東京の田舎から

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週刊ポストの特集記事・・・“作家ら”による言論封殺・未遂?

2019-09-05 15:48:05 | 時事問題
 週刊ポスト 9月13日号 に、「韓国なんて要らない」との特集記事が掲載された。この記事に対して、「『ヘイトスピーチでは』との怒りの声があがっている。」として、ハフポストの日本語編集部が、文書で週刊ポスト編集部に取材したとのこと。これは、テレビのニュースでも報じられていた。

 筆者は、最初にテレビのニュースでこのことを知った。そして、「米国のメディアで報じられるとは」、「どんなヒドイ記事なのか」と、早速、週刊ポストを購入して読んでみた。その感想は・・・「は ?! これが?」である。
筆者の感想は、この程度の記事は他の、保守系と思われる月刊誌等では「当たり前」に書かれている内容である。米国のメディアが騒ぎにして、発行元の小学館に対して天下に「謝罪」させるような内容では全くないものである。

 すなわち、韓国のしている、国際法・国際条約を無視した行為や日本批判の攻撃、ヘイトが頻発している。日本政府は、韓国の要求・言うことについて、国際的な手続き、すなわち、法の支配の原則に則って解決しようとしている。しかし、韓国からは、論理的でない主張ばかりを繰り返されている。そして、更に、韓国政府が国民を煽り、煽られた国民が「その気になって」の、余りの反日運動の高まりがある。
 このような状況に対して、仮に、日本が韓国と断交したらどうなるかをシミュレーションしたものである。このシミュレーションでは、軍事、経済、スポーツ(東京オリンピックについて)、観光、芸能、囲み記事として「文大統領の竹島上陸」について述べている。
 その結果は、何れも、「韓国が困っても日本はさほど困らない」というもので、公開されているデータと併せて評論家などの見解を紹介しているものである。

 次に「PART2」として、「怒りを抑えられない『韓国人という病理』」と題して、韓国の新聞である中央日報に掲載された内容を中心に解説している。この中で、日本でも知られている、韓国人の所謂「火病」と、「突然にキレて、怒り出す」のとは「違う」などとの解説がされている。これも、韓国の新聞の記事を元に、実際に起きた事件などと併せて、日本人では想像できない事件が起きることを説明しているだけである。別段、珍しい内容でもなく、ましてや、騒がれるような内容、ヘイトと取られるような内容ではない。
週刊ポスト 9月13日号

 しかし、日本では、韓国は、北の将軍サマと並んで「偉い」のである。すなわち、
 韓国から日本への「ヘイトスピーチ」は、それが、国家ぐるみであっても、日本では問題にできない。すなわち、韓国からの日本攻撃、ヘイトスピーチは「やりたい放題」である。そして、韓国からのヘイトスピーチで、日本は実際にカネを毟り取られたり、国際的な名誉を貶められている。それは、ヘイトと言うよりも、強請り、タカリである。
 ところが、日本から韓国に対しては、自由な発言ができない。すぐに「ヘイトスピーチだ」とされてしまい、何らかの形で言論が規制されてしまう。ヘイトスピーチ」という言葉は、日本人の自由な発言を封じるためのコトバである。
 それに対して、
今回、「ヘイトスピーチだ」と声を上げた作家たちは、今まで、日本が攻撃されてもダンマリであった。おかしいではないか。
 このようなことが続いた結果、「韓国との断交も有り得る」と考える日本人が増えているのではないだろうか?  謂わば、今回のシミュレーションは韓国に対する警告でもあったと考えられる。

 なお、ハフポストによれば、今回、声を上げた作家たち4人のうちから、抗議の意思表示として「小学館の仕事はしない」とか、週刊ポストの「執筆は取りやめる」との宣言があったとのこと。日本に「作家」は何人いるか知らないが、たったの4人である。何故、そんなに大きく取り上げられるのであろうか? 不思議なことである。

 声を上げた作家の一人、Y女史は「日本で暮らす、韓国・朝鮮籍の子どもたち、日本国籍を有しているが朝鮮半島にルーツを持つ人たちが、この新聞広告を目にして何を感じるか、想像してみなかったのだろうか?」と批判しているとのこと。
 このY女史はWikipediaによれば、在日韓国人の作家・劇作家とのこと。韓国の立場での批判である。しかも、広告段階で批判していることになる。

