鬼様と舞台の上にいた人々が退場する。そして、神社の横では、鬼様が大サービスで、写真撮影に応じていた。

赤鬼と青鬼が、写真撮影のサービス

 帰りがけに、神社で売っていた「こん棒」を買ってきた。因みに、もっと大きな、重いものもあった。

 

 そして、人々の帰りに合わせて、今年は良いことがあるだろうか? などと思いながら帰宅した。

鬼に豆を「ぶつけられる」などは中々経験できないことである。なかなか面白い一日であった。

 なお、駐車場は神社から離れた場所に、臨時駐車場として用意されていた。



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