 しかし、この台詞は、そのまま、韓国・Y女史にお返ししたい。
すなわち、朝日新聞が作話師の吉田清治と組んで、捏造して作り上げた「従軍慰安婦」、後に「日本軍性奴隷」に進化、の悪評は「事実」とされてしまった。そして、米国にまでその話は広げられている。その手段として、韓国は、これを象徴する「少女像」を米国に建てている。
 その結果、米国在住の日本人の子ども達は「虐めに遭っている」との報道があった。こちらは、捏造された虚偽のことで「ヘイト」されて虐められている。Y女史は、日本の子ども達のことは考えなかったのであろうか?
 今回の週刊ポストの記事は、事実と、それにより、考えられることを解説しているに過ぎない。
 この他に、ハフポストに掲載されている「作家」3人についてWikipedia で調べて見ると、一人は、両親は韓国人で、本人は日本国籍を取得した日本人とのこと。残りの二人についての国籍は不明である。

 さらに不思議なことは、仮にも、言論界・言論空間で活動している「作家」であれば、米国のオンラインメディアを利用せずに、堂々と日本の言論界で対抗すべきであろう。これを米国メディアで報じたのは、外圧に弱い日本人の特性を悪用した、汚い手段と言わざるを得ない。しかも、Y女史は「広告段階での批判」である。

 さて、今回のことを報じたハフポストとは? とその正体を知りたくなった。
この疑問をWikipedia で見ると、「ハフポスト日本版」とは、朝日新聞社との合弁事業で行われており、「執筆は朝日新聞が担当している。」とのこと。
 何と、また、朝日新聞である。従軍慰安婦事件を捏造して、日本国と日本人の「名誉と誇り」を貶めた、あの朝日新聞であった。朝日新聞は性奴隷の捏造を白状した後も、反省も謝罪もしない、反日に凝り固まった新聞社である。今回の「謝罪」と題する記事は朝日新聞が書いたのである。

 一方、週刊ポストは、謝罪するような記事は掲載していない。言い掛かりである。謝罪するべきではなかった。これを既成事実として、利用されないように充分に注意する必要があろう・・・と、書いていて、「ふと」思った。確かに、ハフポストには「謝罪」と書かれているが、本当に「謝罪文」を出したのであろうか?
 インターネットで探したが、「謝罪」との報道ばかりで、週刊ポストからの直接の謝罪文は見当たらなかった。
 そこで、ハフポストの記事をよく見ると、週刊ポスト編集部からハフポストに寄せられたとされる、メール回答の全文が掲載されている。これが「謝罪」の内容なのである。
 以下にこれを引用して転載する。

- - - 以下、引用 - - -

 弊誌9月13日号掲載の特集『韓国なんて要らない!』は、混迷する日韓関係について様々な観点からシミュレーションしたものですが、 
多くのご意見、ご批判をいただきました。なかでも、『怒りを抑えられない「韓国人という病理」』記事に関しては、韓国で発表・報道 された論文を基にしたものとはいえ、誤解を広めかねず、配慮に欠けておりました。 
お詫びするとともに、他のご意見と合わせ、真摯に受け止めて参ります。 
(『週刊ポスト』編集部)

- - - 引用終り- - - -

と、いうもので、「お詫びするとともに」は、「日本的な表現で、相手に対する気配り」から来る、言い回しであり、積極的な「お詫びではなく」社交辞令のコトバである。これは、厳密な意味での謝罪のコトバではない。例えば、「ちょっと、それ取ってくれる」と頼んで、受け取るとき「すみません」と言うようなものである。従って、これをもって、「謝罪」と「大喜びで」見出しにして報じてしまうのは、拡大解釈であろう。
 本当の意味は、このメールの末尾に書いてある通り、「他にも、賛否の意見がある」、これらと比べて「真摯に考えていく」と回答したものあろう。週刊誌は、この程度のことで、「積極的な意味でのお詫び」をしてはならない。これは、「積極的な意味でのお詫びではない」し、その通りであると信じたい。
 積極的な意味での「お詫び」をしてしまったら、完全なる言論封殺となる。であるから、本稿の見出しは、「未遂」としたものである。
 今回、この記事が「ヘイト」であると文句を言った人たちは、日本に対するヘイトをどのように考えているのであろうか?

 再度言う。週刊ポストは、謝罪するような内容の記事は掲載していない。今回の記事は、韓国という、論理的行動をできない国家の一端を、判りやすく示してくれたものである。今後、更に深く掘り下げた記事の掲載を希望するところである。